慢性的に便秘状態で過ごしていると、平気で1週間くらいそのままにしてしまう人が多くいます。

 

食べたものが、1週間も体内にあると考えると、異常だとは思いますが、便意を感じないので、結局そのままにしてしまうのです。

 

そして、毒素が溜まりガスが発生して、腹痛や膨満感によって辛くなると便秘薬を飲んで、何とか排出している人が多いのです。

 

中には、便秘薬が効かず、常に腸に便が詰まった状態で、1回に1~2割ほどの便をやっとの思いで排出することを繰り返していると言う人もいるのです。

 

便秘は腸の病気です。繰り返す場合は、病院で診察を受ける必要がありますよ。今回は便秘について細かく解説していきましょう!

 

 

 

便秘は何日くらい続いたら病院にいくべき?

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便秘とは、3日続けて便の排出がない場合を言います。たったの3日? 慢性的に便秘を繰り返している人にとっては、3日なんて、まったく気になる日数ではないでしょう。本来なら、1日に1回~2回は便の排出があるものなのです。

 

それが、3日も出ないなんて、便秘を起こしていない人からすると、考えただけでもお腹が痛くなるような事態なのです。どうして便が出てこないのでしょうか。それには、いくつかの原因があり、個人個人で違うのです。

 

  • 弛緩性便秘

これは、日本人に一番多い便秘です。1週間くらい出ないことが多く、やっと便意を感じた時は、水分の無い、硬い便になっているため、かなり頑張っていきまないと排出できません。

 

  • 直腸性便秘 

仕事がら、便意を我慢する人に多く、直腸→大脳→肛門筋弛緩となるはずの直腸反射が鈍くなり、便意を感じなくなってしまう便秘です。便秘薬を常用している人にも多くみられます。

 

  • 過敏性腸症候群(痙攣性便秘)

この便秘は、ストレスが原因で起こります。過敏性腸症候群便秘型と言われ、ほかに下痢型、ガス型があります。食事を摂ると、胃痛や腹痛が起きることが多く、痛みが怖くて、食事が苦痛になることがあります。

 

  • 症候性便秘

これは、原因となる病気があるため、便秘が起こっていますので、大元の病気を治療する必要があります。

 

また、日本人の腸は、ねじれていることが多く、その部分で詰まりやすいため、常に気を付けていないと、安易に便秘になりやすいと言えるのです。始めて便秘が起こった人は、1回だけでは病院にいくことは考えないかもしれません。数日たって、排便があれば、それで改善することも大いにあるためです。

 

病院に行くべき便秘とはどのようなものなのでしょうか。

 

  • 毎回、便秘薬で排便している
  • 毎回、1週間以上出ない
  • 毎回、激しい腹痛が伴う
  • お腹にガスが溜まり、苦しい
  • 排便のたびに出血する
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 常に、残便感がある

 

上記のような状態が一つでも当てはまるようになったなら、病院へ行くことを考えてください。上記以外でも、3日出なければ便秘と言えますので、辛いと感じたら病院に行きましょう。自分が便秘を起こしている原因を調べてもらい、それを知ることで改善方法がわかります。

 

便秘で受診するなら、便秘外来!

以前は、便秘で病院へ行くとなると「内科」「胃腸科」または「肛門科」でしたが、今は便秘外来を置いている病院が増えました。

 

今までの診察では、「食事療法」が主流で、どのタイプの便秘にも同じ治療がなされていて、まったく改善しない結果に終わることも多々あったのです。そのため、苦しむ人が多くいるわりには、なかなか改善できないと言う状態でした。

 

便秘外来は、その便秘がどこから起こる便秘なのかと言うところから診察し、改善に向けて治療していきます。便秘は、誰しもが安易に起こしやすい腸の異常ですが、薬で治療する病気とは違い、その治療は簡単なことではないのです。

 

食事療法でも、以前は「便秘を改善するなら食物繊維を摂りましょう」と言うだけでしたが、実際には「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」にわけなくては効果がありません。

 

弛緩性便秘の人が、一生懸命に「水溶性食物繊維」をとったとしても、その便秘は改善されないのです。「不溶性食物繊維」で便の量を増やすことを考えなくては、いつまでたっても便秘は続くのです。

 

そのように細かい違いを考えて、改善して行かなくては、便秘は治らないのです。便秘外来は、患者さん一人一人の生活の仕方から答えを探していきます。また、腹部エコーや触診などでも、ガスの状態などを確認し、便秘の種類を絞ります。

 

また、受診する方も、内科などでは「便秘くらいで病院に来ていいのか」と気を使いますが、便秘外来なら、要らない気を使うこともなく、不安に思うことのすべてを先生に確認することができます。

 

ストレスが原因で起こる便秘などは、病院へ行くことで悪化してしまう可能性もあったので、その点から見ても、便秘外来はありがたいのです。

 

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また、便秘外来では、こまかい問診があります。その問診を受けることで、自分でも気が付かなかった生活習慣がわかることがあります。まず、自分が苦しんでいる便秘の原因は何なのか、そしてどの種類の便秘なのかを知らなくては、改善しないのです。お近くの便秘外来を調べておくと、いざという時、心強い味方となるかもしれませんね。

 

腸内洗浄で便秘は改善する?

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便秘外来では、腸内洗浄をおこなっているところも多くあります。コロンハイドロセラピーと言われる腸内洗浄は、「ダイエット効果も期待できる」と言われ、便秘で悩む女性の興味をそそります。3kg~5kgほどの宿便が排出出来てスッキリできるなどと言う広告を見ると、「やってみようかな」と思いますよね。

 

この腸内洗浄で、本当に便秘の改善は期待できるのでしょうか。この腸内洗浄は、自分でできるキットも販売されていますが、1回やって「はい 終わりました」と言うものではありません。1回排出されて終わったのでは、下剤や便秘薬となんら変わりはありません。

 

そうではなく、大変長い時間腸についている老廃物を排出し、今度は溜まらないように生活していく、トレーニングもしなければならないのです。そのため、最低でも4~5回は、やる必要があります。また、最初の1回で大量に宿便が出ることの方が少なく、緊張することで、まったく出ないこともあるのです。

 

さらに保険の利かない治療なので、1回に1~3万円ほどかかり、気持ちもお金も、思い切りが必要になります。

 

3回目くらいから、気持ちも楽に受けられるようになり、そうなると宿便の排出も、よりスムーズになってきます。ただし、腸内洗浄で宿便を排出すると、悪玉菌と一緒に善玉菌も排出されてしまうため、善玉菌のサプリメントや、ビフィズス菌、オリゴ糖などで、腸内環境を良い状態にしなければなりません。

 

きちんとした病院で行えば、すべてコースに含まれていて、食事についても指導してもらえます。食事療法も同時にきっちりとおこない、確実に便秘を改善してしまいます。

 

この時、腸内環境を整えておかないと、自分の力で排出しなかった腸は混乱し、調整力や免疫力を失ってしまうため、腸内洗浄後のサプリや食事は大変大切なものなのです。

 

腸内洗浄で便秘を改善しようとしたら、10~20万円前後は必要になると考えていると良いです。1回の洗浄で、「全宿便排出」「デトックス」「便秘改善」なんてことはありませんので、誤解しないようにしなければいけません。

 

キッドを購入して、自分でやる場合は、さらに注意が必要です。腸が傷つく可能性もあるので、十分に注意が必要ですし、サプリメントなどのアフターケアも自分でそろえなければなりません。

 

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もちろん、その後の生活習慣がもとに戻ってしまえば、また便秘になり、宿便はあっという間に溜まってしまいます。腸内洗浄も便秘薬と同じで、繰り返すと腸は自分で動くのを止めてしまいます、数回のうちに、本質的な改善が必要です。

 

まとめ

便秘の原因は人それぞれ違い、改善方法もそれぞれ違います。そのため、慢性的に便秘を繰り返している人は、一度、便秘外来を受診し、自分がどのような便秘をおこしているのか、知る必要があります。

 

それを知った上で、治療や改善方法を考えなくてはならないのです。

 

また、腸内洗浄で改善しようと考えたなら、洗浄後のケアをしっかりする必要があるので、注意しましょう。できれば、最初は自分でやらず、専門の病院で、機械を使ってやってもらうことをおすすめします。