3日にわたり排便な無い状態を便秘と言いますが、すべてが同じ便秘ではないのです。

 

症状や原因をよく考えて、自分の便秘の種類を知らなくてはなりません。それは、種類によって改善方法が違うためです。

 

強くいきまないと出てこない弛緩性便秘や便意を感じない直腸便秘、さらにはコロコロ便の痙攣性便秘など、一口に便秘と言っても人によって違うのです。

 

今回は、自分の便秘のタイプを知るためのチェックシートをご紹介します。

 

 

 

便秘はタイプにより改善方法が違う!

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弛緩性便秘の改善の仕方→
弛緩性便秘を起こしている人は、全体的に便の量が少ないと言えます。そのため、不溶性の食物繊維を摂ることで、便のボリュームを大きくし、出やすくさせることで、改善しやすくなります。

 

バナナやキノコ類などを気にして食べるようにしましょう。根菜や緑黄色野菜を十分にとり、水分もとるように気を付けると便の量が増え、カチカチになる前に、排便することができます。

 

また、乳酸菌によって、腸内環境を良くすることで、ぜんどう運動を活発にする効果が生まれます。便秘になったからヨーグルトを食べるのではなく、毎日の日課として、ヨーグルトを生活に取り入れると良いですね。

 

また、この弛緩性便秘を起こす、最大の難点は筋力の弱さなので、毎日、簡単な運動で少しずつでも筋力UPさせると、ぜんどう運動が活発になってきます。筋力が上がると、体温も上がり、血流が良くなることで代謝が上がります。代謝が上がると筋力が付きやすくなり、良い連鎖が生まれます。

 

直腸性便秘の改善の仕方→直腸性便秘は、かなり厄介な便秘です。排便困難と言うより、便意そのものを感じないため、どんどん溜ってしまうのです。この便秘は、とにかく我慢する生活を変えない限り改善しません。仕事中に席を立てなかったり、その場を動けないような人は、出勤前に排便する生活を習慣づけましょう。

 

毎朝少し早起きして、排便のあるなしに関わらず、5分ほどトイレに入るようにします。お腹に「の」の字をかくようにマッサージすることで、排便をうながします。出勤前にシャワーを浴びる人は、肛門を刺激することでも効果がありますので、数秒間当ててみましょう。

 

毎朝、同じ時間に排便体勢をとることで、徐々にその時間に排便できるようになってきます。海藻類などの水溶性食物繊維をとることで、水分を含んだゼリー状の便を作り、排便しやすいようにすることも大切です。

 

ここで、気を付けたいのは、不溶性の食物繊維をとっても、便が大きくなるだけで、効果はないということです。

 

むしろ、大きな便が溜まってしまうため、排便時に苦しい思いをしてしまいます。ただでさえ、排便するたびに出血するなど肛門に負担がかかっているため、切れ痔やいぼ痔などの肛門の病気になりやすくなってしまいます。

 

乳酸菌を取り入れて、腸内環境を良くすることは、弛緩性便秘と同様に、直腸性便秘の改善にも効果的です。

 

痙攣性便秘→痙攣性便秘の1番の原因は、ストレスです。ストレスによって、自律神経が正常に機能しなくなることで、腸が過敏になってしまうのです。痙攣性便秘は「過敏性腸症候群便秘型」と言われるもので、腸が痙攣することで、便が移動しにくくなる便秘です。

 

弛緩性便秘とは正反対の状態で、ぜんどう運動が活発になりすぎ、腸が緊張性の収縮を起こしてしまい下痢と便秘を繰り返すのです。そのため、便秘だからと不溶性の食物繊維とったり、便秘薬を飲んでしまうと、便秘や下痢がさらに悪化してしまいます。

 

一番の改善策は、ストレス原因を取り去ることですが、これはそう簡単にいくものではありません。そのかわり、リラックスする時間を作ることで、ストレスを軽減させることができます。心がリラックスを感じると、体もリラックスし、腸もリラックスするのです。

 

過敏性腸症候群の下痢型は、緊張すると下痢をしたり、「下痢をしたらどうしよう」と考えただけで、下痢をするようになったりします。便秘型の場合、腹部にガスが溜まり、おならが出やすい状態になり、緊張するとおならが出るようになることが多いのです。

 

下痢と同じく、こちらもかなり辛い症状です。「おならが出たらどうしよう」と考えると、ますますお腹が張るようになってしまうのです。過敏性腸症候群がひどくなると、外出困難を起こしたり、自律神経がさらにバランスを崩し、自律神経失調症を起こしてしまうこともあります。

 

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そのため、痙攣性便秘の症状は必ず改善しておく必要があるのです。休暇をとってリラックスする、温泉に入る、マッサージを受けるなど、体をリラックスさせることを意識しましょう。

 

弛緩性便秘

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  • 特徴 

日本人の便秘の中で一番多いタイプの便秘です。全体的に便の量が少なく、小食の女性やダイエット、食事制限をしている人に多くみられます。腹筋が少ないため、ぜんどう運動が弱く、いきむ力も低下しているため、便を排出しにくくなっています。腸に長い時間留まっているため、水分が吸収されてしまい、カチカチの便になります。

 

  • セルフチェック

□3日~1週間排便が無い

□便が硬い

□かなりいきまないと出ない

□便秘薬が良く効く

□野菜不足、または野菜嫌い

□ダイエット中である

□水分をあまりとらない

 

直腸性便秘

 

  • 特徴

便意をもようした時に排便できないような仕事をしている人に多くみられます。直腸に便が溜まると、大脳に伝わり、肛門括約筋が緩む仕組みが鈍り、便意を感じにくくなってしまい、便秘になります。

 

  • セルフチェック

 

□排便を我慢することが多い

□便意そのものを感じない

□便秘薬を常用している

□便が硬くて太い

□排便時に良く出血する

□食物繊維を摂っても効果がない

 

痙攣性便秘

  • 特徴

ストレスが多く、過敏性腸炎を起こしている人に多い便秘です。便秘と下痢が繰り返し起こり、心配することで悪化します。

 

  • セルフチェック

□排便時に腹痛が起こる

□排便すると症状が良くなる

□便がウサギやシカのようにコロコロ便である

□残便感がある

□腹部の膨満感がある

□おならが止まらないことがある

□体から便臭がする

□疲労感がとれない

 

すべての便秘に効果的なオリゴ糖!

便秘はタイプごとに改善方法が異なりますが、すべてに効果のあるものがあります。それは「オリゴ糖」です。腸内のビフィズス菌を増殖させる力を持つ糖類で、腸内環境を整える働きをします。

 

ヨーグルトでビフィズス菌を摂り入れることが効果的な便秘もありますが、痙攣性便秘などは、腸に過剰な刺激となるため、ヨーグルトはオススメできません。そんな時も、オリゴ糖なら元々腸内にあるビフィズス菌を増やすので、刺激せずに腸内環境を良くできるのです。

 

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ただし、便秘の改善は1度何かを摂りいれたからと言って、すぐに治るものではありません。自分の便秘がどのタイプなのかを知ったうえで、生活を改善しなければ治らないのです。間違えてはいけないのは、便秘薬で便を排出することは、便秘の改善ではないということです。

 

まとめ

便秘には「弛緩性便秘」「直腸性便秘」「痙攣性便秘」があります。自分がどのタイプの便秘なのかを知らないと、間違った改善方法をとってしまい、効果が出なくなってしまいます。

 

便秘だからと言って、食物繊維なら何でも良い訳ではなく、不溶性か水溶性かでも大きく変わってしまいます。

 

治すためには、まず知ることから始めなくてはならないのです。