子供は、午前中は元気だったのに、お昼過ぎたら具合が悪くなってしまう・・・なんてことは良くありますね。

 

小さな体の中では、あっという間に体調が変化してしまいます。突然熱が出るし、突然嘔吐もします。もし、その原因が便秘だった場合、早急に対処してあげなければなりません。

 

今回は、子供が便秘による、発熱、嘔吐症状を発症した場合や、その時の食事などについて調べてみました。

 

 

 

子供と大人の便秘は同じ?

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便秘とは、3日以上便の排出が無い場合と定義づけられています。しかし、これは大人と体の小さな子供とでは当然違ってきます。

 

子供は2日を目安と言われますが、体が小さく、消化力も弱い子供は、2日どころか、1日でも排便がないと、すぐに体調に影響が現れることがあります。

 

また、子供は腸のぜんどう運動、直腸の反射、肛門の筋肉、どれをとっても未熟なため、排便がスムーズに行かないことはよくあるのです。本来、それを補えるだけの「善玉菌」が多くいるはずなのですが、様々な要因が重なると、善玉菌の力は及ばず、便秘になってしまいます。

 

その要因の一つに、水分不足があります。子供は脱水しやすいため、発熱時や夏の暑い時期などは、注意をして水分を摂らせますね。ところが、季節によっては、特に気にならず、本人の意思にまかせてしまうことが多いです。

 

涼しい季節や、寒い時期は、一瞬汗をかいてもすぐに引いてしまい、「喉が渇いた」と意識することなく通り過ぎてしまいます。また、遊びに夢中になると、喉なんか渇いても、そっちのけになってしまいますね。

 

実は、秋から冬にかけては、特に水分が必要な時期なのです。空気の乾燥も激しいことや、免疫力を上げるため、唾液や粘膜を強化してウイルスの侵入を防ぐためなど、水分は大変重要なのです。

 

また、寒い季節に体温を上昇させるためには、血行を良くする必要があり、それには大量の水分が必要です。そのため、腸は消化物から多くの水分を吸収します。

 

そんな中、飲食物に水分が少ないと、消化物となって腸で吸収された際、残った便には水分がほとんど無くなり、カラカラ、コロコロになってしまいます。なんとか直腸まで運ばれても、反射や肛門の力が弱いため、排便出来ずに溜まってしまうのです。

 

これは、善玉菌がいくらあっても及びません。水分は体にとって必要なものなので、吸収を阻止することはできません。それに、肛門の筋力に至っては、菌の力ではどうすることも出来ないのです。

 

大人の便秘は「悪玉菌」による腸内環境の悪化が原因となることが多いのですが、子供は腸内環境が悪化しなくても、便秘になってしまいますので、より注意しなくてはなりません。

 

子供は便秘すると熱を出しやすい?

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明らかに便秘が原因とわかっている場合は、すぐに小児用の浣腸や、便秘薬で排便させてあげると、熱は急速に下がります。ただし、ほとんどの場合、原因がわからず、突然熱が出たので病院へ行くと「便秘ですから浣腸しましょう」と先生に言われて、驚いてしまうと言ったケースのようです。

 

「えっ 一昨日も昨日も出ました」と言う場合もあり、まさか便秘だとは思いもよらないこともあるのです。子供は、排便に個人差が大きく、1日に2~3回ある子もいれば、2日に1回程度の子もいます。

 

また、食事内容によって、便の質も変わることを考えなければなりません。たった1日でも、中にある便が悪影響を及ぼすこともあるのです。

 

病院に行くと、2~3日に1回の排便が継続されていて、本人の体調に影響がないなら、特に治療はしなくいて良いと言われることが多いです。

 

ところが、突然熱が出た場合は、その子の体にとって、通常の状態では耐えられないことが起きたために発熱しているので、早く原因を取り除いてあげましょう。取り除ければ、熱は収まります。

 

子供は抵抗力が弱いため、それを補うために体内の危機管理が敏感に働きます。そのため、腸から便による有毒ガスが発生し始めて、「無理!」と感じると、すぐに体が反応し、守るために免疫力を最大限に上げようと発熱するのです。

 

熱が出たからと、原因も考えずに解熱剤を飲ませてしまうと、免疫力が上がりきらないため、便秘が続く限り、また再発熱してしまいます。また、腸からの毒素が長く体内に存在することとなり、違う症状が併発する恐れがありますので、解熱剤をやたらと飲ませるのはいけません。

 

思い当たる原因がないような発熱は、必ず病院で医師に診察してもらいましょう。初めての浣腸は、怖いし、ショックかもしれません。また、緊張すると出が悪くなってしまいます。

 

「怖くないよ」「すぐに良くなるよ」とリラックスさせてあげましょう。できれば、1度の浣腸で速やかに解消させてあげたいですもんね。

 

子供が便秘で嘔吐するのはどうして?

子供は、苦しんでいたわけでもないのに、突然嘔吐し、本人も周囲も驚いてしまうことがあります。

 

これは、まだ消化器官が未熟なため、仕方のないことなのです。いつもより少し食べ過ぎても、よく噛まなくても、それは起こります。

 

また、風邪をひいた時にも、嘔吐することがありますね。これは、未熟な消化器は、まだ異物の処理能力が低いため、それを補うために、異物を吐き出す力が備わっているのです。

 

食べ過ぎたものなどの、容量を超えたものも異物と判断し、良く噛まずに入ってきたものも異物と判断します。ウイルスや風邪の菌も吐いて出そうとするのです。

 

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便秘が起きていると、腸から有毒ガスが出て、体内に充満していきます。胃に逆流してきた有毒ガスを感じると、異物と判断し、体は吐きだそうとするのです。

 

子供が便秘で熱や嘔吐がある時の食事はコレ!

大人が便秘の時に意識して食べようとするものに、乳酸菌やビフィズス菌がタップリ入ったヨーグルトがあります。

 

子供の場合、これは常日頃から食べさせて、腸を強くさせたい食べ物です。子供の腸内は、慢性的に便秘が起こり、長期の治療が必要で無い限り、善玉菌は豊富です。そのため、発熱や嘔吐を起こしている状態の便秘時に急に与えても、効果は薄いのです。

 

便秘の原因を考えた時に、水分不足に加え、小食、間食、甘い物、揚げ物、肉食に偏った食事になっていませんでしたか?いつもは、便秘にならないようなお子さんが、突然便を詰まらせるような時は、排便しにくい物が、排便しにくい状態になっているため出ないのです。

 

またこれは、3日に1回、4~5日に1回ほどの排便がやっとあると言うお子さんにも当てはまることです。消化の良く無い物が、良く噛まない状態でお腹に入ったり、もともと食が細くて消化物自体が少ないなど、腸が便を作りにくいと便秘になるのです。

 

便秘だから牛乳を飲ませると言う方もいますが、牛乳も日ごろから少しづつ飲んで、カルシウムやアミノ酸の摂取を促すもので、便秘=牛乳は間違いです。急に冷たい牛乳を飲ませると、詰まった便の手前で下痢を起こし、七転八倒の苦しみを味合わせることになってしまいます。腸壁に傷が残ることもあるので、良くありません。

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熱や嘔吐の症状が出た便秘の時は、腸が疲れています。そのような時は、野菜スープ、コーンスープなどで腸を温め、刺激の少ない物を食べさせましょう。冷たいジュースなどは飲まず、白湯を飲ませましょう。

 

そして、1番大切なことは、「良く噛む」と言うことです。

 

たとえ、おかゆやおじやを食べさせても、飲むように食べてしまっては、意味がないのです。お野菜を豊富に盛り込んだ柔らかい料理にし、少しづつ良く噛んで食べさせてください。良く噛むことで、唾液の量も増え、消化物は水分を多く含んだ便となります。

 

まとめ

子供が便秘によって、発熱や嘔吐を起こすことは、良くあることです。これは、体内に良く無いものがあるために、未熟な体が精一杯反応している証拠です。

 

ほとんどの場合、病院で浣腸をしてもらうと軽快します。ただし、浣腸をして排便するのは、諸症状を緩和させるためのもので、便秘の原因を解決したわけではないので間違えてはいけません。

 

子供が便秘になったら何日くらいで病院へ行くべき?

 

同じ食生活をしていたら、また同じような症状を繰り返してしまいます。子供の体は、日に日に成長し、消化器官も同じく成長します。乳酸菌やビフィズス菌は日ごろから積極的に取り入れ、腸を強くして行くことが必要なのです。良く噛む食事のクセをつけ、小食や偏食にならないように気をつけましょう。