子供が便秘で苦しい思いをしていると、早くどうにかしてあげたくなりますね。小学生くらいまでは、腸もまだ未熟で生活の影響を受けやすく、すぐに便秘になってしまいます。

 

お子さんを見ていて、「どうも便秘するタイプだな」「最近、うんちが出ていないようだな」と感じたら、出来るだけ早く手を打ってあげましょう。便秘は詰まっている時間が長いほど、体に悪影響を及ぼすものです。では、いったい何から始めれば良いのでしょうか。

 

そこで今回は、子供の便秘を解消するために出来ること、さらに即効性のあるものをご紹介します。

 

 

 

子供の便秘の原因を考えてみる

子供,便秘,解消,即効
便秘にはさまざまな原因があります。「小食」「好き嫌いが多い」「水分をとらない」などの食生活が原因のものや、「遅くまで起きている」「お風呂に浸からない」「ゲームやテレビの時間が多い」などの生活習慣からくるもの、また、「学校でトイレに行けない」「トイレが怖い」「誰にも言えない悩みがある」などの精神的な要因が引き起こしていることもあります。

 

まずは、お子さんとよく話をして、その原因を考えてみることが必要です。食生活が原因である場合は、お母さんにもわかりやすいので、解消しやすいのですが、一番問題なのは、精神的な問題から便秘になっている場合です。

 

精神的なことが原因の便秘

  • 学校のトイレ

小学生になると、学校のトイレでの排便が恥ずかしくて、「我慢」してしまうのです。からかわれたり、何か言われたらイヤだと思うことで、トイレに行けなくなり、ギリギリまで我慢します。

 

どうしても我慢できない場合は、仕方なく行くしかありませんが、出来ることなら「便意喪失」まで持っていきたいと思っていることが多いです。

 

また、「学校のトイレが怖い」と感じている子供もいます。これは、特に男子に多く、家族にも知られたら恥ずかしいと思っている傾向があり、誰にも言えず毎日過ごしているケースがあります。

 

これらの「学校のトイレ」に問題がある場合は、「学校のトイレで排便しなくて良い生活」にしていくことで解消できます。そのためには、毎日、自宅で排便できるように体を慣らしていくことです。

 

体の働きを考えると、便は就寝中に作られ、朝起きた時には、排便出来る状態になっているはずなのです。あとは、腸が排便に向けて動き出すのを待つばかりなのですが、そのきっかけは、朝ごはんにあります。

 

子供の腹痛の原因にはどんなものがあるの?腹痛に波があるのはなぜ?

 

朝ごはんを食べると、胃、腸は消化するために動きだしますね。すると、出来上がっている便は、邪魔なので排出させようとする反射反応が起こるのです。もともと体は、そうできているので、慣らすのは難しいことではありません。

 

朝8時に家を出て登校する場合を考えてみましょう。

 

6時45分 起床

↓10分ほどかけてカップ1杯の白湯を飲ませ、体を起こします

6時55分

↓洗面、着替えを済ませます

7時10分

↓40分の間に、朝ごはん排便を済ませるようにします

7時50分

↓排便は時間通りに行かないこともあるため、余裕を持たせましょう

8時 自宅を出る

 

生活スタイルは、そのおうちによって違いますので、子供と一緒に朝の行動を計画立ててみると良いかもしれません。辛い便秘を解消するために大切な事だと説明し、朝の排便を身につけさせてあげましょう。また、朝の白湯は胃腸に柔らかい刺激を与え、食欲がわきます。腸の動きも良くなりますので、ぜひお試しください。

 

  • ストレス、睡眠不足

現代社会では、大人と同じように、子供たちも大変多くのストレスの中で生活しています。友達との関係、先生との関係、また今は、家に帰ってきてもLINEなどでつながっているため、ストレスから逃れる場所がないのです。ストレスと腸は大きく関係しています。

 

腸は自律神経の「副交感神経」が支配している器官なので、ストレスによって「交感神経」が優位にたつと、働きが鈍くなってしまいます。

 

  • 交感神経  = 攻撃 戦う 仕事 勉強など、起きている間に、体や意識を働かせている時に優位に立っています。
  • 副交感神経 = 休息 リラックス 睡眠など、体や意識を休めている状態の時に優位に立っています。

 

交感神経は学校生活を送るには欠かせないものですが、反対に副交感神経にも十分働く時間が無ければなりません。どちらか片方だけが優位にたつと、人はバランスを崩し、さまざまな不調が起きてきます。

子供,便秘,解消,即効
まず、一番起こりやすいのが、睡眠障害です。「おやすみなさい」とベッドに入ってから、すぐに眠れなかったり、眠りが浅かったりします。子供は布団に入ったらバタンキューと寝てしまうと思ってしまいますが、不眠で悩むお子さんは大変多く、年々増加しているのです。

 

睡眠時間が少ないと言うことは、副交感神経の仕事時間が少ないと言うことになります。すると、腸は十分に働けず、就寝中に便を作りだすことが出来なくなってしまのです。

 

もしも、朝ごはんを食べさせても排便が出来ないような時は、睡眠がきちんととれているか、一度確認してみると良いです。また、これを機会に、色々な話ができると便秘解消とともに、不安解消への道とつながるかもしれません。

 

子供は、お友達や学校のことに直接触れると、言い出しにくいこともありますが、「便秘」の話からだと「治したい」気持ちが働き、色々話し出すことがあります。心に詰まっている物も吐きだしてくれると良いですね。

 

子供の便秘をとにかく即効で解消したい!

原因はさておいて、とにかく今詰まっている便を出してあげたい時に、出来ることを見てみましょう。

 

  • 浣腸

浣腸は、病院へ行った場合も良く処置される方法です。病院でされるよりも、自宅の方が安心して効き目があるかもせれません。初めての浣腸だと、緊張して効果が薄いことがあるのです。

 

  • 便秘薬

子供が服用できる市販の便秘薬は限られています。病院でも、子供や妊婦さんには、「マグネシウム系」の便に水分を集めて、柔らかくして排便を促すタイプの薬が処方されることが多いです。

 

大人が下痢を起こしてしまうほどの即効性のあるのもは無いですが、腹痛を起こさず、排便出来るため、子供でも安心です。中でもミルマグ内服液は早く効果が出るようです。

 

  • 「の」の字マッサージ

おへそから時計回りにお腹をグルグルと「の」の字を書くようにマッサージしてあげましょう。便は「の」の最後の部分から、肛門へ向かったあたりで詰まります。そこは、少し強めに押し出すようにします。

 

  • 病院へ行く

お腹の痛みや、吐き気がある場合など、すぐに解消したい時は、やはり病院へ行くのが1番良いです。胃腸炎などの場合もありますので、診察してもらいましょう。

 

子供の便秘がひどくなる前に解消する方法とは?

小学校の低学年までは、毎日「今日は、うんち出た?」と確認するようにしましょう。子供が、どれくらいのサイクルで排便しているかを把握することは大切なことです。出ていないようだったり、いつもより出が悪いような時は、少しお手伝いしてあげると、早く出るようになってくれます。

 

どうしても、辛くて出したい時は、浣腸や便秘薬に頼りますが、日常的に使用するのは、危険なことです。腸は、自分で排便できる力を持っていますが、薬によって排便されると、どんどん手を抜いてしまい、働きが鈍くなってしまうのです。

 

腸が働かなくなると、困るのは排便だけではありません。栄養や水分の吸収も上手く行かなくなり、腸の周りの筋力も衰えてきます。また、腸が動かなくなると、自律神経にも影響し、うつ病や自律神経失調症などを引き起こす可能性があるのです。そのため、普段からできることをやってみましょう。

 

  • 乳酸菌やビフィズス菌を毎日摂る

乳酸菌やビフィズス菌の重要性を教えてあげて、お母さんも一緒に食べてあげると良いですね。

 

  • 肉を食べない日を作る

肉食過多になると消化が悪くなり便秘になりやすくなってしまいます。1週間に2日は肉を抜いて胃腸を休ませてあげましょう。

 

  • 運動する

休日は運動不足になりやすいため、買い物を手伝ってもらったり、ストレッチをしたり、一緒に楽しめる事を考えましょう。

 

  • ゆっくりお風呂に入る

シャワーばかりの生活をしていると、体は温まりません。シッカリ湯船に浸かり、リラックスするように促しましょう。

 

  • 生活リズムを整える

朝起きて、夜寝るまでの行動を、ダラダラと過ごさず、良いリズムで過ごしましょう。早寝早起きが出来るように促しましょう。

 

  • 小食、偏食にならない

消化物が少ないと便が出来ず便秘になります。食事の偏りがないように、色々な食材を取り入れたメニューを考えましょう。

 

  • 笑う、話す、寝る

声をあげて笑う、話すことは腸内環境を良くする効果があります。そして、たっぷりと良質な睡眠がとれるようにしましょう。

 

どれも、特別な事柄や物事ではないように思えますが、普通のことこそ、意外と大変なのです。

 

最後の「笑う、話す」は一人ではできないことです。休日や長期のお休みの時は、家族と一緒に過ごすことが増えるため、一緒に笑い、何でも話せるような関係を築けると良いですね。家族といる時は、ストレスから離れられるような環境を作ってあげましょう。

 

まとめ

子供の便秘を即効で解消してあげたいと思うのは、親心として当然ですね。

 

ただし、できれば浣腸や便秘薬に頼らずに解消できるようにしていきましょう。それには、便秘の原因を知る必要があります。精神的な問題があるのなら、それを回避する方法を親子で考えていきましょう。

 

学校での排便が無理なら、毎朝、自宅で排便出来るように、体を慣らしていきましょう。

 

腹痛を伴わない下痢が続く子供の原因とは?対処法は?

 

便秘にならないような生活を送ることが大切です。その方法は、何かを買ったり、新たに勉強したりするようなことではなく、普段の生活を良いリズムで送ることなのです。

 

精神的な事が要因で便秘が起こっている場合は、うつ病や自律神経失調症に進行していく可能性があるので、専門家を交えて話してみることも大事です。