幼児が泣きながらうんちをしている様子は、かわいそうで見ているこちらも涙が出てきてしまいますね。

 

押し出す力が乏しいため、肛門からうんちが見えても、また中に戻ってしまうこともあります。柔らかさが残っていれば、オイルやワセリンをつけた綿棒で出せますが、泣きながらいきむようでは、すでに硬くなっているため、綿棒ではなかなか出せません。

 

お尻がきれて出血することもあり、「かわってあげたい」と思いながら、見ているしかない状態です。こんな事は、繰り返さないようにしなくてはなりませんね。まず最初にすることは、ママがイライラしたり、不安な顔をしないことです。

 

今回は、幼児が便秘で苦しんでしまった時の対処法を考えてみましょう。

 

 

 

幼児は便秘になりやすい!きっかけはトイレトレーニング?

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幼児期は大変多感で、色々な感情を自然と勉強しています。そのほとんどは、ママから吸収します。幼児とは1歳~小学校就学前の子供を指します。

 

1歳と5歳では理解度も行いもかなり違いがありますが、1歳の時に吸収したものはそのまま2歳になり、3歳4歳と継続していることを忘れてはいけません。

 

1歳くらいには一緒に食卓で離乳食を食べ始め、グチャグチャといたずらしたりして、ママに怒られるようになってきますね。そして、怒られると泣くことを覚えます。感情には「ネガティブ」「ポジティブ」があることを覚えて、自分に降りかかった出来事をそのどちらかに振り分けていくようになります。

 

そしてこの頃から、ハッキリと、「怒っているママは嫌い」、または「怖い」と言う意識を持っています。そして、怒っているママを「ネガティブ」に振り分けます。

 

もちろん笑っているママは「ポジティブ」の最高部に君臨しています。そして、このあと2歳前後になってトイレトレーニングを始めた時に、便秘のもとを作ってしまうことになるのです。

 

「トイレトレーニングはストレスだ」と考えているママはたくさんいます。それは、子供が失敗を繰り返してしてしまうためですね。すると当然、怒ったり、不機嫌な顔を見せたりしています。

 

子供にとってみれば、このトイレトレーニングがママを怖くする原因なので、「ネガティブ」に振り分けてしまいます。まったく楽しくないもので、出来ればやりたくないものになってしまうのです。

 

子供にしてみると、オムツの頃は、立ってしていたうんちを便座に座ってしなくてはならず、それだけでも大変なのに、ママは「うーん うーんてするの!」「遊んでないで!」なんて怒るし、もう嫌になってしまいますね。

 

うんちはママの怒った顔と一緒なのです。「うんち嫌い」「トイレ嫌い」となり、おおもとの「便意」をネガティブに振り分けてしまい、出来るだけ遠ざけるようになります。そして、我慢するようになってしまうのです。

 

これは、すべての便秘で苦しむ幼児に当てはまるわけではありません。ところが、トイレトレーニングがきっかけで便秘になる子供が大変多いのは大きな問題なのです。トイレが自分で行けるようになる時期には個人差があります。他の子が出来て自分の子供ができなくても、同じようにしなくてはならないことなんてないのです。

 

ママがどんと構えていれば、「できた時に褒めること」ができますね、「失敗しても笑うこと」が出来ます。ママに褒められると、子供はとても嬉しいのです。そのため、トイレトレーニングを苦痛に思わず、自信がつくと、ママが褒めてくれるので、自分から行けるようになるのです。

 

幼児が便秘で苦しむ時こそママは慌てないこと!

小さい我が子が、うんちが出なくて泣いていたら、ママはオタオタしてしまいますよね。でも、そこはグッとこらえて、まず病院に連れて行くべきか、自宅で排便を促すかの判断をしなくてはなりません。

 

お腹を抑えて転げまわるように痛がったり、嘔吐がある場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。「うんち出ないーっ」と泣くようなら、お尻を見てみましょう。「お腹痛い」と言うなら、まだ腸の中を動いている状態だと思いますが、「うんち」と言う便意を表す言葉がでると、かなり肛門の近くまで便がきていると思います。

 

いきむと見えるところにあるかもしれません。そんな時は、肛門にタップリと「白色ワセリン」か「ベビーオイル」を中に入るように付けましょう。これらが無いようなら、食用の「オリーブオイル」を使っても大丈夫です。便の滑りを良くするためです。

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幼児は、ここまで硬くなった便を、いきむ力だけでは出し切れないのです。また、油分があることで、肛門が切れることを緩和できます。

 

浣腸があるならしてしまいましょう。「浣腸はクセになるからしたくない」と言われる方がいますが、これほど辛い思いをさせる方が問題です。また、浣腸しないとうんちが出なくなるようなことはありません。うんちは善玉菌が増えて腸内環境が良好であれば、必ず自力で排便されるものなのです。

 

「なるべく浣腸はしたくない」と言うのは、便意は無いが、2~3日うんちが出ていないから出してしまおうとしたり、お腹が痛くなってきたから浣腸してしまおう、など、安易に浣腸を選択してしまうことは良くありませんが、このような極限状態においては、「浣腸をするべき時」だと考えられますよ。

 

浣腸が無い場合は、少しづつでも排便があるか確認しながら、子供を落ち着かせましょう。子供は痛みが強いと、寒気を感じ不安になります。バスタオルの上などに横にならせ、お腹が痛くない程度に「の」の字のお腹のマッサージをするなど、体を直接触って、安心させてあげましょう。

 

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ひどくなると体にも触らせなくなったり、肛門にうんちが挟まった状態で、一向に動かないまま何時間も苦しむ場合もあります。そうなる前に、病院へ連れて行くなどの判断をしないと車に乗る事どころか、歩くことさえ出来ない状態になってしまいます。

 

これは、手に負えない状態だと見極めるのも、ママの大切な仕事なのです。

 

何度も繰り返す場合は専門家に相談してみて!

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今回が初めてでは無く、排便のたびに同じことを繰り返したり、1か月の間に何度かあるような場合は、まずは腸に問題がないか病院で検査をしてもらいましょう。

 

問題がなければ一安心です。あとは、食生活や生活習慣を見直すことになりますが、ママ一人で抱え込んでしまうには、この問題は荷が重すぎます。市役所には子供相談室があり、食生活の相談に乗ってくれる窓口を置いているところもあります。直接話を聞いてもらえるところで相談しましょう。

 

また、検査をしてもらった病院で詳しく教えてもらうことも大切です。自分の子供の便秘を根本から改善しようと思った時は、大勢の人に向けて発信されたネットなどの情報ではなく、「自分の子供の腸や便の具合に対してアドバイスしてもらうこと」が大切です。

 

また、ママの「便秘にはコレ!」だと思い込んでいる知識が、子供には合わない場合もあることを知らなくてはなりません。

 

便秘は、大きくまとめてしまうと「排便がうまくいかない」と言う事ですが、それには、一人一人違った原因が重なって起こっているのです。ネットの相談コーナーなどで「食物繊維」「ビフィズス菌」を摂るように書いてあっても、便秘の子供が全員同じ状態ではないので、効果のある子と無い子がいるのです。

 

「いいって書いてあった」「これで良くなるって」など、ママが思い込んでしまうと、子供にとって本当に必要なものかどうかわからないまま取り入れていくことになります。

 

ネットなどの情報は、自分の子供の便秘の原因や解消する方向がわかってから、それに必要な物や、より効果的なものを探す時に大変役に立つのです。

 

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情報の取り入れ方を良く考えて、「うんち出ないよー」と泣きながら苦しむことがないようにしてあげたいですね。

 

まとめ

幼児はたいへん便秘になりやすいのです。うんちが出なくて子供が泣きだしたときは、まずママが落ち着いて対処することが大切です。痛がる子供と一緒になってオタオタしていてはいけません。

 

これは、このまま家では対処できないな!と早く判断してあげることも大事なことです。様子を見ているつもりが、悪化してしまい病院へいくことすら出来なくなることもあるのです。

 

便秘になった時に大慌てするのではなく、ならないような生活を考えなければなりません。その時は、自分の子供の便秘には、何が影響しているのかを知らないと、間違った対処法をしてしまいますので注意が必要です。

 

小さな幼児には、ママが頼りなのです。確かな情報を得て、便秘から救ってあげたいですね。