腹痛と頭痛?関係ないでしょ。違う原因では?と感じますが、これは大いに関係のある病気の症状なのです。しかもその原因は「ストレス」です。と言うことは、誰にでも起こる可能性があると言うことですね。

 

キリキリとした腹痛と、ズキズキとした頭痛が同時期に起きるのは、それはそれは辛い症状です。ストレスからくる頭痛は緊張型と言われ、首や肩まで痛みが広がり、だるさや疲労感が付きまとい、生活に支障が出ることがあるほどです。

 

また、ストレスが原因で起こる腹痛には下痢、便秘が伴い、頭の痛み、体のだるさを抱えながらも、トイレから出られなくなることもあります。

 

今回は、腹痛と頭痛が同時に起こる、ストレス性の病気は何か?その症状を抑える対処法はどんな方法か?について調べてみました。

 

 

 

腹痛と頭痛が同時に起きるストレス性の病気とは?

腹痛,頭痛,ストレス,症状,対処法
腹痛、頭痛はそれぞれ、いくつかの原因によって、症状が異なり、痛み方も違います。ところが、同時に起こるストレス性の病気の場合、それは「過敏性腸症候群」だと考えられます。

 

過敏性腸症候群の人は大変多く、日本人では10人に1人が当てはまると言われています。

 

その症状の重軽度や、発症の仕方は、個人差が激しく、一概に「こういうもの!」と決めつけることはできませんが、腹部の不快症状、排便異常に伴う下痢や便秘、または激しいガス溜まりが起き、頭痛はそれに伴うその他の症状と言うことになります。

 

今回は、その「その他の症状」が「頭痛」の場合について、詳しく見ていきましょう。

 

ストレスが原因の過敏性腸症候群とは?

ストレスが原因で起こる過敏性腸症候群は、「下痢型」「便秘型」「下痢と便秘が交互に起こる交互型」「ガス型」があります。

 

生活に支障が出やすい症状と言えば、「下痢型」が顕著で、男性に多くみられます。この過敏性腸症候群下痢型は、ウイルスや細菌の感染、腸に炎症などがみられないのにも関わらず、腹痛や腹部不快症状、下痢が起きます。

 

また、腹痛や下痢が起きるきっかけとして、「今下痢が起きたらどうしよう」と言う不安な気持ちが誘因するのが特徴です。これは不安な気持ちが強いストレスとなって、症状を起こしていると考えられるのです。

 

「ストレス」↔「下痢」の悪循環に陥りやすいため、慢性的に下痢症状が起き、腸内環境はどんどん悪化していきます。

 

「便秘型」は女性に多く、ストレスが自律神経のバランスを崩すため、腸を支配する副交感神経の働きが鈍くなり、腸がうまく機能しなくなるのです。そのため、ぜんどう運動も弱まり腸内を便がスムーズに移動することが難しくなって停滞し、便秘を起こします。便は長く腸内にいるため、水分が吸収されつくし、カラカラ、コロコロの便になり詰ります。

 

「ガス型」も、下痢型と同じく、悪循環を起こしやすい症状です。「ここでおならが出たらどうしよう」「臭ったらどうしよう」と常に気になり、その心配が強いストレスになり、本当にガスがたまってしまいます。

 

我慢できずにおならが出てしまうことがありますし、また、実際に気が付かないうちにガスが漏れていることもあります。また、溜まったガスは体臭や口臭にも影響し、さらにストレスを抱える原因にもなってしまいます。

 

これらの症状が出る過敏性腸症候群の腸は、常に悪い状況にあるためすぐに排便異常を起こしやすいのです。腸内環境は悪玉菌優勢となっていて、善玉菌が少ない状態です。

 

過敏性腸症候群の症状に出る頭痛とは?

腹痛,頭痛,ストレス,症状,対処法
頭痛には、心臓の鼓動に合わせるように、ズキンズキンと痛む「片頭痛」と、締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」があります。日本人に多い頭痛は、「緊張型頭痛」です。

 

  • 片頭痛

片頭痛を起こす最大の要因は、「血管の拡張」です。血管が拡張すると、周囲の神経を刺激し、神経ペプチドの放出によって起きる炎症が痛みを起こします。

スポンサーリンク

 

また、体が温まったりリラックスすると拡張率が高くなり、入浴や休息によって、症状がひどくなることがあります。痛みは大変強く、吐き気や嘔吐がある場合があります。体を動かすと痛みがひどくなる場合は、片頭痛を疑います。

 

  • 緊張型頭痛

緊張型頭痛は、一般的に「頭痛」と言われるものです。また、ストレスと大きな関係があるのも、こちらの緊張型頭痛で、全体の7割がストレス原因だと言われています。

 

この緊張型頭痛を起こす最大の要因は、「筋肉の緊張」です。筋肉が緊張すると、血管を収縮させてしまいます。これは、血行不良を起こしている状態です。筋肉の緊張を起こす原因として考えられるのは、デスクワークなど同じ姿勢で長時間過ごすこと、冷え、ストレスによる自律神経異常です。

 

筋肉の緊張から血行不良を起こすと、筋肉の中に乳酸などの疲労物質が溜まり、痛みを起こします。これが、首筋から頭部の筋肉で緊張が起こると、疲労物質が頭部の神経を刺激し、頭痛が起きるのです。

 

緊張型頭痛の痛み方は、肩こりや首コリを伴って、後頭部に「ズーン」と重たい痛みを感じる事が多いです。肩や首、後頭部から首にかけて、手を当てて揉むしぐさを誘引されます。頭全体をキリキリと締め上げるような痛みもあり、だるさや疲労感も伴いやすい症状です。

 

過敏性腸症候群で腹痛と頭痛がある場合の対処法とは?

過敏性腸症候群の症状として腹痛と頭痛がある場合、「腹痛薬」「頭痛薬」を飲んでも、効果は一時的です。過敏性腸症候群は慢性的に症状が現れる病気なので、今、痛みが止まっても、また繰り返すことになります。

 

結果として、市販薬を持ち歩き、常用する人が多くいますが、それは改善には向かっているわけではありません。腸の中が悪玉菌優勢の状態になっている限り、この状況は変わることはないのです。

 

過敏性腸症候群は、ストレスが原因で起こるため、本来ならその原因分子を取り除くことが一番良いのですが、この病気はそのストレスの原因が過敏性腸症候群の症状と言う、悪循環によるものなので、なかなか難しいことなのです。

 

ここで考えたいのが、ストレスの影響を受ける体の部位はどこかと言うことです。それは、「脳」と「腸」です。腸は第二の脳と呼ばれるほど、脳の影響を受けています。脳がストレスを受けると、ダイレクトに腸に影響してしまうのです。そして、それは反対のことも言えるのです。

 

今の状態は、「脳」が「下痢になったらどうしよう」「おならが出たらどうしよう」と不安を感じると、ストレスと感じ、「腸」がその情報を受け、その通りの状態を作りだしてしまっています。これは、脳が考えた通りの悪い症状を起こしやすい腸内環境だからなのです。

 

もしも、腸内環境が整い、下痢を起こしにくい腸、おならの毒ガスが作られにくい腸になっていると、「脳」からストレス情報が来ても、腸は悪い状況を作れません。

 

すると、今度は「脳」が影響を受け、「これって考えなくても良いことだったんだ」と言うことになり、魔の悪循環から抜け出すことが出来るのです。

 

腹痛にどんな薬を選ぶべき?ロキソニンは飲んでも良い?

 

腸内環境を整えて、ストレスに強い腸になると、脳もストレスに強くなり、全体的にストレス耐性が強化されることになります。そのためにも、腹痛と頭痛の症状がある過敏性腸症候群の本質的な改善は、悪玉菌優勢の腸から、善玉菌優勢に変えなくてはならないのです。

 

善玉菌を増やすために出来ること

腹痛,頭痛,ストレス,症状,対処法

  • 整腸剤を続けて飲む(約1か月間)。ビフィズス菌配合のビオフェルミンなどが効果的です。
  • 善玉菌の栄養源となるオリゴ糖を摂る。サプリメントでも良いが、バナナ、大豆などオリゴ糖の多い食材を選びましょう。
  • 善玉菌のビフィズス菌を増やす。ヨーグルトや、チーズなどの発酵食品に含まれています。
  • 良質な睡眠をとる。睡眠不足は善玉菌の大敵です。
  • 体を冷やさない。悪玉菌は冷えた体が好きなのです。
  • 生活リズムを整える。食事の時間を決めて、適量を食べるようにしましょう。暴飲暴食、早食いは禁止です。

 

まとめ

腹痛と頭痛を伴ったストレス性の病気は、過敏性腸症候群の可能性が高いです。

 

過敏性腸症候群の場合、腹痛薬、頭痛薬は一時的な対処でしかなく、腸内環境を整えない限り、また繰り返します。過敏性腸症候群は慢性的に症状があるため、常に腸内が悪玉菌優勢の状態です。

 

腸内を善玉菌優勢に変えることで、過敏性腸症候群は改善され、ストレスにも強い体になれるのです。

 

スポンサーリンク