激しい下痢や嘔吐に苦しむ胃腸炎は、発症している間はとてもじゃないけど仕事なんてできる状態ではありません。ましてや感染性の胃腸炎となったら、来られた会社側も大迷惑です。

 

とは言っても、業務に支障のない時に発症してくれるわけではないので、気をもみますよね。今回は、社会人が感染性胃腸炎に感染してしまった場合の出勤について考えてみましょう。

 

 

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感染性胃腸炎に感染したら会社には出勤しない方が良い?

感染性胃腸炎 出勤 いつから
ノロウイルス、ロタウイルスなど、今は知らない人はいないでしょう。社会人として、感染しないように気を付けている人も多いのではないでしょうか。

 

そのため、お腹を壊して何度もトイレに駆け込んでいたり、風邪で顔色が悪かったりするだけで、「まさかノロでは?」と疑われ、怪訝な眼差しを向けられることもあります。

 

誰もが、感染したくないのは同じなので、これは仕方のないことです。感染性胃腸炎を発症すると、嘔吐、下痢、腹痛、発熱がみられます。原因となる病原体によっても、個人の免疫力や体力、年齢によっても、その症状の強弱は変わってきます。

 

健康な若者で、免疫力の高い人なら、発症しても1日ほどで症状が治まってしまうこともありますが、これが免疫力の低い高齢者の場合だと、3日くらい下痢や吐き気が続いてしまい、その後の回復にも時間がかかり、結局まるまる1週間くらいかかってしまうこともあります。

 

ただし、どちらにしても、症状が治まってからも便からのウイルスの排出は続いているため、菌を撒き散らす恐れがあるのは同じです。

 

そう考えた時、免疫力の高い若者が1日で回復したと思って出勤してしまうのと、免疫力の低い高齢者が、症状が治まってからも体力の回復のために安静期を経てから出勤したのでは、周囲への感染拡大に大きく違いが起こります。

 

いくら頑張って仕事をする姿勢があっても、それによって同じフロアの人間が何人も休むようなことになってしまっては、大迷惑をかけてしまいます。

 

会社にしてみたら「意欲はかうが、勘弁してくれ!」と言ったところです。自分が休めば取引先や業務に支障はきたすかもしれませんが、出勤してしまえば、周囲の人たちに迷惑をかける恐れがあるのです。

 

「あとは任せて!ゆっくり安静にして!」と言ってくれる会社ばかりではないのが、実際のところでしょうが、今回ばかりは社会人として、良識に則った判断が必要になります。

 

また、出勤したはいいけど、自分が病原体のように見られると言うのも、気持ちの良いものではないですね。考えようによっては、このように辛い状態の時こそ、会社の考え、上司の人柄、同僚や仲間との関係があからさまになってくるので、安静にしている間、色々と考えてみても良いかもしれませんね。

 

ノロウイルスに感染して病院にかかった場合、下痢症状が治まってから、2日は自宅療養しているように言われることが多いです。

 

1番良いのは、ウイルスの排出がすべて完了してからの出勤でしょうが、そんなことをしていたら、社会生活が成り立たなくなってしまいます。ウイルスの排出は、数週間から数か月にわたり、続くこともあるためです。

 

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ただし、初期ほどの繁殖力も活力も弱くなっているウイルスなので、感染発症確率は下がるため、自宅謹慎のようにジッとしている必要はありません。

 

また、世間一般的に、手洗いとうがい、マスクの常用は徹底してきているので、かなり防ぐことが可能です。感染性胃腸炎は、感染者だけの責任ではなく、感染しないようにする自己管理が1番大切です。

 

感染性胃腸炎は出勤停止?診断書が必要?

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会社によっては、感染性の疾病についての規則があるかもしれません。「学校保健安全法 第19条」では、腸管出血性大腸菌O-157は第三種、「医師が感染の恐れがないと認めるまで」と決められています。また、感染性胃腸炎全般については、「その他」に分類されます。

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「感染性胃腸炎、溶連菌感染症などは、その他の感染症として、学校で流行が起こった場合にその流行を防ぐために必要に応じて校長が学校医の意見を聞き、第三種の感染症として出席停止にすることがあります。」と示されていて、その時の状況によって、「治癒証明書」=医師の証明(500~1000円)を提出すれば、欠席にならない措置がとられます。

 

会社によりますが、この「学校保健安全法」を応用して、社則に適用している場合が多いので、総務部に確認してみると良いかもしれません。

 

ただし、社会人の場合、個人で診断書を発行してもらうため、費用は(6000~8000円)かかってしまいます。まずは、出勤停止と認めてもらえるのかどうかが問題ですね。認めてもらえないなら、せめて有給休暇にしてほしいところですね、欠勤は査定に響いてしまいますもんね。社会人の辛いところです。

 

辛い思いをしないためには感染性胃腸炎に感染しない体をつくること!

ノロウイルスは、数年ごとに新しい型が流行るため、抗体ができず、何度も感染してしまう恐れがあるのです。感染性胃腸炎は、出勤停止に認めてもらえるかどうかわからず、辛い下痢と嘔吐を繰り返したあげく、欠勤扱いでお給料が減ってしまうと言う、残酷な結果を生む場合があります。

 

食品を扱う会社なら、確実に出勤停止と認められるでしょうが、高い診断書を取らなくてはならないし、保険のきかない「ウイルス検査」でさらに15000~20000円がかかるかもしれません。

 

2度と繰り返さないためにも、ウイルスに感染しにくい体に、免疫力を上げていく事を考えましょう。免疫力が上がると、もしも感染しても、症状は軽く済みます。

 

<免疫力を上げる条件>

  • 体温を上げる→免疫力が活性化するのには、36.5度の体温が一番適しています。また、体温が1度下がると、免疫力は30%下がりますので、体を冷やさないことが大切です。

 

  • 水分をとる→ほとんどの人が、水分不足だと言われています。ビールや焼酎などはたくさん飲みますが、「水」はあまり飲まないのではないでしょうか。アルコールは、分解するために、体内の水分を大量に使ってしまうため、さらなる水分不足を引き起こすものです。お酒を飲むなら、それを考えてより多くの水分補給をしなくてはなりません。体内に水分が不足すると、唾液の量が減り、口から侵入する菌やウイルスを阻止することができません。

 

また、血液が濃くなる→血管の周りの筋肉が緊張する→血行が悪くなる→体が冷える→免疫力が下がると言う連鎖を招いてしまいます。そうならないためにも、「白湯」または「常温の水」を飲むことをおすすめします。冷たい水を飲むと、腸が冷えてしまいます。

 

腸内環境を整えることは、免疫力を上げるには実に大切なことなのです。腸が元気だと、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化し、見つけた異物をどんどん倒していってくれるのです。

 

そのため、ウイルスが侵入してきても、増殖する前に排出することができるのです。

 

  • 便秘をしない→腸内環境を整えるためには、便秘は大敵です。ただし、便秘薬で出すことが改善したことにはならないので、間違えてはいけません。腸が自分でぜんどう運動を起こし、便が排出できるようにならなければならないのです。便秘は体を冷やします。

 

こうみると、すべてはつながっている事がわかりますね。体温を上げるために、ジョギングばかりしたとしても、便秘をしていたら体温は上がらず、水分だけを摂っていても、体温はあがりません。

 

生活リズムを整えて、良い睡眠をとり、体に優しい食生活を送り、水分補給も十分にできるようになると、自然と腸内環境も良くなり、体温も上がってくるのです。

 

感染性胃腸炎の原因は季節によって違う?夏に起きやすいものはどれ?

 

体の基礎がしっかりと出来上がると、多少アルコールを飲んでも、風邪を引いても、すぐに回復出来るような強い体になるのです。

 

まとめ

感染性胃腸炎は、出勤停止基準に入るとは限らないので、総務課に確認してみましょう。症状が治まっても、すぐにはウイルスの排出は止まっていないことを意識しましょう。早まった判断は周囲に大きな迷惑をかけてしまうかもしれません。

 

通常の判断だと、下痢が止まって2日間は安静にしていることがすすめられます。

 

ノロウイルスは、また感染してしまう恐れがあります。そのため、少しでも強い体作りを目指し、ウイルスに負けないようにしていきましょう。

 

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