大人でも苦しくて、二度とごめんだと思う胃腸炎ですが、特に感染しやすいのが、乳幼児を含む、子供たちです。幼い子供が、高熱を出して嘔吐と下痢を繰り返す様子は、かわいそうで「早く良くなれ」と祈るばかりです。

 

今回は、感染性胃腸炎で発熱と下痢をともない、子供に多くみられるものを調べてみました。

 

 

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発熱!下痢!を伴う子供の感染性胃腸炎とは?

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子供が感染性胃腸炎に感染すると、発熱を伴うものが多いのです。それは、免疫細胞が活発なためです。まだまだ未熟な体内の組織を守るため、免疫機能は、出来る限りの力を発揮しようとします。そのため、体温を上昇させて、より一層パワーアップをはかるのです。

 

乳幼児は、大人より熱に強く、高熱が出ても意外と元気です。ただし、下痢を繰り返すと、お尻が痛くて大泣きすることもありますね。かわいそうで、こちらが泣けてきます。子供に多い感染性胃腸炎と言えば、「ロタウイルス」があります。

 

このロタウイルスは、大人になると、ほぼ100%に近い人が、感染経験を持ち、抗体があります。ほとんどの人が、6歳までに、経験していると言われています。

 

その後も、感染はしているのですが、抗体のおかげで、「気持ち悪い」「お腹が変な感じ」と言ったていどの発症ですみ、ロタウイルスの感染に気が付かないこともあるくらいです。

 

ロタウイルス

  • 潜伏期間→24~72時間
  • 症状→嘔吐、下痢、38度以上の発熱
  • 発症期間→2~3日
  • 感染経路→糞口(経口)感染、接触感染、飛沫感染
  • 対象年齢→6か月~2歳

ロタウイルスによる下痢には、特徴があります。それは、クリーム色っぽい便がでることです。(白色水様便)酸味のある発酵臭がします。病院に連れて行く時は、白色便の付いたオムツを持参すると、病院の先生もわかりやすいです。その時は、ジップロックに入れて、その上からビニール袋に入れて持って行きましょう。

 

これは、不用意にウイルスを巻き散らかさないためです。ロタウイルスは、下痢と発熱がかさなることで、脱水症状が起きやすくなります。脱水症状は、命を脅かす、恐ろしい状態です。

 

助けられるのは、家族しかいません。子供がロタウイルスに感染したら、目を離さず、しっかり見てあげましょう。

 

また、ロタウイルスは、大変感染力が強く、取りかえたオムツや、触ったおもちゃなどから、二次感染が広がります。また、下痢が続くと、お尻が痛くなり、腫れあがることもあります。

 

出来れば、オムツ替えのたびに、洗面器にぬるま湯を用意し、お尻を洗ってあげて、水分を良く拭き取り、ベビーオイルやワセリンをぬってあげましょう。

 

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痛くなってからより、最初からやってあげると、本人の負担が軽減します。次は、ロタウイルスに感染したときに注意していなくてはならない「脱水症状」について、確認しておきましょう。

 

ロタウイルスが重症化するのは恐ろしい脱水症状によるものです!

乳幼児に、おっぱいやミルクをあげても、嘔吐が激しくて、全然飲めなくなってしまったら、迷うことなく、病院へ行きましょう。脱水症状は、とても危機的な状況だと認識しなくてはなりません。早く処置をすれば、日本にいる限り、乳幼児が脱水症状で命を落とすことはほとんどありません。

 

ところが、世界的に見ると、発展途上国では、毎年ロタウイルスによる脱水症状で数十万人の乳幼児が命を落としているのです。

 

日本でも毎年、5万人前後の乳幼児が、ロタウイルスで入院していますが、そのほとんどが脱水症状です。そして、40人ほどが、脱水症状が重篤化して、亡くなっています。

 

亡くなるのは、特に1歳に満たない乳児に多く見られます。乳児は、今元気に見えても、数時間後にはぐったりしてしまう事があります。そのほんの小さな体の水分は、あっという間に不足してしまうのです。

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水分補給については、「脱水してきたから補充する」のではなく、「脱水しないように補充する」と考えるようにしてください。

 

下痢や嘔吐、発熱がある場合、すぐに水分が減り始めます。おっぱいやミルクを飲まなくなってきたから考えるのではなく、発症したら、その時から、脱水対策を始めなくてはいけません。吐き気や嘔吐がある場合は、いつも通りに、おっぱいが飲めるわけがありませんね。

 

そのような場合は、吐き気止めや点滴などで、病院で対処されていると思います。自宅では、5分おきに少しずつ、1時間でいつもの8割程度は、最低でも与えられるようにしていかなくては脱水症状を起こしてしまいます。

 

最初に表れる脱水症状で、周知度の高いものに、「唇がカサカサになる」というものがありますね。

 

間違ってはいけないのは、唇がカサカサになってきたから手を打ったのでは遅いと言うことです。そうなったら、抱きかかえて、すぐに病院へ行かなくてはいけません。家から病院へ行く間にも、症状は進行します。

 

病院に着くと医師から、「どうして、もっと早く連れてこなかったのか」と言われる親は、大変多いのです。親の見極め方ひとつで、大切な我が子を命の危険にさらしてしまうことを肝に命じなくてはいけません。

 

42度でも脳は死なないから大丈夫!心配なのは熱より水分補給!

乳幼児が高熱を出すと、必死で冷えピタを、額や脇につけ、解熱に躍起になっている親御さんがいます。熱は、体が元気な証拠です。体に備わった防衛本能で、免疫力を活性化させるために発熱しているのです。

 

病院へ行くと「熱があっても元気でおっぱいやミルクが飲めるなら大丈夫!」と言われて帰されますね。

 

でも、いざ家に帰って、高熱の我が子を見ていると、とても大丈夫と思えなくなってしまうのは、親心です。この時、心配しなくてはならないのは、熱の高さより、水分補給です。人間の体は、40度程度の熱で、壊れてしまうことはありません。

 

脳に障害が出るのではないか、と心配になりますが、42度の熱でも、脳への障害はありません。脳は、大切に守られているため、いくつもの血管や細胞がバリアを張っています。

 

体温が42度になっても、脳は42度にはならないようになっているのです。むしろ怖いのは、解熱剤を使うと、脳を守っているバリアの機能を悪くしてしまうと言うことです。

 

では、子供が発熱したとき、1番しなくてはならない事とは何でしょうか。38度以上の発熱がある場合、その高低に関わらず、まずは脱水しないようにしなければなりません。水分が足りないと、免疫機能が存分に働けないため、ウイルスを中々倒せず、熱は下がらないのです。

 

早く元の元気な体に戻してあげたいと考えるのなら、冷えピタをベタベタと貼り付けるのではなく、まめに水分を摂らせて、水分不足を起こさないようにしてあげることなのです。

 

あとは、目を覚ました時に、近くにいてあげることです。安心感は、免疫力をあげ、不安は免疫力を下げてしまうのです。

 

「いい子だね」「頑張ってるね」と声をかけてあげ、安心させてあげましょう。また、高熱がでていると、ママの手が冷たく感じます。頭や顔をなでてあげると、子供はとても気持ち良いのです。40度以上の熱が出たまま、4日目を迎えたら、再度病院へ連絡してみてください。

 

高熱の状態を見る区切りは、3日となっていて、他の病気がないか、確認するためです。とにかく、水分補給が大切なので、熱の高さより、水分が摂れなくなったら、すぐに病院へ連れて行きましょう。

 

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感染性胃腸炎で、42度の高熱が何日も出続けることは、あまり考えられないため、熱で脳が壊される心配と言うより、他の病気がないかを心配してみる必要があるかもしれません。

 

まとめ

感染性胃腸炎で子供が重篤化しやすいのは、ロタウイルスによる脱水症状です。小さな子供は、すぐに体の水分が不足してしまうことを認識しましょう。症状が出てからでは遅いので、発熱や下痢を起こしたら、すぐに水分補給を考えましょう。

 

脱水症状が出始めたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。グズグズしている間に、手遅れになることもあるのです。自宅から病院へいく間にも症状は進行します。皮膚が乾燥しているように見えたら、救急車を呼びましょう。

 

高熱は、脳を破壊することはありませんので、必要以上の解熱行為はせず、本人が気持ちいいと感じているなら、冷えピタを張ってあげるようにしましょう。子供には、ママの存在が1番の薬です。早く元気になってくれると良いですね。

 

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