便秘とアトピーの関係性は、確実なものとしての報告はありません。便秘でもアトピーではない人もいるし、その反対の人もいます。でも、それ以上に、便秘とアトピーを併発している人が多いのは事実です。

 

特に、赤ちゃんは顕著に現れるケースが多いです。これは、同時に始まるのではなく、一度アトピーと診断された赤ちゃんの症状が、一時おさまっても、便秘がはじまると、再発症する確率が高いのです。

 

そこで今回は、赤ちゃんの便秘とアトピーの関係について調べてみました。さらに気になる新生児の腸内についても調べてみました。

 

 

 

赤ちゃんや新生児はいつから便秘やアトピーになるの?

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赤ちゃんはいつから便秘やアトピーを起こすのでしょうか。

 

便秘は先天性の病気の可能性もあるので、新生児の排泄が不十分な時は、早期の治療が必要です。便秘やアトピーの発症は、本人だけではなく、生活環境や、母乳などが大きく関係しているため、ハッキリと「いつから!」と言えるものではありません。

 

医師の診断で、治療が始まるのは、便秘は「離乳食が始まる6か月くらい」、アトピーは「生後4か月くらい」が一番多いようです。ただし、その前から症状が出ていた赤ちゃんはたくさんいるので、それ以前は、違う病気と言うことではありません。

 

  • アトピー

赤ちゃんの皮膚トラブルは生後すぐから始まり、つねにポツポツ、ザラザラとしていることは多いのです。初産の場合は、「赤ちゃんはスベスベお肌」と言うイメージが強いため、我が子に皮膚トラブルが起きると、たいへん慌ててしまいます。そして、すぐに「もしかしたらアトピー?」と心配が始まりますね。

 

アトピーは患者数や歴史に対して、治療法が確立していないと言えます。さまざまな治療法はありますが、その中から、その赤ちゃんに合った物が見つからない限り、治療は成功しないのです。

 

そのため、対処療法として、「かゆみを止める」「抗アレルギー」と言うことを目的とした治療がほとんどです。

 

もともとアトピーに対する考え方として、乳幼児期に発症しても、成長とともに「免疫力」がつくと自然治癒すると言われてきました。実際に、真っ赤に腫れあがっていた全身は、幼稚園、小学校と進むうちに、症状が治まってくる子供は多くいます。

 

便秘がひどくなるとアトピーも悪化する?

 

ところが、近年のアトピー事情はと言うと、成長しても自然治癒傾向が見られなかったり、大人になってから再発し、症状が悪化する人が大幅に増えると言う変化が起きています。

 

乳児期のアトピーにさえ、確実に抑える治療法がなかったのに、大人になるまで続くようになってしまったら、もう治る望みを捨ててしまいそうです。ステロイド薬の副作用については、何十年も問題になっていて、これを大人になっても続けるとなると、リスクは少ない物ではなさそうです。

 

  • 便秘

便秘は離乳食が始まると、一気に発症率が増加します。6か月くらいになると、ほとんどの赤ちゃんが野菜を潰した柔らかいペースト状の食べ物を食べるようになってきます。

 

消化物が体内に入ると言うことは、たとえ少量であっても、もう大人と同じ節理が働きます。「悪玉菌」の繁殖も同じように起こるので、善玉菌優勢だった腸内を守らないと、小さな体の中は、すぐに悪玉菌優勢に逆転されてしまいます。

 

また、赤ちゃんは非力ながら「うんちを出す」ことに集中し、すべての動作を止め、渾身の力を込めて排出します。

 

そのため、便秘を起こしている赤ちゃんは、真っ赤になって、目には涙をためて「うんち」していますね。この様子は、見ている方がかわいそうで「どうにかしてあげたい」と思います。

 

アトピーは、かゆみや赤味、発疹を止めるために自宅で何かしてしまうと、悪化させる怖さがありますが、便秘は自宅でできる、いくつかの緩和策があります。1番有効な手段としてとられているのが、「綿棒浣腸」ですね。

 

その他にも、「のの字マッサージ」などもあります。でもこれは、溜まったうんちを出すための方法で、便秘にならないための治療方ではありません。アトピーのかゆみを止めることと同じです。

 

赤ちゃんの1番の栄養源!母乳の影響はある?

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新生児のうちから便秘やアトピーの症状が出ている赤ちゃんは大変多くいます。
ただし、命にかかわるような重篤な場合をのぞいて、ハッキリと診断して、治療することはほとんどありません。

 

便秘を起こしている原因が腸疾患にある場合は、検査をし、治療していく事になりますが、「うんちが出ない」と言う問題に対しては、「元気があれば良し、そのまま排便を待つ」または、「浣腸で出す」と言う対処法になります。言うなれば、「少々、排便が困難な状況にある新生児」と言った感じです。

 

そもそも母乳やミルクしか飲んでいない新生児が排便しにくい状況になる原因とは何があるのでしょう?

 

新生児が出来ることは限られているので、その中に問題があるということですね。そして、出るものに問題があるなら、入るものに問題があるのかもしれません。

 

新生児の腸内は、善玉菌が90%以上と言う最高の腸内環境なので、腸が便秘を起こす問題はないようです。粉ミルクの新生児は善玉菌が少ないと言われますが、それでも十分、善玉菌優勢な状態に変わりはありません。

 

粉ミルクは、メーカーによって多少成分の配分に違いがあります。それぞれ、研究に研究を重ねて安全性を重視していますので、日本の大手メーカーのものを飲ませている限り、問題は無いと言えます。

 

ただし、「発疹が続くので、アトピーかと心配したが、粉ミルクのメーカーを変えたら治った」と言うケースがたくさんあります。新生児はデリケートなので、合っている物と合わないものを早く見つけてあげるのも、ママやパパの仕事の一つです。

 

では、母乳はどうでしょう。もともと母乳には、決して化学ではマネの出来ないような「高栄養」「高成分」が入っていて、すべて赤ちゃんのために良いのもばかりが治まっています。

 

これは、どのママも持っている、「母乳の元」のようなものです。それにプラスされていくのが、「ママが作り出したもの」です。ママの食生活や生活リズムが母乳を作っているのです。

 

そのため、赤ちゃんの便秘がひどくなった → アトピーが悪化した → ママの食生活や生活リズムに問題があった。と言う構図は、高確率であり得るのです。これが判明すれば、おのずと解決策は生まれてきますね。

 

ママが自分の生活を見直してみれば良いのです。母乳には、成分だけではなく、赤ちゃんとのスキンシップの面からみても優れたものが詰まっています。ところが、やみくもに「完全母乳信者」になってしまうのは、間違っています。

 

ママの気持ちや考えを、物も言えぬ小さな命に押し付けてしまってはいけませんね。すべては赤ちゃんが心身ともに良い栄養が摂れて、成長してくれるために備わっているのです。

 


母乳をあげるためには、良質の母乳を作る努力が必要です。
また、母乳が足りない時は、粉ミルクを与えてあげれば良いのです。ママの柔軟性も良い母乳を作るときに影響していますよ。柔らかい気持ちは、良質な母乳を作り、赤ちゃんは柔軟性のある、ストレスに強い栄養を受けられることにつながるのです。

 

新生児の腸内環境ってどうなっているの?

離乳食までの赤ちゃんの腸内は、善玉菌が90%を占めています。でも、赤ちゃんは、生まれた時から善玉菌を持って生まれたわけではありません。

 

赤ちゃんの腸は胎内にいる時には、無菌です。そして、この世に誕生した瞬間から、皮膚、気道を伝い、腸に至るまでの粘膜に細菌が繁殖し始めます。生後1日立つころには、「大腸菌」「ブドウ球菌」「クリストリジウム」などの嫌気型の細菌が繁殖しています。

 

その後、生後3日ほどすると、最強のビフィズス菌が現れ、繁殖している悪玉菌を退治していきます。そして、生後5日目になると、善玉菌優勢な状態は安定し、90%の高環境を作りだします。

 

この仕組みは、体がもつ「免疫力」です。ママからもらった免疫力で守られながらも、自分でも体を守り始めているのです。一度菌を発生させ、それを確実に退治できる菌を作り上げるのです。

 

ただし、そこに母乳から善玉菌と共に、より多い悪玉菌が入ってきてしまうと、その最強のビフィズス菌の抵抗する力にも限界があるということになってしまいますね。

 

赤ちゃんの便秘の原因は母乳?離乳食で改善しよう!

 

アフリカの奥地で暮らす人々は、病院や医者が近くにいるわけではありません。そのため、「ポリオ」や「ロタウイルス」を発症すると、命を落としてしまう赤ちゃんは大勢います。

 

ところが、それらを乗り越えた後は、草や木の実を薬にしながらも健康に生活しています。それは、体を侵す原因となるものが少ないため、絶大な免疫力が保たれているのです。

 

まとめ

赤ちゃんの便秘とアトピーは、絶対に関係があるとは、言いきれるものではありません。

 

ただし、実際に併発している赤ちゃんが多いのは否めません。そして、便秘による排便困難が発症している場合、考えられるのは口から入るものです。母乳と粉ミルクを比べると、粉ミルクの赤ちゃんは便秘を起こしやすいと言われます。

 

粉ミルクの糖分などの成分が完成しているためですね。では、母乳の赤ちゃんはどうかと言うと、こちらも便秘を起こしている赤ちゃんは、大勢いるのです。

 

粉ミルクの成分が便秘を招くなら、母乳の成分も便秘を招きます。まして、母乳の成分は、研究を重ねて安全性を確認されたものではありません。母乳をあげるママは、自分で良質の母乳を生産し、赤ちゃんに与えてあげなくてはならないのです。

 

実際に、ママが食生活を見直したら、すぐに排便があり、ポツポツも消えたと言うケースは多いのです。

 

赤ちゃんの世話をしながら、自分の食事に気を遣うのはとても大変です。家族に協力してもらい、相談しながら、ストレスにならないように改善していきましょう。