うどん派?そば派?と二者択一を問われることってありますよね。東日本はそば派が多く、西日本はうどん派が多いと言われていますが、結局、日本人は両方好きな人が一番多いのではないでしょうか?

 

下痢を起こした時などは、うどんをクタクタに煮たものが良いと言われ、子供のころから食べ慣れている人もいますね。では便秘だとどうなのでしょう。大好きな「うどん」や「そば」は、腸に影響があるのでしょうか。

 

そこで今回は、便秘になってしまうのか、それとも解消できるのか、「うどん」と「そば」の腸に効果的な食べ方を調べてみました。

 

 

 

便秘になってしまう「うどん」と「そば」の食べ方とは!

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  • うどん

うどんは下痢のときに、よくお世話になりますが、どちらかと言うと、「便秘」になるものとして知られていますね。香川県へうどん旅行と題してでかけると、あまりの美味しさに、つるつると食べ続け、気が付くと「便秘」になってしまった・・・などは良く聞くことがあります。

 

これは、小麦の成分が影響しています。小麦は「表皮」「胚乳」「胚芽」の3つの部分に分かれますが、一般的に小麦粉として使われている粉の中に入っているのは80%以上が、「胚乳」の部分です。

 

ここは、糖分とタンパク質でできていて、もともと消化が良いものではなく、とくに日本人はこれを消化するのが苦手な消化器官を持っているのです。

 

しかも、関東地方などのうどんは、良く噛んで食べるのが通常ですが、うどんの本場では、飲むように食べるのが醍醐味とされているため、より一層消化が悪くなります。消化の悪いものは当然、胃腸にいる時間が長くなり、便秘の元になります。

 

実は、香川県の人のDNAには、うどんを消化する力が備わっていると言われているのです。それは地域性と言われるもので、3世代以上続くと、DNAに変化が現れると言われています。

 

そのため、そのDNAを持たない人がたまたま旅行に行って、真似をして飲むように食べたり、自宅でうどんを良く噛まずに食べると、消化できずに便秘になってしまうのです。

 

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  • そば

そばは、麺類の中で、ダントツに食物繊維が豊富に入っています。そのため、便秘になりにくい食べ物と言えます。特に、そばの実の皮に近ければ近いほど食物繊維は豊富なので、「黒いそば」の方が、この効果は大きいのです。
そば1食で5gの食物繊維が摂取できると言われているので、成人1日の目標摂取量の1/4を摂れるのです。また、そばのメニューには、「山菜そば」や「なめこおろしそば」など、食物繊維を上乗せできるものがあり、より一層便秘予防には効果的です。

 

便秘を悪化させてしまうことも!症状別に便秘を悪化させてしまう食べ物とは?

 

食物繊維が豊富なら、改善もできるのでは?と考えてしまいますが、便秘になってしまってからでは、やたらと食物繊維をとることで、悪化させてしまうこともあるのです。そばの食物繊維は8割が不溶性食物繊維です。

 

日本の女性を悩ます便秘は、弛緩性便秘と言って、予防には不溶性食物繊維が有効なのですが、ひとたび便秘になってからでは、さらに便秘の塊を大きくしてしまうので、ひどくなることがあるのです。そのため、便秘がちな人は、そばを便秘の予防として食べることが有効なのです。

 

便秘に効果的なのは、そばより「そば茶」!

そば茶・・・あまり聞き覚えがないですね。でも、このお茶は、古くからあり、そばの原産地である信州方面では特に体に良いお茶として愛されています。そばには、豊富な食物繊維がありますが、それ以外にも多くの栄養素が入っています。

 

「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンE」「鉄分」「カルシウム」「タンパク質」「脂質」「ケルセチン(ポリフェノールの一種)」「シスウンベル酸」そして、「ルチン」です。

 

ルチンは、血管を強くする効果があり、動脈硬化、心筋梗塞などの重大疾病を防ぐ効果があるのです。ただし、このルチンは水溶性のため、そばとして食べる場合は、茹でた時に、ほとんど流れ出てしまうのです。

 

そば茶は、そのままルチンを飲んでしまうことができます。また、ルチンは分解酵素のルチナーゼによって、水と反応すると苦み成分と変化してしまうので、焙煎方法に特化したお茶を選ぶと、ルチン効果が最大に得られます。

 

さらにルチンが100倍の「だったんそば茶」がすごい!

中でも注目なのは、中国やネパール発祥の「だったんそばの実」から作られた「だったんそば茶」です。このだったんそばの実は、ルチンが100倍と言われ、ルチン効果は絶大です。

血液がサラサラになり、血流が良くなることは、腸への影響も大きく、便秘を改善させるには、大きな効果が期待できます。今では、北日本各地で栽培され、だったんそばは知名度を上げています、また、そば茶はカフェインを含まないので、アレルギーさえなければ、子供も妊婦さんも飲めるのです。

 

また、焙煎された、だったんそば茶は、香ばしくそのままポリポリとおかきのように食べて楽しむこともできるのです。だったんそばは、もともと漢方薬として、「胃腸の働きを良くして、気力が湧く」薬として、処方されてきたものなのです。

 

だったんそばは、麺としても販売されているので、美味しくいただけることだきます。

 

ただし、ルチン効果を得るためには、溶け出した蕎麦湯を飲む必要があり、つゆ割すると、塩分の摂取が心配です。麺からは食物繊維を含む豊富な栄養素をとり、ルチンはお茶から摂取する方がからだに良いかもしれません。

 

だったんそば茶は、さまざまな調理法で摂り入れることが出来ます。そのままポリポリも良いですが、ご飯と一緒に炊いたり、ふりかけとして食べたり、揚げ物の衣として使うことも可能です。だったんそば茶を長期的に取り入れていると、便秘解消だけではなく、生活習慣病の予防にもなるのです。

 

便秘がひどい時の「うどん」と「そば」の食べ方!

うどんは、便秘になりやすいのですが、不思議とひどい便秘の時に食べると、排便を促す食べ物にもなるのです。

 

それは、下痢を起こした時と同様に、クタクタに煮込んだ「うどん」にするということです。うどんをクタクタに煮込むと、水分をたくさんふくんだタンパク質となり、腸内の便を柔らかくする効果があるのです。また、消化が良くなり、腸を休めるため、良いぜん動運動が起きるようになるのです。

 

でも、クタクタじゃない「うどん」も食べたいですよね。どんな食材もそうですが、良く噛むことで、便秘は防げます。そのため、早食い、飲みこみ食いには注意しましょう。また、食べ続けることも便秘を起こしやすくなるので、偏食はやめましょう。

 

食物繊維は2種類ある?玄米で便秘が悪化する恐れも!

 

不溶性食物繊維の多いそばは、ひどい便秘になった時は、「ざるそば」や「もりそば」よりも、「山菜」「なめこ」などの水溶性食物繊維と一緒に摂ると、食物繊維をバランス良く摂取できます。

 

水溶性食物繊維は、水分を含むとゼリー状になり、便を滑らかに移動させることが出来るのです。不溶性食物繊維で便を形成し、水溶性食物繊維で排便を促すことで、便秘を解消できるのです。

 

まとめ

「うどん」「そば」は日本人にとって古くから馴染み深い食べ物です。大好物の人も多いことでしょう。うどん、そばは、名物となっている土地がありますが、各地で食べ方の違いがあります。

 

うどんは、便秘になりやすいと言われますが、それは「小麦粉」を消化の悪い状態で食べてしまうことで起こるのです。良く噛んで、ゆっくり食べれば、消化の妨げは最小限に食い止められます。

 

もともと日本人の消化器官は小麦粉を消化しにくいのです。クタクタに煮込んでしまえば、その効果は変わります。水分を多く含むことで、今度は便秘に良い効果をもたらすのです。

 

そばは、麺として美味しくいただくのも良いですが、お茶として毎日摂り入れることは、便秘の予防、改善に効果的です。とくに「だったんそば茶」は最大のルチン効果が得られるため、おすすめです。お茶だけに留まらず、いろいろなメニューに取り入れてみるのはいかがでしょうか。