柿は、その栄養の豊富なことから、昔から滋養強壮できる果物として、重宝されてきました。

 

その成分は漢方薬としても処方されています。ビタミンCとタンニンの作用でアルコールを排出するため「柿を食べると悪酔いしない」などと言われます。

 

食物繊維も豊富で、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を併せ持っているため、便秘予防にも効果があります。

 

柿は、生の柿、干し柿とありますが、栄養素に違いはあるのでしょうか。便秘に効果のある柿は、どちらなのでしょう。柿は栄養はタップリなのですが、実は、食べ過ぎると良く無いこともたくさんあるのです。妊婦さんは、鉄分の吸収が阻害されてしまうので、食べるタイミングには要注意です。

 

そこで今回は、食物繊維など、体に良い栄養素タップリの柿について、また便秘への逆効果や、心配な鉄分の吸収を阻害してしまうことについて、調べてみました。

 

 

 

生の柿と干し柿の違いを検証!便秘にはどうなの?

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生の柿と干し柿では、その栄養分に大きな違いがあります。そもそも柿は1000種類もあると言われている果物で、甘みが強く、生で食べるタイプの柿と、タンニンの渋みがありそのままでは食べられない、渋柿があります。

 

干し柿の原料は、そのままでは食べられない渋柿が使われます。渋柿を干すとタンニンが不溶性となり、渋を感じなくなり、溶けるような甘みに変わります。

 

栄養分をみると、生の方が多いものと干した方が高いものがあるようです。

 

中(1個)に含まれる栄養素

生柿(166g)   干し柿(37g)

ビタミンC    116.2㎎       0.74㎎

ビタミンA    58.1μg       44.4μg

ビタミンB1    0.05㎎        0.01㎎

葉酸        29.88μg      12.95μg

カリウム      282.2㎎        247.9㎎

食物繊維      2.66g        5.18g

 

ビタミンCは生柿に多く含まれていますが、干してしまうとほとんど無くなってしまいます。反対に、食物繊維は干した方が倍ほどに増えています。

 

干し柿は、水分が抜けて、小さくなっているため、1個で終われず、ついつい2個、3個と手が伸びてしまいます。もしも3個食べたとすると、食物繊維は、ほど1日分の目標摂取量に達するほど豊富だと言うことになります。

 

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ただし、気になるのはカロリーですね。果物は高カロリーなものが多いので、大いに気になります。

 

  • 生柿(166g) 100kcal
  • 干し柿(37g)  102k cal

 

干し柿は小さい割にカロリーが高いですね、甘みが凝縮されたので、1/4ほどの重さでカロリーはほぼ一緒です。3個食べると食物繊維は十分ですが、カロリーは摂りすぎになりますので注意ですね。

 

柿の豊富な食物繊維は便秘解消に向いている!

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食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類あります。また、便秘にも種類があり、それぞれ必要な食物繊維が違うのです。また、便秘の予防を考えた時、これらの食物繊維をバランス良く、両方摂る必要があるのです。

 

柿の食物繊維は、この不溶性と水溶性の両方を兼ね備えた食物繊維なので、一度に両方摂る事ができるのです。

 

日本人の女性に特に多いと言われる「弛緩性便秘」は、ダイエットや小食、偏食などで入ってくる消化物が少なすぎて、便が形成されないことが問題で起こりやすいのです。そのため、日頃から、不溶性食物繊維の水分を含むと膨らむ性質を利用して、便を大きくして排出すると、便秘にならないのです。

 

また、ストレスからくる、「痙攣性便秘」の場合は、痙攣によってカチカチの便がバラバラと粒にわかれてしまい、コロコロ便になってしまいます。そのため、水溶性食物繊維の水を含むと粘液性のゼリー状になる性質を利用し、カチカチ便を一つの形にまとめて排出出来るのと便秘にならずにすむのです。

それぞれに特性がありますが、もともとこのような食物繊維をきちんと摂っていれば、便秘にならずに済みます。不溶性と水溶性の両方をバランス良く、毎日摂取するのが大切なのです。干し柿は、カロリーを考え、2つくらいに控えると、大変都合の良い、便秘解消食材なのです。

 

柿のタンニンに要注意!食べるタイミングが悪いと鉄分が吸収されない?便秘悪化も!

どんな食べ物でも、食べ過ぎは良くないのですが、中でも柿のタンニンには要注意です。せっかく食物繊維もその他の栄養も豊富なので、朝食を干し柿に置き換えてしまいたいくらいですが、それをしてしまうと返って「便秘」になることがあるのです。

 

タンニンは、便を固くする性質があるので、下痢の時には大変効果的なのですが、便秘の時に食べてしまうと、さらに悪化してしまうのです。食物繊維はタップリなのですが、便秘の時には食べられない・・・と言う、少しややこしい果物なのです。

 

また、タンニンは、鉄分の吸収を妨げる性質があるため、貧血になりがちな妊婦さんは、要注意です。食事の後のデザートとして柿や干し柿を食べてしまうと、せっかく食事で摂ったわずかな鉄分が吸収できなくなってしまいます。なので、美味しい柿や干し柿は、おやつにいただくようにしましょう。

 

食べる量とタイミングさえ間違えなければ、タンニンはとっても体に良いのです。アルコールの解毒作用や脂肪吸収抑制、また、抗酸化作用も強く、抗菌、消臭効果もあります。口臭や体臭改善にも効果的なのです。

 

手軽に便秘解消!毎日1杯の柿の葉茶!

生柿も干し柿も美味しいですが、もっと手軽にの柿の豊富な栄養を満喫できるのが、柿の葉茶です。柿の葉には、天然成分でありながら、体に入るとビタミンCに変わるプロビタミン性のビタミンCを摂る事ができるのです。

 

このビタミンCは、熱に強くHOTでいただいても、まったく影響がないのです。これは添加物では多くありますが、天然での成分は珍しいものなのです。緑茶の20~30倍のビタミンCが摂取出来、女性にうれしい美白効果や、風邪防止に効果があります。

 

また、抗酸化作用による、血液サラサラ効果や、動脈硬化予防、心筋梗塞予防に役立ちます。そして、お茶になっても変わらずうれしいのが、豊富な食物繊維です。毎日摂ることで、腸のぜんどう運動が活発になります。

 

タンニンの効果もあるので、飲み過ぎると便秘になるのは変わりません。毎日1~2L飲む人もいますが、便秘の心配がある場合は、カップに1~2杯づつ、毎日飲み続けると、驚くほど豊富なビタミンCや食物繊維を効率よく摂取することが出来るのです。

 

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選ぶポイントは、100%国産の柿の葉茶にしましょう。ネット通販などでは、生産者の画像やこだわりが詳しく載っています。しっかり読んで決めましょう。値段の安い物は、中国産の柿の葉茶が多いです。

 

まとめ

柿には、驚くほどのビタミンC、ビタミンA、食物繊維など、多くの栄養素が含まれています。これは生柿と干し柿では、特化した栄養が変わってくるので、両方いただきたいですね。でも、タンニンのデメリットにも注意しましょう。

 

タンニンは便を固くする作用があるので、飲み過ぎると便秘が悪化してしまいます。また、鉄分の吸収を阻害してしまうので、貧血の人や妊婦さんは飲むタイミングに注意しましょう。

 

飲むタイミングや量を間違えなければ、大変効率よく、便秘の改善を含む、体調管理に役立つ飲み物なのです。柿の葉茶は、冷たくしても美味しいのですが、もともと柿には、体を冷やす性質があるので、出来るだけHOTで飲むほうが良いです。便秘の心配のある人は、腸を冷やさないことが大切なのです。