便秘茶と言われているお茶はたくさんありますが、それを飲むと本当に便秘を改善することになっているのでしょうか?

 

飲むと翌日どっさり出るもの、飲むと2~3時間で便意を感じるものなど、効果も様々です。

 

でも、一様に言える事は、飲めば出るでけど飲まなければ出ないと言うことです。

 

これって便秘薬と同じではないでしょうか?妊婦さんでも、便秘薬は怖いけど、お茶なら大丈夫な気がする・・・と安易な気持ちで、便秘茶を飲み続けることがありますが、成分の確認は十分におこなう必要があるのです。

 

そこで今回は、本当に便秘はお茶で改善できるのか、また市販されているお茶で、妊婦が飲んでも安全なお茶を調べてみました。

 

 

 

便秘はお茶で改善できる?大切なのは依存しないこと!

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便秘茶の成分で良く見かける、「キャンドルブッシュ」や「センノシド」については、下剤成分であることも良く知られています。それでも、大変多く飲まれているのはどうしてでしょう。

 

便秘薬も下剤成分が含まれているので、同じですよね。飲んだ翌朝スッキリ出る、と言う事も同じです。これは、「薬を飲み続けるのは良く無いことだけど、お茶なら安全」と言う、意識が働いてしまうため、逆に飲み続けてしまい、依存性が高くなり危険なのです。

 

ひどい便秘に苦しむ人は、何を食べても、生活を改善しても、どうしても出なくて辛くなり、1週間に1回~2回、薬で排便していることが多いようです。でも、薬を飲み続けることは、危険だと伝えるサイトや情報番組が多いので、「良くないことをしている」と言う意識がある人は多いのです。

 

便秘で良いとされるお茶や水はどれでも効果は同じ?口コミで評判の良いのは?

 

そんな時に「お茶を飲めば出る」と聞くと、「やっと危険じゃないもので出せるかもしれない」と思ってしまいます。でも、それは間違いです。飲めば出せるのは、すべて下剤と同じです。「強制的に出している」と言うことです。

 

お茶を飲むことは悪いことではありません。でも、お茶に出してもらうのではなく、そのお茶が排便しやすい状態にしてくれて、その後は自分の力で排便しなくてはいけません。

 

便秘を改善することと排便することは別物!

便秘の改善には、たいへん多くの情報が飛び交っていて、どれを信じたら良いのかわからなくなります。

 

食生活

  • 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランス良く摂って、便を形成しやすくする。
  • 食事の量や食材の偏りを無くして、消化を良くする。
  • 3食、時間を決めて、消化のリズムを作り、胃腸の負担を減らす。

 

生活習慣

  • 体は、冷えると機能が落ちるため、冷やさないようにする。
  • 良質な睡眠をとって、副交感神経を安定させる。
  • 朝日を浴びて、セロトニンを分泌させると、副交感神経を刺激し、自律神経のバランスが良くなる。

 

水分補給

  • 水分が不足すると、体の機能が悪くなるので、十分な水分を摂るようにする。
  • 朝コップ杯の水や白湯で、胃腸を起こし、ぜんどう運動を促す。
  • 便の水分がなくならないように、十分な水分が必要。

これらのことは、便秘の解消法では、「基本的なこと」として言われることですね。確かにこう言う生活をしていれば、便秘は起こりにくいと言えます。

 

ところが、今現在、腸に詰まっている便を抱えている人にとっては、これらの事をしても、その詰まった便に即効的な効果を出すことは難しいです。これらのことは、便が詰まらないようにするための事だからです。

 

便秘を解消するには、「今、詰まっている便を出すこと」と「これから詰まらせないようにすること」と分けて考える必要があるのです。上記に書いてある解消法は、後者の「これから詰まらせないようにすること」です。

 

そして、便秘薬や便秘茶での解消法は、「今、詰まっている便を出すこと」です。本当に便秘を改善するためには、この両方を同時におこなっていき、徐々に「今、詰まっている便がない体」に変えていかなくてはなりません。

 

それは、翌日からすっかり改善されると言うことは、ありません。何年もかけて、作り上げた自分の腸が、便秘を起こしやすい腸になってしまったのですから、今度も時間をかけて改善していくしかないのです。

 

便秘は、些細なことがきっかけで、すぐに起きてしまいますね。風邪薬を飲んでもなるし、仕事が忙しくなるだけでも起こります。旅行に行くと出なくなったり、気候の変動でも作用します。これらは、誰にでも起こり得ることです。単発的に便秘が起きても、また通常の排便に戻れる力をつけていきましょう。

 

市販のお茶を上手に使う解消法!そのお茶は下剤?栄養?

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市販のお茶には、明らかに「排便効果」を示しているものが多くあります。「翌日ドッサリ」や「驚くほど出る」などと書いてありますね。そのお茶には、下剤成分が含まれています

 

便秘薬ほどの強制力はないにしても、人によっては、激しい下痢となってしまう人もいます。怖いのは単発的な下痢ではなく、そのお茶を長期的に飲み続けることで、腸が機能しなくなる病気です。

 

今詰まっている便を出すためにお茶を利用するなら、「下剤」として認識して飲みましょう。間違っても、詰まらないように飲み続けるのは良くありません。「これから詰まらないようにすること」を実践しながら、どうしても詰まってしまった時だけ飲むようにしましょう、と言うことです。

 

生活を見直すことは、とても面倒くさいし、自由がなくなってしまうような気持ちになりますね。でも、便秘は万病のもとです。強制的に排便させるお茶を飲み続けて、便秘の改善を怠ると、腸内環境は悪化するばかりです。

 

便が出ているから健康だと思ったら大間違いなのです。腸内環境が悪化すると、さまざまな体調不良を起こし、やがては動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、がんなどの大病につながります。その時に失う自由の方が、大きいものになってしまうのです。

 

市販の便秘茶の中には、下剤成分も入っているけど、体に良い成分も加えてあるものもあります。また、腸に刺激を起こすので、胃には優しい成分を考えてあるようなものもあります。短期的に飲む場合にも、そのように考えられているお茶を選ぶようにしましょう。

 

水分補給や嗜好品として、飲み続けながら便秘改善の助力を受けられるようなお茶もあります。「ゴボウ茶」「黒ゴマ茶」「タンポポ茶」などは、食物繊維が豊富で、下剤効果はありません。

 

「ゴボウ茶」は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を摂る事ができ、「黒ゴマ茶」は不溶性食物繊維、「タンポポ茶」は水溶性食物繊維が豊富です。

 

自分の生活の中で、足りない食物繊維を補うために飲むことは、排便を促すためにも大いに役立ちます。食物繊維は、食生活の中からだけでは不足しがちな栄養素なためです。

 

ただし、これらのお茶は、翌日にドッサリ出すことを目的に飲むものではありません。あくまでも、出すのは自分の腸の排便運動力です。

 

妊婦さんでも飲める市販のお茶なら安心?

妊婦さんでも安心して飲めるお茶=下剤効果のないお茶、と言うことになります。強制的な腸のぜんどう運動は、子宮へ影響があるため、注意が促されているのです。

 

 

妊婦さんが便秘を改善する場合は、詰まっている便を出すためなら、担当の医師に相談して、便秘薬を出してもらい排便してしまいましょう。その後、便秘にならないようにするために、足りない水分や食物繊維を補うために飲むなら、「ゴボウ茶」「タンポポ茶」「黒ゴマ茶」などの下剤成分のないお茶を利用しましょう。ノンカフェインであることも重要なチェックポイントです。

 

妊婦の多くが苦しむ便秘の解消法とは?即効性のあるものもどれ?

 

また、「麦茶」にも、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が含まれています。麦茶は赤ちゃんが飲めるほど安心なお茶なので、産後も一緒に飲み続けることができます。

 

 

ただし、パック状の「水出しOK」のような物は、砕いてしまって食物繊維の含有量が少なくなっている可能性があるため、昔からある、麦の粒をやかんで沸かして飲む方法が一番です。

 

飲んで腸を元気にしたいなら、一番効果的なのは、「オリゴ糖」です。生活を整えながら便秘を改善するのなら、一番の近道ではないでしょうか。一度試してみても良いかと思います。ただし、こちらも下剤効果はありませんので、徐々に本質的な改善を目指す場合に限ります。

 

 

まとめ

ひどい便秘に悩まされている人にとって、薬以外で頼れるお茶は、ありがたいものだと感じます。本当にありがたいものにするためには、依存しないことが大切です。詰まりを取るために飲むのは良いですが、詰まらないために飲み続けることは良くありません。

 

下剤成分が含まれるお茶を飲み続けることは、腸内環境を悪化させ、決して便秘の改善にはなっていないのです。「今詰まっている便を出すこと」と「これから詰まらせないようにすること」は別物だと認識し、お茶に頼り切らずに、うまく活用していきましょう。

 

妊婦さんが飲めるお茶は、下剤成分やカフェインが入っていないため、安心です。その代わり、「今詰まっている便を出す」ためには、即効性のあるお茶とは言えません。

 

そのため、便を出したい時は、医師の処方による便秘薬で排便しましょう。そして、生活を見直しながら、お茶で足りない水分や、足りない食物繊維を補充し、詰まらないように気を付けていくことが大切です。