何日も出ていない便秘は苦しいですね。お腹が張ってくるとグルグル腹鳴が起きたり、グーっとありえないほど大きな音がしたりします。

 

自宅なら、ガスが出そうなら出してしまえますが、意外と会社や電車内など、「ここでは絶対に無理!」と言うシチュエーションの時に限って、起こります。

 

夜も、眠りに入ってしまえば楽なのですが、ウトウトしても眠り切れず、お腹の張りは増すばかりです。明日こそ出てくれないと困る、などと考え出すと、さらに眠れなくなってしまいますね。

 

そこで今回は、苦しい便秘や、お腹が張って痛いなど、眠れないほど辛い時に、少しでも楽になれる方法を調べてみました。

 

 

 

何日も出ない便秘で苦しい!お腹が張って痛い!

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お腹が張る、お腹から大きな音がするなどが起きている時は、腸内環境がかなり悪化しています。お腹の中には悪玉菌が発生させたガスが充満していて、腸が膨らんでいる状態です。

 

お腹に溜まるガスには、口から吸い込んだ空気もあります。腸内環境の良い人の場合、腸から発生する分解ガスより、吸い込んだ空気の方が多く、腸内に溜まると、圧がかかって「おなら」として放出されます。この場合のガスは、ほぼ臭いません。

 

ところが、便秘が何日も続いていたり、何度も便秘を繰り返しているような腸は、溜まった便が悪玉菌により腐敗し、有害なガスが発生しています。このガスは、真夏のゴミ捨て場と同じように食べ物が腐って出る悪臭がします。

 

ガスが溜まり、お腹が張って痛くなるのとは反対に、この臭いおならが止まらずに出てしまうこともあります。この「おなら」の出る出ないの違いは、「ぜんどう運動」が起きているかいないかです。

 

便秘でお腹が痛いけど出ない!寝れないほどひどい時はどうしたら良い?

 

ぜん動運動が起きている時は、おならは臭いですが、マッサージや水分補給、ストレッチなどで便意が起きてくる可能性があります。便が硬くて、そこまで来ているのに出ないような時は、浣腸や便秘薬で排便してしまいましょう。そうしないと、やがてぜん動運動が鈍くなり、おならも出なくなってしまうためです。

 

便が詰まってしまうと、ガスは出口を失い、腸はどんどん膨らんで行きます。この時、腸の周囲の内臓筋が無理矢理伸ばされて痛みを感じます。他にも、ガスが固く詰まった便を押し出そうとして、腸壁に痛みを起こすこともあります。

 

また、肛門から出れないガスは逆流し、胃に向かってあがってくるため、吐き気や息苦しさを感じます。

 

またガスでお腹が張ってる!繰り返し起こるわけとは?

便が詰まって出口を失ったガスで、腸は膨らんでいますね。この腸は、前回のお腹の張りの時にも、同じように膨らんだはずです。風船を思い浮かべてみてください。何度も膨らました風船は、ぶよぶよし、もとのキュッとした風船には戻りません。ガスで膨らんだ腸にも同じことが起きています。

 

膨らんだ跡がつき、弱くなっているので、すぐに膨らんでしまうのです。そのため、ガスが発生すると、溜まりやすくなってしまうのです。何度も繰り返すお腹の張りに、常に気になり、「またガスが溜まるかも・・・」不安が付きまとうようになります。

 

また、辛い症状が嫌なので、何とか直そうと、あらゆる手段を試すこともあります。ところが、何をしても上手く行かず、お腹の張りはまたやってきてしまいます。職場や学校でお腹が鳴ることも気になるし、ポッコリと膨らむお腹にもうんざりしてきます。お腹は痛くて夜もぐっすり眠れません。

 

これは、ガス溜まりを起こしやすい、悪い連鎖なのです。改善したいと思う気持ちがストレスになり、腸内環境を悪化させてしまい、ガスが発生しやすくなります。腸はぶよぶよで膨らみやすくなっているので、すぐにガスを溜めてしまいます。

 

治そうと思うと、ガスが溜まってしまうなんて、このままでは、良くなるわけがありません。いったいどうしたら良いのでしょうか。

 

ガス溜まりを消すには、とにかく温めて動かそう!

健康な人の腸と、腸内環境が悪化している人の腸で、一番の違いは、悪い腸は冷えていると言う事です。お腹だけが冷えることは考えられないので、実際は、体が冷えていると言うことになります。体が冷えていると、血行が悪くなっているので、腸の温度も低くなっています。

 

冷えて悪くなるなら、温めなくてはなりません。ちょっとやそっとの便秘ではないので、夜の入浴くらいでは温まりません。常にカイロをお腹に貼って、温め続けましょう。

 

低温ヤケドには十分注意しながら、寝るとき、日中、いつも温めるようにします。お腹にカイロを貼ってから、腸が温まるまで3時間ほどかかります。そのため、痛いから貼って、すぐに効果が出るものではないので、ずっと温める必要があるのです。

 

日中なら、腰にも貼ると、早く温まります。就寝時は、ヤケドの心配があるので、腰は止めましょう。

 

お腹が温まってくると、カチカチだったお腹が、徐々に柔らかくなってきます。ひどく痛んでいる間は、触るだけで痛かったり、表面までカッチカチになっています。

 

温まると、触って押し込むことができてくるので、マッサージもやっと効果が出る状態になります。お腹が張っているときに、マッサージ効果が出ないのは、カチカチのまま揉んだり、「の」の字を書いたりしているからです。まずは、柔らかくしてからです。

 

お腹が柔らかくなったら、激しい痛みも治まっていると思います。ここからは、マッサージです。いつもは効果がなかったものですが、成功を信じて「の」の字を書きましょう。これは、寝る前にお布団の中で出来ます。お風呂とカイロで一番温まっている時間ですので、効果が出やすいのです。

 

書き方は「の」の字ですが、クルクル回すのではなく、手で消化物を移動させることをイメージしながら、直腸までゆっくり送ります。手の下に腸を感じるように、押し込みながら便とガスを移動させます。2~3度回すと、痛いと感じるところがあるかもしれません。

 

そこに便が溜まっています。左側に痛みを感じる事が多いです。痛いところは、無理に揉み解さず、その部分だけ、上から下へと強めにさすります。S字結腸あたりなら、左から右へと強めにさすりましょう。

 

苦しい、痛い、眠れない、これは痙攣性便秘です!焦らずじっくり治すこと!

これらの症状が繰り返し起きる場合は、痙攣性便秘です。この便秘を治す時には、「焦り」は禁物です。改善するためには、ある程度の時間がかかります。お腹を温めるのは、強い痛みを起こさないことや、ストレス耐性を強めるための土台作りです。

 

このままお腹は温め続けましょう。腸で温まった血液が循環し、体全体が徐々に温まってきます。冷えることになれている体は、すぐには温まりません。1週間くらい続けると、肩こりや首コリ、頭痛などが軽減されてくると思います。それは、体が温まってきた証拠です。

 

ビオフェルミンを飲むのも有効です。ビオフェルミンの効果は、早い人で1週間、ひどい腸内環境だと1ヶ月ほどかかります。すぐに効果が出なくても、飲み始めたら1ヶ月は続けましょう。

 

腹痛が起こるほど溜まったガスを早く抜く方法!臭いおならは良くない?

 

水分補給も大切です。常温の水や白湯を多めに飲むようにしましょう。水分が足りないと、体は水分を手足や顔に溜め込み、むくんでしまいます。溜まった水分は、血管を圧迫するため、血行が悪くなり、体を温めることを妨害してしまいます。

 

痙攣性便秘は、心因性の便秘です。悪い連鎖がどんどん悪化させてしまうのです。体が温まってくると、ストレス耐性が上がり、代謝も上がります。免疫力が上がって来ると、善玉菌が活性化し、悪玉菌を退治していき、腸内環境が安定します。

 

体が温まってくると、眠れるようになるはずです。どうしても良い睡眠が取れないときは、心療内科に相談してみると、抗不安薬などを処方してくれます。便秘を改善するためには、眠ることは大切なことなのですよ。

 

まとめ

便秘で苦しくなったり、お腹が張って痛みが起こったり、眠れないほど辛い場合は、心因性の痙攣性便秘を起こしています。この便秘は、繰り返し起こります。また、ガスが溜まることで、心配事が増え、それがストレスになって、さらに悪化します。

 

ガス溜まりの痛みを軽減するには、とにかく腸を温めましょう。温めて温めて、柔らかくすることが、第一歩です。強く押せるくらいになったら、腸をさわるようなイメージで、便とガスを肛門から押し出すように、ゆっくりと移動させていきます。

 

体が温まると、ストレス耐性が強くなり、代謝も上がり、免疫力もあがります。便を出すことだけに囚われず、体を全体的に良い状態にして行きましょう。

 

体が温まってからは、今まで効果のなかった便秘対策も、効果が出やすくなります。朝の白湯や、ストレッチなど、今までは、まったく効く気がしなかったと思います。それが徐々に変わってきますので、じっくり焦らず改善して行きましょう。