冷たいものを食べたり飲んだりすると、その後お腹が痛くなってしまうことがあります。また、寒い日にもお腹が痛くなることがありますね。

 

「冷える」と言うことと、「腹痛」はどうも関連しているようです。と言うことは、腹痛を起こさないようにするためには、体が冷えないようにすれば良いと言うことです。

 

そうは言っても、寒い日は頭の先から足の指先まで、シンシンと冷えが忍び寄ってきて、どうしても冷たくなってしまいます。

 

そこで今回は、寒さから腹痛を起こさせない対策法を3つにしぼってご紹介します。また、冷えない体作りにも、目を向けましょう。

 

 

 

腹痛の原因は寒さだった!?

腹痛,原因,寒さお腹って、とくに悪いものを食べたわけでもないのに、ただ寒いだけでも調子が悪くなり、腹痛を起こしてしまったりします。

 

寒い日や、冷えている時のお腹の中は、どうなっているのでしょう。

 

冷えて体温が下がると、体は防衛反応が働き、体温を上昇させようとします。寒さでガクガクと震えるのも、筋肉の動きと血行を促進することで体温を上げています。

 

また、体の体幹部の体温を上げようとする時には、血液を集めて、循環させて体温を上げます。その時、指先などの末端部には血流が少なくなるので、大変冷たくなります。

 

腸はどうなっているでしょう。腸は冷えると、血流も悪くなり、ぜんどう運動がスムーズにいかなくなります。そうなると、防衛反応が働き、腸の付近に血液を集めて、「温めるぞーっ!」と血液を循環させ始め、腸の周りの筋肉にも、震えて体温を上げるように指示します。

 

参考:下痢や腹痛が続く時の対処法とは?その時の食事は何が良い?

 

この時の、多少強引な温め方によって、ぜんどう運動が活発になり、周囲の筋肉が動くことで、体感として「腹痛」を感じるのです。冷えて腹痛が起こると、下痢をしてしまうと言う人がいますね。それは、この時の活発なぜんどう運動が原因です。

 

すぐできる寒さ対策その1! マスク・カイロで暖をとる!

通勤、通学時は、温かい場所から外に出ることで、一気に体が冷えてしまいます。駅まで歩いたり、自転車をこいでいる場合などは、徐々に体温が回復してくるため、最初だけ我慢すれば、反対にポカポカしてきます。

 

ところが、駅について電車を待つ間や、バスを待つ時間は、体を動かずこともできないため、体はどんどん冷えてしまいます。マスクをつけることで、冷たい空気を体内に取り入れることを妨げることが出来、湿度によって保温効果もあります。

 

寒く乾燥している時期は、感染症の心配もあるので、マスクは手放せませんね。また、カイロもお勧めです。お腹や腰に貼ることで、腹部が冷えすぎず、腹痛の原因となる、無理なぜんどう運動が起こらなくなります。

 

デスクワークの場合、カイロをお尻に貼ると、いつもは血行が悪くなりがちな接着面が温まり、血行が良くなることで足の指さきの冷えにも効果があります。

 

すぐできる寒さ対策その2! 全身をさすってマッサージする!

寒いと、体は縮こまり、緊張して無駄な力が入る事で、余計に血行が悪くなります。ほんの2~3分で良いので、足から全身を強めにさすり、毛細血管を呼び覚ましましょう。

 

座ったままで大丈夫です。ふくらはぎから始め、膝の裏も良く揉みこみます。太ももは、片方づつ浮かせて、お尻に向けてさすります。次に手首から肘までの内側を、反対の手のひらを使って、強くさすります。肘の内側を良く揉みこみましょう。腕を上げて、二の腕を脇に向けてさすります。最後に脇の下を強く揉みこみます。

 

このあと、首、足首、手首を回すと、より効果的です。イスに座っていると、どうしても足先は冷えてきます。そのため、1時間に1回くらいのペースで、かかとを付けた状態でつま先を上げてキープ、反対につま先を付けて、かかとを上げてキープを数回繰り返すと、それだけでも血行不良を防ぐことができます。

 

すぐできる寒さ対策その3! 腹式呼吸!

寒さに耐えていると、出来るだけ動きを小さくしようと意識が働き、呼吸も浅くなっています。新鮮な酸素が足りなくなると、体内が酸欠状態になり、循環が悪くなります。

 

この呼吸は、立っていても、座ったままでもやりやすい方でやりましょう。背筋をシャンと伸ばします。ゆっくりと鼻から息を吸い込みます。その時、両手両足の指先にまで、酸素が行き届くようなイメージで吸い込みましょう。

 

今度は、口からゆっくりと体中の酸素を吐き出すことをイメージして、体を萎ませながら吐ききります。3回ほど繰り返すと、ポカポカしてきます。

 

毛細血管を増やして寒さに強い体になる!

体の冷え対策のために出来ることの他に、体を土台から「寒さに強い体」にしていくことも大切です。手足が冷たく冷えるのは、毛細血管が減ってしまい、血流が少なくなっているためです。

 

毛細血管は、30代後半から急激に減少を始めます。60代では、ピーク時の4割しか無くなると言われています。高齢になるにつれて、体が冷えてくるのは、この毛細血管の減少が大きく作用しているのです。

 

大きな血管は、動脈硬化によって血がドロドロになり、細部に広がる細かい血管は減り続けているので、体を巡る血液が圧倒的に少なくなるのです。

 

体温が下がることは、免疫力、抵抗力、どれをとっても、体のために良いことはありません。そのため、冷えない体つくりは、健康な体を作ることとイコールなのです。

 

炭酸泉で毛細血管を増やす!

運動で毛細血管を増やそうとすると、簡単なストレッチと言うわけには行きません。少々キツイと感じる程度のジョギングやウォーキング、水泳などの運動を、毎日続けなければなりません。

 

明らかに続かなくなりそうなことをするより、確実に出来ることをしましょう。それは、毎日入浴すると言うことです。忙しい現代人は、ついつい簡単なシャワーで済ませてしまいますが、湯船に体を浸けることは、とても効果的な健康法なのです。

 

より短時間で毛細血管を増やすことを考えたなら、さら湯ではなく、炭酸ガスを含んだお湯に浸かるのが有効です。炭酸泉に浸かり、指先まで血液が循環するように、マッサージしましょう。

 

最初のうちは、体が温まると、冷やそうとする力が働き、すぐに効果はありませんが、毎日続けるうちに、体温そのものが上がって来るため、入浴時との温度差が減り、毛細血管が増えて血行が促進します。

 

毎日の入浴を続けてある程度の効果が出てきたなら、簡単なストレッチや散歩程度のウォーキングでも血行促進に役立ちます。入浴とともに、毎日続けましょう。

 

この湯船に体を浸ける入浴は、寒い時期だけではなく、夏の暑い時期も続けましょう。夏場は、わざわざ体を冷やすことはあっても、温めることがありません。実は、内臓は寒い時期より冷えていると言われているのです。

 

参考:突然の腹痛に襲われた時の治し方を伝授!即効性のあるツボはどこ?

 

冷たいものを食べて腹痛が起きるのも、夏場の方が多いですね。暑い時期に、冷えやすい腸にしてしまうと、寒い時期にその影響は大きく出てしまいます。

 

まとめ

腹痛の原因は寒さでした。寒さで体が冷えると、体は防衛反応が働き、筋肉を振るわせたり、運動を起こしたりして、体温を上げようとするのです。

 

腹痛は、その時に腸の筋肉による運動が起こしています。さらに、その運動が活発になりすぎることで、下痢を起こす事もあります。

 

日常の生活の中ですぐできる、3つの対策で、寒さから身を守りましょう。

 

また、根本から冷えない体を作ることも、大切です。年齢とともに、減り続ける毛細血管を増やし、血行促進をはかり、体温を上げて冷えない体を目指しましょう。