「胃腸風邪です」と診断されることありますよね。でも胃腸風邪っていったいどんな病気を指すのでしょう。また、「お腹の風邪」と言われることもありますが、これはまた違う風邪なのでしょうか。

 

「お腹の風邪」「胃腸風邪」「感染性胃腸炎」と呼び名は色々ありますが、これらはすべて同じ病気のことです。

 

症状としては、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱です。

 

今回は、胃腸風邪の症状で子供が下痢をした場合の対処法や予防策をご紹介します。

 

 

胃腸風邪で子供が下痢をしたらどうする?

胃腸風邪,症状,子供,下痢胃腸風邪は、吐き気や嘔吐、発熱に加え、下痢の症状があります。

 

子供がひどい下痢をすると、お尻を痛がり、かわいそうになりますね。

 

胃腸風邪と診断された場合、そのほとんどがウイルスに感染して起きているので、特効薬はありません。

 

頓服薬として出ている解熱剤、吐き気止め、腹痛を抑える薬などが処方されますが、基本的に下痢止めは出ないことが多いです。

 

これは、異物を排出させる自己免疫力で起きている下痢は、止めない方が良いと考えられるためです。

 

胃腸風邪の一番の治療は、安静と水分補給です。下痢や嘔吐、発熱がある場合、子供は脱水症状に陥りやすいため、水分補給は何より大切なのです。

 

参考:胃腸風邪で発熱や腹痛、下痢が止まらない。本当の病名は?

 

以前は、嘔吐や下痢がある場合は絶食させる方針の先生が多かったのですが、今は、絶食は成人だけで、子供にはさせないことが多くなりました。

 

子供の下痢は水分補給が大事!

幼い子供が激しい下痢を起こすと、すぐに脱水を起こしてしまいます。下痢として水分が出てしまうだけでなく、免疫力を働かせるためにも水分は使われてしまいます。

 

発熱があれば、小さな体からは、当然それ以上に水分が奪われてしまうのです。

 

水分と一緒に塩分も補給したいので、経口補水液が一番良いのですが、中々子供の口には合わないことが多く、嫌がって飲んでくれないと言う声も多く聞きます。

 

そんな時は、美味しい手作りの補水液を飲ませてあげると、進んで水分補給してくれます。経口補水液は、水にブドウ糖と塩を加えたものです。そのバランスさえ崩さなければ、手作りでも十分なのです。

 

美味しい経口補水液の作り方!

500mlのペットボトルの水に、砂糖(大さじ2)、塩(小さじ1/4)、レモン果汁(大さじ1)を入れて混ぜて出来上がりです。

 

1歳以上のお子さんなら、砂糖をハチミツにしてあげると、ハチミツレモン味になり、より美味しくなります。その場合、一度温めて良く溶かしてから、冷ましてあげましょう。

 

500mlのペットボトルに350mlの100%リンゴジュース、150mlの水、塩(小さじ1/4)、を入れて混ぜると、リンゴ味の経口補水液になります。

 

経口補水液は大量に飲むものではありません。500ml飲んだら、後は常温の水か麦茶、白湯を飲ませるようにしましょう。

 

スポーツドリンクでも良いですが、飲み過ぎると、糖分を摂りすぎてしまうので注意しましょう。

 

下痢の子供!かわいいお尻のケアも早めに!

子供の下痢は、意外とダラダラ続くことが多く、お尻がただれて痛がります。

 

下痢が起きたら、それはイコールお尻のただれと考えて、ひどく痛がる前にケアすることを考えてあげましょう。

 

特にまだオムツをしている子は、蒸れることで、かゆみも起きて、早くただれてしまいます。

 

便は通常アルカリ性なのですが、下痢の場合、消化液がそのまま混在して排出されているので、肛門の皮膚を刺激し、炎症を起こしてしまうのです。そのため、肛門が真っ赤になり、ヒリヒリと痛んでしまいます。

 

こんな時には、通常使用している冷たいおしり拭きは、子供には拷問です。下痢がひどい時は、オムツ換えのたびに、ぬるま湯でお尻を洗ってあげましょう。

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発熱がある時は、洗面器に汲んだぬるま湯に柔らかい布かティッシュを浸し、抑えるように拭きとってあげましょう。こすってはいけません。

 

最後に水分を良く吸い取りますが、この時も抑えるようにしてあげます。

 

便を拭きとると言うより、酸性の成分を取り去るように気をつけてあげましょう。

 

オムツが取れていて、熱も無い場合は、そのたびにシャワーでおしりを流してあげましょう。その後、タオルで優しく拭き取ります。

 

子供の胃腸風邪を予防したい!まずできることは?

胃腸風邪に感染しないためには、何よりも「うがい、手洗い」を徹底させることにあります。

 

胃腸風邪の感染経路は、すべて経口感染なので、口から入って感染するのです。子どもの場合、保育園、幼稚園、小学校で感染してくることがほとんどですが、全員が発症するわけではありません。

 

うがい、手洗いの重要性をきちんと伝え、ウイルスを入れないように意識させましょう。

 

それでも、感染力の強い胃腸炎は、なかなか防げるものではありません。

 

そのため、感染してしまっても、軽く済むような体作りをしておくことも、予防のひとつになります。胃腸風邪を軽度で済ませるためには、免疫力を上げておく必要があります。

 

免疫力を上げるために、日頃からしておきたいことはいくつかあります。

 

まずは、生活リズムを規則的にする、と言うことです。ある程度決まった時間に寝て、朝も、決まった時間に起こしましょう。睡眠不足は免疫力の敵です。集中力や記憶力の低下も招くので、決まった睡眠時間を確保しましょう。

 

また、朝ごはんを抜かないと言う事も大切です。これは、体温を上げることにもつながるためです。子供は体温が高いと思っていますが、近年では、子供の低体温が問題になっているのです。体温が下がると免疫力も下がります。

 

朝ごはんが済んだら、朝の排便クセを付けましょう。毎朝うんちが出ることは、腸内環境が整っていると言うことです。腸には免疫力の70%が集中しているので、腸を整えることは、免疫力を上げることになるのです。

 

反対に、常に便秘をしていたり、下痢をしやすい場合は、腸内環境が悪くなっていると考えられます。うんちが出なくても、毎朝、5分ほどトイレに座らせ、朝はトイレに行くものなのだ!と体に覚えさせてしまいましょう。

 

便意は、あとからついてきます。徐々に排便できるようになってくるので、続けましょう。

 

免疫力を上げる食べ物とは?

免疫力を上げるためには、どれかひとつの食材をたくさん食べれば上がると言うものではありません。

 

バランスの良い食事が一番なのです。その中でも、効果的に威力を発揮するのが「お味噌汁」です。

 

お味噌汁は、日本に古くから根付くメニューですが、味噌の乳酸菌と、野菜や海藻類の食物繊維、ミネラルによって、腸内環境を良くする効果があるのです。

 

朝ごはんが、入らないと言う子にも、一杯の味噌汁を飲ませるだけで、その違いは大きいものになります。

 

感染性胃腸炎の症状!発熱、下痢を伴う子供の胃腸炎は?

 

また、大豆イソフラボンを豊富に含む納豆や、クロロフィルや葉酸を多く含む小松菜などは、毎日摂りたい座食材です。

 

ただし、これだけを食べれば良いと言うわけではなく、肉、魚もバランス良く摂取することが、大切です。

 

また、食材とともに気を付けたいのが、食べ方です。「ゆっくり、良く噛む!」ことは、子供時代に身に着けられると、一生において、財産となります。

 

まとめ

胃腸風邪で子供が下痢を起こしたときに、対処法を知っておくと、慌てずに済みますね。

 

胃腸風邪は、安静と水分補給が一番の治療法となります。

 

子供が下痢を起こした時は、脱水症状に十分気をつけて、こまめに水分補給をしましょう。

 

手作りの経口補水液は、子供も喜んで飲んでくれます。

 

下痢が続くと、お尻がただれてしまうので、まめに洗ってあげましょう。

 

感染性の胃腸風邪は、うがいと手洗いを徹底して予防しましょう。また、免疫力を上げることも予防につながります。

 

睡眠時間をたっぷりとり、生活リズムを整えて、免疫力をあげ、感染しても軽度で済むような体つづりを目指しましょう。