幼児が便秘で苦しんでいると、かわいそうで、見ている方も辛くなります。

 

そんな、幼児の便秘に効果的なのが、酸化マグネシウムの便秘薬です。この便秘薬は、妊婦さんにも処方される、安心して服用できるものです。

 

幼児にも使用できる、この酸化マグネシウムは、注意するべきことはあるのでしょうか。

 

今回は、幼児が便秘の時に酸化マグネシウムは本当に良いのか?また、注意点はあるのか?などについて、詳しく調べてみました。

 

 

 

幼児の便秘には酸化マグネシウムが良い?

幼児,便秘,酸化マグネシウムどうして、マグネシウムが良いと言われるのでしょう。それは、マグネシウムの特性として、便に水分を集めることで、柔らかくして排便を促すことができるためです。

 

また、マグネシウムは、もともと体内にあるものなので、用法、用量を守っている限り、飲みなれて効かなくなる心配も、副作用の心配もないのです。

 

そのため、妊婦さんの便秘薬としても、多く処方されています。

 

ただし、問題なのは、その効き目の表れ方が緩やかなことです。便秘で苦しんでいる幼児を見ている方は、飲んですぐに出してあげたいのですが、マグネシウムは即効性はないのです。

 

下剤効果のある便秘薬は、無理に腸のぜんどう運動を起こして、排便させるものですが、酸化マグネシウムにその効果はありません。

 

考え方としては、排便しやすい便つくりをして行きましょう。と言った形です。そのため、病院で処方される時は、浣腸と一緒に出されることが多いです。

 

溜まった便は浣腸で出しながら、マグネシウムを飲み続け、柔らかい便を作って、自力で排便出来るようにしていくと言う便秘改善法です。

 

ひどい便秘の場合は、毎日の浣腸とマグネシウムで治療する幼児もいますが、浣腸は3日に1回、または、溜まってしまったら使うと言う場合もあります。

 

ママは焦ってしまいますが、これは完全に自力で排便出来るようになるためには、じっくり取り組まなければなりません。薬以外のことでも、うんちを柔らかく出来ることを同時に進めていきましょう。

 

良く耳にするのが、「薬ばかり飲ませるのがかわいそうだから、自然に排便させたい」と考えて、薬を止めてしまうと言うことです。これは、結果として、遠回りになるかと思います。

 

下剤成分が入っている薬を飲んでいるなら話は別ですが、マグネシウムと浣腸を使い分けながら、食事や生活習慣で便秘を改善するのは、れっきとした治療法です。

 

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思い込みで、薬を飲ませたり止めたりすると、苦しむのは子供さんです。病院の先生と相談しながら、早く薬を卒業できる方法を考えていくのはいかがでしょうか。

 

マグネシウムは、特に危険な健康被害は起こりませんので、安心して飲み続けられます。薬と言うより、むしろ、うんちを柔らかくするためだけのものと考えても良いでしょう。

 

酸化マグネシウム粉末の飲ませ方!

酸化マグネシウムは、口当たりが悪く、大変飲みにくい粉です。そのため、今は錠剤が主流ですが、幼児には粉末タイプが処方されることが多いです。

 

残念ながら、水やジュースにも溶けないため、飲ませるのが難しいのです。「ご飯にかけて食べさせる」と言われることもありますが、気をつけないと、今度はご飯を食べなくなり、悩みが増えることになってしまいます。

 

何口にも分けるより、1口で飲ませ切りたいので、味の濃いもので誘うと、良くわからないうちに飲めてしまいます。また、服薬ゼリーはのどごしも良く考えられているので、おすすめです。

 

龍角散から出ている 「おくすり飲めたね」シリーズは、ピーチ、ぶどう、チョコレート、いちご、と味も飽きずに使えます。100g~200g入りのパックや、一回づつ使えるスティックタイプのものもあり、持ち運びも出来て使い勝手が良いです。

 

溶かしたチョコレートや、アイスクリーム、練乳なども効果的ですが、夜の使用や、毎日のことを考えると、虫歯の心配があるので複数回に使わず、日中の1回にとどめた方が良いです。

 

酸化マグネシウムでの便秘治療は、何年にもわたり服用し続ける場合がありますので、上手に付き合って行く方法を考えましょう。

 

酸化マグネシウムの副作用や注意点は本当にない?

安全な便秘薬として知られる酸化マグネシウムですが、副作用や注意点は本当に大丈夫なのでしょうか?とくに幼児への使用となると、不安がよぎりますね。

 

酸化マグネシウムの副作用を調べると、「高マグネシウム血症」と言う言葉が出てきます。これは、「腎不全患者」に対しての注意事項と言うことです。

 

腎臓に問題が無い場合は、不要なマグネシウムは尿として排出されてしまうので、まったく問題はありません。また、カルシウムと同時接種は良くないと言われます。この場合、どの程度のカルシウムの量を指すのでしょうか。

 

マグネシウムは、カルシウムと一緒に摂取すると、吸収が高まります。通常の栄養素として体内に取り入れたい場合は、最高の組み合わせですが、うんちを柔らかくするためには、体内に吸収させずに、腸で作用してくれなくては意味がありません。

 

そのため、便秘薬として飲む場合は、牛乳で飲んだり、カルシウムのサプリメントを同時に飲んでしまうと、便秘薬としての効果が下がってしまいます。

 

また、「ミルクアルカリ症候群」と言われる症状については、マグネシウムとカルシウムを同時に飲むと言う以前に、カルシウムを大量にとっている場合、と言うのが前提です。

 

これは以前おこなわれていた、骨粗鬆症の治療でカルシウムの吸収をあげるために、あえてマグネシウムを同時に飲ませる治療の結果に起きた副作用です。

 

通常の生活の範囲内であれば、まったく問題にならないのですが、骨粗鬆症の予防にカルシウムのサプリメントを飲んでいたり、乳製品を過剰に摂っている人が、マグネシウムを同時に摂ることで発症する可能性があります。

 

マグネシウムの副作用としては、「高マグネシウム血症」「ミルクアルカリ症候群」があげられますが、どちらも腎不全患者や、骨粗鬆症の治療をしている高齢者に注意を呼びかけるもので、普通の生活をしている幼児には、まったく問題のないものです。

 

また、牛乳の飲み過ぎに対しては、日本人にはあまり問題がないと言えます。それは、日本人は牛乳からカルシウムを摂取することが苦手なためです。牛乳不耐性85%と言う高い確率で、体に吸収される事なく、ギュルギュルとお腹がなり、排出されてしまうのです。

 

そして、カルシウムの摂取量からみても、問題がないことは明らかです。それは、日本人の平均が、必要なカルシウム摂取量にも届いていないためです。

 

必要なものも摂取できていないのに、過剰摂取の心配をしても、まったく意味がありません。

 

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酸化マグネシウムは、子供を自然に排便させるトレーニングとして、たいへん便利に使える緩下剤です。過剰な心配はせずに、毎日うんちを出してあげることを考えましょう。

 

まとめ

幼児の便秘には、酸化マグネシウムが良いと言われます。

 

酸化マグネシウムは、腸を動かして排出させる薬ではなく、うんちに水分を溜めて、柔らかくして排便を促す薬です。

 

即効性はありませんが、毎日の排便のトレーニングと考えて、じっくりと取り組みましょう。

 

幼児の場合、しばらくは浣腸と組み合わせて治療することが多いですが、徐々に浣腸しなくても排便出来るようになります。

 

早い効果を望む場合は、早寝早起きなどの生活リズムや、朝トイレに座らせるクセつけ、バランスの良い食事などに気を配り、改善させていきましょう。

 

酸化マグネシウムに対して、過剰な心配は不要ですが、依存も良くありません。何より、生活習慣が大切です。毎日排便できるようにしてあげたいですね。