もう何日も出てない・・・お腹が張って苦しい・・・など、今すぐに便秘を解消したい時がありますよね。

 

難しいことを考えるのもストレスになるくらい便を出したいなというときのための、今すぐに出来る方法を考えてみましょう。

 

どのタイプの便秘でも効果が期待でき、今すぐ家でできるのは「温めること」「常温または温かいお湯を飲むこと」「マッサージ」の3つです。あと人によって効果があるのは、排便のときにツボを押すことです。

 

病院にいって最短で便秘を解消できる方法は、摘便(便をかきだすこと)と浣腸です。(こちらは病院がするべきかどうかを判断します)

 

(ただ、便秘だけじゃなくて、お腹がとても痛い場合には病院に行きましょうね)

 

便秘を治したい!その便秘はどんなタイプ?

便秘には、「弛緩性便秘」「痙攣性便秘」「直腸便秘」の3つのタイプがあります。

 

女性が起こしやすいのは「弛緩性便秘」で、日本でもっとも多い便秘です。硬い便が詰まり、いきんでも中々出てこなくて、辛い思いをしている場合一番多い便秘のタイプです。

 

過敏性腸症候群で起こるのが、「痙攣性便秘」です。これは自律神経の異常が原因で起こります。腸が痙攣するため、便が小さくバラバラになり、コロコロとした鹿やウサギのフンのような便が特徴です。残便感が残り、スッキリと排便できなくなります。

 

「直腸便秘」は、トイレを我慢したり、下剤成分の便秘薬を長期にわたって使用してきた人に起こります。原因は、便意を感じなくなってしまったために、排便がしにくくなってしまうのです。直腸まできても、中々排便されないので、出口で大きな便となって詰まってしまいます。

 

まずは、自分がどのタイプの便秘なのか知ることが大切です。特に、「痙攣性便秘」を起こしている場合は、通常の便秘対策では、逆効果となる可能性があるので要注意です。

 

 

温める!水を飲む!マッサージする!

3つのタイプのどれにでも、効果があり即効性があるのは、「温める」「水を飲む」「マッサージ」です。とにかく今すぐに出したい時は、この3つを実行してみてください。

 

カイロがあれば、お腹と腰に張り温めます。なければ、水に濡らしたタオルをレンジで温め、お腹に当てて温めたり、暖房器具の前に座るなど、出来る限りお腹を温めてください。

 

女性の場合、便秘の場合は冷える体質の方が多いです。冷える体質で、腸の動きが悪い場合では、温めることで腸が滑らかに動きやすくなります。

 

 

次に、コップ1杯の水を飲みましょう。冷たい水は逆効果になる場合があるので、常温の飲み物にしましょう。便秘を起こしている時は、便に水分がなくなっています。少しでも便に水分を補充し、柔らかくするイメージで水を飲んでみてください。

 

1杯の水分を摂ることで、気分が少し落ち着きます。便秘で苦しんでいる時は、あまりにも苦しくて、心にストレスがかかっています。ストレスは便秘の大敵です。体に力が入ると、出るものも出なくなってしまいますので、力を抜くことも大切です。(力が入った状態は、自律神経のバランスを考えると腸にとってマイナスです)

 

例えば、何かの発表会や試験の直前におなかの調子が悪くなったりしませんか?このように、ストレスや緊張は、腸をスムーズに動かしにくくなるのです。

 

 

自宅の場合は、仰向けに横になり「の」の字にマッサージします。右側から左へクルリと円を描くようにし、直腸から肛門へ押し出すようにマッサージします。

上の濃い色のところが大腸で、向かって左下(ヒモみたいなものが見えている場所)が、自分の右下腹になります。便は、ヒモみたいなところから、筒みたいなところに向かって進んでいきます。

 

マッサージは、この方向で優しく押してあげると効果的です。

 

便意がある場合は、少し強めに押し出してしまいましょう。3分ほど続けると、腸が動きだし、グルグルと音がしてきます。

 

肛門からお尻の膨らみ始め周りを揉むのも効果的です。トイレに座っている場合は、少し前かが身になり、片方の手で順番に、揉みこみましょう。肛門を直接刺激すると、ケガの可能性があるので危険です。

 

腸のマッサージは、上手にやるとかなり効果的です。実際に医療現場でも腸のマッサージは行われていますし、小児の患者で、脳性麻痺などがあって便秘になりやすい子などは、お母さんが本当に上手にマッサージして腸の流れを良くしているくらい大事なのです。

 

 

便意が起きてきたらトイレに座ってツボを押す!

お腹がグルグルしてきたら、トイレに座って便秘に効果のあるツボを押してみましょう。

 

親指と人差し指の骨が合わさる手前のくぼみを「合谷」と言い、これは「万能ツボ」と呼ばれている、便秘に効果的なツボです。

便秘,治す,すぐ出典:http://korikiku.com/?p=1946
親指を腰にかけ、4本の指を揃えておへその量側をグッと押し込んでみましょう。その時、息を吐きながら、体を半分に折ります。

 

 

浣腸でスッキリと出してしまう方法も早く楽になる

出そうで出ない便秘は、本当に辛いものです。

 

もう二度とこんな思いはしないぞ!と便秘の改善を心に誓いつつも、「とにかく今回は、浣腸で排便してしまう」というのは実はとても有効です。

 

浣腸はクセになるのが怖いと言う人がいます。確かにそうですが、それはその後の生活次第です。便秘が起こらないような生活に変えていく事が大事で、努力しなければ、また浣腸のお世話になる可能性も出てきます。

 

ただし、稀に便秘の治療方法で浣腸を毎日している場合もありますが、当初は数か月浣腸による排便を続けていても、その後は自力で排便できるようになることも多いです。

 

もしも病院で薦められたら、取り越し苦労はせずに、浣腸でスッキリ出してしまうというのは一つの手です。

 

自分では怖くてできない場合は、消化器内科や肛門科でも浣腸してくれます。ただし、これもあまりにも詰りがひどくならないうちでなければ、意味がありません。また、腸の状態をみて、摘便といって便を手でかきだしてくれる処置で対処してくれることもあります。

 

手でかきだした方が良い便かどうかの見分けかたを解説します。浣腸は、便を滑りやすくして排出するものなので、肛門より大きくなった便は当然出てきません。そのため、肛門から見えているのにビクともしないような場合や、浣腸が効かない場合は、摘便することになります。

 

大きく詰まった便を指で少しづつかき出す治療法ですが、これは肛門科の先生が1番上手です。一般的な外科や内科の先生は、未経験な場合がほとんどで、看護師さんがすべてやってくれます。

 

救急外来や時間外診療などでは、先生も看護師さんも未経験な場合が稀にあるので、病院が終わる前に思い切って診察を受けてしまう方が安心です。(なんだかんだ救急外来で摘便する機会も多いので、時間外でもできるところも多いです)

 

 

便秘薬が効かない便秘とは?

便秘薬を飲んでも効果が無く、お腹が張るばかりで途方に暮れてしまうことがあります。

 

それは、この便秘が、「痙攣性便秘」で、自律神経の異常で起こっている便秘であることが多いです。このタイプの便秘は、副交感神経が過剰に反応して痙攣(ようは動きすぎている状態)を起こしているので、腸を動かす下剤成分が入った便秘薬でぜんどう運動を起こそうとしても、効果はありません。

 

すでに興奮状態の腸なので、その薬によってさらに痙攣が悪化するばかりなのです。

 

痙攣によって、腸の筋肉が無理矢理伸縮を繰り返し、痛みが起こります。腸内環境はどんどん悪くなるのでガスが充満し、お腹はパンパンに膨れます。

 

腹痛と張りで、お腹をさわることも出来ない場合があります。そんな時は、とにかく温めましょう

 

お腹と腰にカイロを貼り、出来れば全身、汗がでるくらい温めます。温めることで、腸は一瞬落ち着きを取り戻し、激しい痙攣が治まります。

 

過敏性腸症候群で起きる痙攣性便秘は、治療薬があります。市販の薬もありますが、ひどい張りで辛い思いをした時は、一度病院で検査を受け、便秘の原因を特定してもらいましょう。一度でも病院で精密検査をすることは、大腸の病気の確認にもなります。

 

便秘にならない生活をする!それには良くないことをやめるのが1番!

便が出なくてたいへんな思いをすると、「もう二度とこんな思いしたくない」と思いますね。

 

そのためには、何をしたらよいのでしょうか。便秘対策を検索すると、飲み物や食べ物、お茶や薬、体操にウォーキング、とたくさん出てきて、いったいどれが一番良いのかわからなくなってしまいます。

 

そんな時に1番良いのが、自分の生活を見直してみるということです。どんな生活をしてきたら、便がひどく詰まってしまったのか、考えてみましょう。

 

便秘を起こしてしまう方に見直してほしいものに、「睡眠不足」「水分不足」「体が冷えている」「食生活の乱れ」が原因になっていなそうか、ということです。

 

睡眠は時間も質も良いものが取れているでしょうか、水分は十分ですか?入浴はしていますか?シャワーで済ませていないでしょうか、食事は肉に偏らず、3食食べていますか?

 

自分に問いかけてみてください。するとどこが良くなかったのか、わかってきます。

 

どうも、水分が不足していたようだ、と気が付いたなら、水やお茶を積極的に取るようにしましょう。水は苦手で飲めないと感じたら、便秘に良いと言われているお茶を探してみるのも楽しいですね。

 

この時気を付けたいのが、下剤成分の入っているお茶です。「スッキリ、ドッサリ」などと書いてあるタイプのお茶は、キャンドルブッシュが入っています。

 

これでは、便秘薬を使っているのと同じです。いずれ、そのお茶を飲んでも、出なくなってしまいます。それでは、便秘の改善にはなりません。

 

自然に自力で排便できるようになるためのお茶を選びましょう。基準がわからない時は、妊婦さんや赤ちゃんでも飲めるものを選ぶと、安心して長く飲み続けられます。

 

自分で手作りジュースやスムージーに挑戦してみるのも良いですね。豆乳を使ったり、炭酸水を使ったりと、あれこれ楽しんで取り組むことも、便秘の改善には必要です。

 

痙攣性便秘は、強いストレスが引き金となって起こる心因性の便秘なので、躍起になって便秘対策してしまうと、イライラして逆効果なのです。

 

 

まとめ

便秘を治すために、今すぐにできる方法は、とにかく温める!水分をとる!マッサージする!この3つを試してみてください。

 

また、自分がどのタイプの便秘なのかを知ることが大切です。

 

痙攣性便秘の時に、下剤成分の入った便秘薬を飲んでしまうと、さらに悪化させてしまいます。

 

便が詰まって辛い時には、自宅でもできる浣腸で排便してしまいましょう。今でない便が、明日になればスルリと出る、なんてことはありえません。大事に取っておかずに、さっさと出してしまいましょう。

 

ひどい場合は、病院に行きましょう。便秘で病院に行っていいの?と言う人がいますが、便秘は大病のもとです。便は健康のバロメーターなので、詰りをとるのは大変重要なことなのです。(世の中には便秘外来、という便秘のための外来もあるくらいなのです)

 

そして次からは、浣腸なしで排便出来るように、注意した生活をすれば良いのです。

 

まずは、自分の生活を見直して、「睡眠不足」「水分不足」「体が冷えている」「食生活の乱れ」などがなかったか、振り返って見ましょう。

 

新しいことを、やみくもに始めるのではなく、今までの生活で便秘の原因を作っていたものを止めていきましょう。