1日2日の便秘なら、もう少し様子を見ようかなと思っても、2週間も続くと心配になりますよね。しかも、病院に行くほど症状がないこともあり、1週間も2週間もの間うまく出ないのにそれほどお腹が痛くないこともあり、個人差があるのが便秘です。

 

 

2週間も便秘が続いた場合は、病気の可能性もありますので、これは出ないなと見切って、病院で相談してみることをおすすめします。

 

また、便秘を長く放置すると腸の環境が荒れてしまい、より便秘になるという悪循環にもなるため早めに対処しましょう。

 

普通の便通の流れ

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便秘は、食事をあまりしていない点滴栄養の方でも出てきます。そのため、食事をしたら、便が出るのが普通の状態です。

 

例えば断食をして絶食状態でも、細胞や細菌の死骸が便となって、排出されるのが当たり前なのです。生きている限り、便は必ず作られると言うことです。例えば入院してずっと点滴でごはんを食べていない人でも、ある程度の間隔で便は出ます。

 

通常の便は、食べたものが小腸までにほとんど吸収されて、消化できない食物繊維や余分な脂質、糖質、たんぱく質、また吸収されなかった2割程度の水分で出来ています。

 

大腸の1.5m~2mの距離をゆっくりと進みながら、徐々に水分が吸収されて固形物となり、便が形成されて直腸に移動します。

 

便が直腸に来ると、大脳に「便ができたよ」と信号が送られ、大脳が肛門の括約筋に、「緩めて出して」と指令を出すとことで、無事に排便と言う事になります。

 

しかし、その流れがうまくできていないため、長い期間便が出にくい、ということになります。

 

 

二週間も出ない便秘の時に実際考えること

便秘になる原因は、やっぱり病気のことがあります。そして便が詰まる原因があるのなら、原因となる病気を排除する必要があります。病気がないかどうかを知るためには、病院で検査を受けるしかありません。

 

大事なことは、「病気がないかどうか確認すること」です。便秘になる病気は、実はそれほど多くありません。ただし、一度は調べてみると良い病気が多いです。

 

例えば、大腸癌です。大腸癌は、早期に見つけて治す病気です。

 

実際に、50歳以上では、大腸癌などの検査で大腸カメラの検査が必要となると言われています。また、腸を動かしにくくする病気によっておこる便秘は、その病気ごとの治療が必要になります。例えば腸の動きが悪くなる甲状腺機能低下症(血液検査でわかる)や神経の病気(内科の診察でわかる)は、血液検査や内科外来で診察することで見つけることができます。

 

今飲んでいる薬があるなら、飲み合わせで便秘が良くなることもあるので、主治医と相談することが勧められます。

 

近年、総合病院などでは、便秘外来が多くなりました。また、積極的に便秘を受け付けている個人病院もたくさんあります。ここでは、今の生活スタイルを元に、便秘になりにくい食事やライフスタイルの相談ができるとこもあります。

 

 

女性で無症状で便が出にくい場合に考える病気以外の2つのこと

女性に多く見られる長引く便秘の場合、便が溜まってしまう原因となりやすいものが2つあります。1つは筋力不足、もう1つは消化物が少なくて便の形成ができないと言うことです。

 

筋力不足と言うのは、いきむ力のことでもありますが、腹筋そのものが少ないため、腸の内臓筋も少なく、全体的に緩んでしまい、腸を動かすぜんどう運動がしっかり起こらないのです。

 

動きが鈍くなり、便の移動がスムーズに行かず、排便までにダラダラと時間がかかってしまいます。

 

ここで、もう1つの原因である消化物の少なさも関係してきます。ダイエットによる食事制限や、もともとの小食、食物繊維不足によって、大腸に流れてくる消化物が少ないと、便のもとになる材料が少ないと言うことになります。

 

腸は、ある程度の大きさがないと刺激を感知できす、便だと認識しません。そのため、ぜんどう運動が起きず、便を移動させようと働かないのです。

 

筋力不足で弱くなったぜんどう運動さえも起こらず、小さい便は置き去りにされてしまいます。それは通常の便の大きさになるまで繰り返されるのですが、溜まるのを待つ間も水分の吸収は続いています。

 

水分が無くなり硬くなった便の塊がある程度の量に溜まると、腸は「これ便だったんだ」と気づき、やっと鈍いながらもぜんどう運動を起こします。

 

ところが、今度は乾燥して硬く、滑りが悪くなった便を移動させるほど、強いぜんどう運動が起こせないため、便の進みは、限りなくゆっくりとしたスピードになります。

 

 

 

便秘は腸を伸ばしてしまうため放置しないほうがよい

元気で生き生きとした腸は、血行が良いため色つやも良く、伸縮性にも優れ、柔らかい腸壁をしています。

 

悪玉菌が繁殖して、腸内環境が悪くなると、腸は柔軟性を失い、血行も悪くなり色つや、運動能力も衰えます。そして、便が長くたくさんあるので、その重みで腸が膨らみ伸びてしまいます。

 

柔軟性を失っているので、もとに戻す力も無く、ぶよぶよと広がってしまうのです。これは、さらに便が溜まりやすくなる悪循環です。

 

慢性的に便秘を繰り返している人の腸は、最長で2倍の長さまで、伸びてしまうと言われています。それ以上伸びないのは、腸壁の限界があるためで、それ以上になると、腸が切れたり穴が空いてしまいやすい腸になり、高齢の方や慢性的な便秘の方の浣腸のリスクが高いのはこのためです。

 

慢性的な便秘が繰り返し起きているような腸は、かなり腸内環境が悪くなっているので、ポリープ、ガン、狭窄など、いろいろな病気の元になりやすいと考えられています。

 

ちなみに、大腸穿孔は、腸に穴が空くことで、腸内の細菌が体内にあふれだすことを意味し、全身に菌が回ると言うことです。そして、腹膜炎や敗血症を起こすと、死に至ります。もともとは、たかが便秘と思っていたようなことが、将来の命取りになる場合もあると知りましょう。

 

そのため、あまり長く便秘を放置するべきではありません。

 

 

 

まとめ

 

もともと腸は、溜めるためにあるものではありません。そのため、重みがかかり続けると、伸びてしまい、変型してしまうのです。

 

 

長期にわたり、排便できない時は、便秘専門の病院に行きましょう。自分の腸に何が起きているのか、しっかりと知る必要があります。

 

便秘は癖になりますので、あまりひどくならないうちに、一度専門医に見てもらうことをおすすめします。

 

溜めやすい形になった腸を相手に、便秘対策をするのは、大変なことです。少しでも、改善しやすいうちに便秘とサヨナラするようにしましょう。

 

毎回排便に4~5日の間があるようなら、すでに立派な便秘です。早めに、そして必ず専門医に診てもらうようにしましょう。