下痢の脱水防止にアクエリアスやポカリを飲みますね。

 

病院に行くと、先生にポカリを勧められることも多いでしょう。

 

スポーツドリンクは糖分が多いため、学生時代などは薄めて飲むように指示されることがありましたが、下痢で水分補給に飲む時も薄めた方が良いのでしょうか。

 

そこで今回は、下痢の時にアクエリアスやポカリを飲む場合、薄める方が効果的なのかどうか詳しく解説いたします。

 

 

 

下痢の時にアクエリアスやポカリは必要?

下痢,アクエリアス,ポカリ,薄めるひと口に下痢と言っても一度だけ緩くなった便がジャーっと出て終わる場合もあれば、ウイルス感染による下痢で多い、一日に何度もトイレに駆け込むような場合もあります。

 

ひどい下痢になると、食事はおろか、水を飲んでもそのまま出てしまうような時もあります。続けて大量の下痢が起きてしまうと、口から入る水分は無いのに排出水分ばかりが増えて、体は脱水症状を起こしてしまいます。

 

人は通常、1日に2.5Lの水分を必要としていますが、激しい下痢をしてしまってはそれ以上失ってしまうのです。激しい下痢が起きている時は、食べられない場合もありますので、食事からの水分補給は減ったり、なくなったりします。

 

そこで強い味方として意識に根付いているのが、アクエリアスやポカリスエットです。電解質を含む水分で体液に近い成分が含まれているため吸収が良く、脱水を癒してくれると言うものです。

 

この二つの商品はコンセプトに違いがあり、アクエリアスはスポーツ時の水分補給を狙った「スポーツドリンク飲料」ですが、ポカリスエットは生活の中で体液を補充する「飲む点滴」と言われています。

 

ポカリスエットは糖分が多いと言われていますが、下痢などで食事が摂れない時はまさに点滴の役割として、エネルギーも補充されます。

 

糖分はやたらと敬遠されますが、体にとって無くてはならないものなので必要に応じて摂ればよいのです。ひどい下痢をしている時にポカリスエットを飲んだからと言って糖分取りすぎで病気になることも太ってしまうこともありません。

 

ただし、ポカリスエットの糖分の問題点としては、糖分が多いため浸透圧が高くなり、下痢を悪くしてしまう可能性があることです。そのため、少し薄めて塩を足す方が下痢の対処としては理にかなっています。

 

健康体でスポーツ時、ひどい下痢で食事もとれない時、それぞれの体の要求に答えるような水分の取り方をしましょう。

 

3つの脱水症状

  • 低張性脱水症

特にひどい下痢の時は、体内からナトリウムを多く含む体液が排出されてしまい、ナトリウム不足の脱水症状に陥ります。水分に対してナトリウムの喪失量が上回る脱水です。ただし、めったに起こりません。コレラのような米のとぎ汁のような便が大量に出た場合や、嘔吐で水吸収ホルモンというホルモンが過剰に働いた特殊な状態の時に起こります。

 

 

  • 等張性脱水症

水分とナトリウムが同等量喪失している脱水症です。スポーツなどで大量に汗をかいたり、暑い作業場で仕事をするなどで水分を喪失した状態です。

 

汗をかいたため喉が渇きます。水だけでなく、ナトリウムも減っているため、汗の成分に近い、多めの水分とナトリウムを取るには、スポーツドリンクとして開発されたアクエリアスは適しています。

 

また、糖分と塩分が同じくらい入っていると、腸での塩分と水分の吸収が活発になることが知られているので、ポカリを半分に薄めて塩を少し足すなどをすると、この脱水を防ぎやすくなります。

 

  • 高張性脱水症

水分の極端な低下を指します。乳児や寝たきりの高齢者などのように、自分で水分を摂れない人に起こりやすい脱水です。喉や口の中がカラカラに乾き、肌や目も渇き始めます。体から水分の排出が無くなると死亡することもあります。

 

この場合は、自宅でも水分補給では間に合いません。大至急病院での処置が必要です。

 

 

水分補給のアクエリアスやポカリスエットは薄める方が効果的?

アクエリアスやポカリスエットで水分を補給しようとした時は、どんな状況かということで使い分けると良いです。

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  • アクエリアス(コカ・コーラ)

100mlで19kcalと言う事なので、500mlのペットボトルで95kcalです。

 

1本飲んで喉の渇きが収まる程度なら良いですが、激しいスポーツや暑い作業場で継続的に汗をかいた場合、1L程度の水分が必要なので、190kcalとなりコンビニの焼き肉おにぎりと同じカロリーとなってしまいます。継続して飲み続けた場合、高カロリー摂取となります。

 

アクエリアスは、スポーツ飲料として考えて作られているので、体を動かして水分を喪失した時に500mlを限度に飲むと体力保持に有効です。それ以上は1.5~2倍に薄めて飲むことをお勧めします。

 

糖質についても、汗をかいたことで消耗した体に効率良く糖分吸収させるように出来ているので必要以上の糖分を摂ってしまわないようにしましょう。

 

下痢を起こした時には、体力保持や水分補給のためにゆっくりと時間をかけて常温のものを1L程度飲んでも全く問題ありません。食事が摂れない時などはアクエリアスから糖分も取ります。

 

ただし、アクエリアスに配合されている人工甘味料のスクラロースに敏感に反応するタイプの人だと、下痢が悪化することがあります。

 

人工甘味料は、カロリーオフなどに使われる甘み成分で、体内に吸収されずに排出される糖分です。そのため、下痢をしているとさらに排出するものが増えることになり、腸への刺激となってしまうかもしれません。

 

  • ポカリスエット

100mlで25kcalなので、500mlで125kcalとアクエリアスよりかなり高カロリーとなっています。

 

これは、ポカリスエットはがぶ飲み用に作られたのではないと言う事なのです。激しいスポーツや仕事の休憩のたびにポカリスエットを飲んでいたら、みるみるうちに太ってしまいます。

 

ただし、食事も摂れないような状態で寝込んでいる場合は、体力保持のために多くの必要なものが入っているので有効です。

 

特に下痢の症状がひどい時などに適しているため、もし食事が摂れている時は500ml1本をゆっくり常温のまま飲みましょう。食事が摂れないような時は半日に1本づつ、1日に1Lほど薄めずに飲みます。

 

下痢を起こしている時は、低張性脱水状態なので、ただでさえ水分に対してナトリウムの喪失が大きいので、ここで薄めて水分を多く入れてしまうだけではだめで、塩分を追加した方がよいです。

 

ポカリスエットは体液に近い状態で作られた飲み物ですが、腸の生理を考えると、少しナトリウムが少なく、糖分が多いです。最近では、経口補水液という呼び名で、OS-1という飲み物が同じ大塚製薬から出ていますが、こちらが下痢には好まれています。

 

ただし、これは下痢で水分補給が必要な間だけです。毎日のように飲み続けていると、糖分取りすぎで生活習慣病の原因となりますよ。

 

アクエリアスやポカリの電解質とはどんな意味があるの?

そもそも電解質入りの水分とはどんな水分のことを言っているのでしょうか。

 

電解質とは水に入ると電気を通す物質のことで、人の体は微量の電気が走っています。神経伝達は脳との間に電気信号が送られ、次の行動をとるためにさっと体が動かせるのです。

 

5大電解質と言われるものが「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」「カルシウム」「クロール」です。

 

これらの電解質が体の水分量の調整や浸透圧の調節をしています。特にナトリウムは、血圧や水分量のバランスにとって最も大事なミネラルですので、これの調節ができないと浸透圧が狂ってしまい、血管が膨張したり、血管から水分が滲み出てしまい体内に水分が溜まってしまいます。

 

そのため、脱水症状でナトリウムが減少してしまうと、体は機能を失い始め、限界を超えると死亡してしまいます。

 

電解質は少なくても多くても命に関わり、バランス良く体内にあることで元気に生活することが出来るのです。

 

まとめ

下痢症状での脱水を防ぐためには、電解質の入った水分が必要です。

 

排出された水分に比べてナトリウムの喪失が大きいと言う事です。

 

そのため、アクエリアスやポカリスエットは少し薄めて、塩を足して飲みましょう。水分ばかりが増えて電解質を薄めてしまわないようにするためです。

 

アクエリアスは汗を大量にかいた時の補充に効果的ですが、飲み過ぎると高カロリーになるので注意しましょう。

 

ポカリスエットは体液を失った時に補充すると考えると、飲み過ぎる心配がありません。体力も一緒に保持したい時などに有効な成分が入っています。

 

どちらも、飲み過ぎると糖尿病などの病気の原因となってしまいます。病気の時以外でたくさん飲む時は薄めて飲むようにしてください。

 

下痢の水分補給で飲む時は、常温で薄めずにゆっくり飲んで水分と体力を保持しましょう。