「急性胃腸炎」って良く聞きますよね。急性胃腸炎とは、一過性の胃腸の炎症すべての病気の総称のようなものです。

 

ウイルス性胃腸炎やウイルス性感染症など言い方は色々ありますが、冬場に猛威をふるう「ノロウイルス」も急性胃腸炎の中のひとつです。

 

また、食中毒として知られる、細菌性の胃腸炎も急性胃腸炎です。腸管出血性大腸菌O157やサルモネラ菌などは良く知られていますね。

 

どの病気も初期症状の説明は多く、ネット検索するとたくさん出てきますが、意外と気になるのが症状の後の潜伏期間です。

 

そこで今回は、急性胃腸炎はうつるのか?また治ったと思ってからの潜伏期間はどれくらいあるのか、詳しく解説いたします。

 

 

急性胃腸炎はうつる?どんな病気がある?

急性胃腸炎 うつる 潜伏期間急性胃腸炎と言うと、いったいうつるものなのか風邪なのか何なのか良くわからなくなります。

 

うつる急性胃腸炎とうつらない急性胃腸炎に分けて考えてみましょう。

 

うつる急性胃腸炎とは?

人にうつる急性胃腸炎は、「ウイルス」「細菌」による感染症と言われる胃腸炎です。ウイルス性の胃腸炎は冬場に流行することが多く、これはウイルスが乾燥を好み、また空中を浮遊するなどが原因です。

 

「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」などは、良く知られているかと思います。

 

多くの人が感染に敏感になり、この時期は注意深く感染予防対策もされているのではないでしょうか。反対に夏暑い時期に集団感染などでニュースになるのが、細菌による胃腸炎です。いわゆる「食中毒」と称される感染症ですね。

 

こちらは、空中に浮遊することなどの心配はなく、同じものを食べたことで同時に同じ症状が起きることが多くなります。

 

うつる事を考えた場合は、細菌感染している人の排出した菌が手についたり、感染者が菌がついた手で触ったものを食べたりすることで「二次感染」としてうつります。

 

そのため、感染した調理従事者などが不用意に食品を触ってしまった事によって、大変多くの人に感染させてしまう恐怖があります。

 

「O157」「腸炎ビブリオ」「サルモネラ菌」「カンピロバクター」などが細菌性の胃腸炎を起こしますが、特に「O157」は数個の菌の数で感染してしまうため、施設の食事や学校給食などでの大型の集団感染となってしまいます。

 

うつらない胃腸炎とは?

胃腸炎は、ウイルスや細菌などの病原体がなくても起こります。それは、「神経性胃炎」「ストレス性胃腸炎」などと呼ばれる、心因性の胃腸炎です。

 

胃腸と脳は密接に関係しているため、悩み事や強いストレスを感じると、胃腸も異常を起こして下痢や腹痛、胃痛をおこしてしまいます。

 

うつる胃腸炎!治ってからの潜伏期間はどれくらい?

「潜伏期間」と言うと、感染してから発症するまでに焦点があたってしまいますが、胃腸炎の心配なところは下痢などの症状が治まってからも、原因菌の排出は続いていると言う点です。

 

便からの排出が続く限り、感染する可能性はあります。

 

大人がノロウイルスに感染した場合などは、軽症なら仕事を休まない人もいるし、休んでも一番ひどい症状の1~2日程度の人が多いようです。この場合、人にうつしてしまう可能性は大です。

 

症状が軽くても、便からウイルスは出続けているので、トイレのドアノブなどを介して感染してしまいます。

 

通常の場合下痢が収まってから1週間程度は潜伏期間と考えて、自分から感染を広げないような注意が必要です。

 

マスクや消毒など、自分で出来る範囲で感染を軽減させる努力、また周囲の不安をあおる事はしない努力をするようにしましょう。

 

では1週間でだいたい排出は治まるのでしょうか?実は、ウイルスや細菌の排出時間と言うのはかなり長いのです。

 

検査をすると、3か月~半年以上たってからも検出されます。ただし、だらだらと長期に渡って排出し続ける菌は「感染力」そのものが弱くなっているのです。

 

急性胃腸炎にかかった時に口にして良い食べ物とは?

 

人に下痢や腹痛、嘔吐などを起こさせたような元気はなく、人の口に入っても免疫力でやっつけられてしまう程度の力なのです。そのため、本人の便もすでに固形化しているため、胃腸炎の症状はまったくありません。

 

うつる急性胃腸炎!仕事や学校に復活するには決まりがある?

感染症は法律で1類~5類に分けられています。

 

1~2類は感染が広がると多くの人の命を奪うような病気が位置づけられています。「出血性エボラ熱」や「SARS」などが分類されていて、これらは海外で多くの人が亡くなった報道が流れることがありますね。

 

胃腸炎で見てみると、「腸管出血性大腸菌O157」は3類と決められていて、「特定の職種のひとに限って就業制限がある」と明記されています。

 

これは、調理に携わるなど、感染を広げる恐れのある立場の人に対してとられる措置として国で決められています。

 

病院で検査し、医師の判断のもとで就業制限解除ということになります。「人に感染する菌は排出されていない!」と判断されたと言うことですね。

 

それ以外のウイルス性や細菌性の感染性胃腸炎は5類となり、ここには就業制限はありません。

 

これは、ある程度回復したら、仕事も学校も行っていいよと言うことになりますね。ただし、線引きはかなりあいまいなので、それぞれの所属する会社や学校の規則として、「診断書の必要性」などが決められています。

 

まとめ

急性胃腸炎にはうつるものと、うつらないものがあります。うつる急性胃腸炎は「ウイルスや細菌」が原因です。

 

下痢が治ってからの潜伏期間は、「1週間」と考えておきましょう。その間は、本人も周囲も「手洗いの徹底」や「消毒」をして、感染を防ぎましょう。

 

その後も便からのウイルスや細菌の排出は続きますが、感染力はなくなっていきます。

 

ただし、これも100%と言えるものではないので、手洗いの徹底などは常日頃から十分にしなくてはいけないと言うことですね。