急性胃腸炎にかかった場合、医師からも勧められるかもしれませんが、「絶食」することが一番胃腸のためになります。

 

その場合、いつまで食べずにいれば良いのでしょうか。

 

そこで今回は、急性胃腸炎にかかった時、食事開始はいつからが良いのか詳しく解説いたします。

 

 

急性胃腸炎!絶食が一番!食事開始はいつがベストタイミング?

急性胃腸炎 食事開始急性胃腸炎には、ウイルスや細菌による感染性のものから、心因性の神経性胃炎にいたるまで、病状はさまざまです。

 

冬場に大流行を起こす、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」などは特効薬もなく、ウイルスがある程度排出されるまで嘔吐と下痢を止めることはありません。

 

下痢止めなどを飲んでしまうと、ウイルスの排出が遅れていつまでも下痢が続き、胃腸はさらに弱ってしまいます。

 

細菌性の胃腸炎の場合は、ウイルスに比べて状得な症状を起こす事が多く、食事なんてとても出来ないような状態になることが多いです。

 

下痢や嘔吐を繰り返すと、体は一気に体力を失い、ふらふらになりますね。

 

すると、「元気つけなきゃ」や「これ以上体力が落ちたら大変」などと思い、無理に食事を摂る人がいますが、これはまったく勘違いです。

 

胃腸が弱ってしまている時は、胃腸を休ませる!これが一番早く治ることにつながります。

 

固形物が入ってくると、胃腸は嫌でも消化しようと働きます。まさに息も絶え絶えになりながら、入ってきたものを溶かしたり分解したりします。

 

ところが、到底いつも通りの働きが出来るわけもなく、消化しきれていないものが流れてしまいます。

 

すると、嘔吐や下痢の症状はさらに悪化してしまいます。

 

急性胃腸炎にかかった時に口にして良い食べ物とは?

 

急性胃腸炎の時に、無理に食事をすると言うのは、「胃腸をさらに痛めつける」、「下痢や嘔吐を悪化させる」など、良い事はひとつもありません。

 

急性胃腸炎の絶食はいつまで?食事開始は?

1時間に4~5回の下痢に襲われるような状態の場合は、とにかく水分を摂って体を安静に休めます。

 

この時の水分は、みなさんすでに良くご存知かと思いますが、電解質成分入りの経口補水液が最適です。

 

この中に入っている電解質成分は、体を作り上げる時に必要なミネラル成分のことなので、絶食していたとしても安静にしている体には十分に栄養は浸透しています。

 

絶食のタイムリミットは24時間を目途に考えてください。症状が軽い場合は、半日程度(2食分)の絶食で十分です。

 

実際には、体は経口補水液を飲み続けていれば2~3日は固形物を食べなくても問題ありませんが、その場合あくまでも寝た切りの安静状態で体力の温存を図ってのことです。

 

そこまで胃腸を休める必要がある胃腸炎の場合は、確実に入院治療が必要です。自宅で嘔吐や下痢の症状の緩和を待っている場合は、最長でも24時間ていど休まれば胃腸は徐々に回復していきます。

 

急性胃腸炎は回復食からの食事開始が一番重要!

感染性の胃腸炎にかかってしまった場合などは、とにかくウイルスが排出されて行くのを待つしかありません。

 

この時、もともと腸内環境が良い人ほど、症状は軽度で早く回復します。そして、毎年ノロウイルスに感染しているタイプの人は、腸内環境が良く無いことが多いのです。

 

極度の便秘症や過敏性腸症候群などの持病がある場合は、特に感染しやすいと言えます。

 

そのような人は、胃腸を休めた今の時点から、腸内環境を良くして行く努力をしてみると今後の生活に大きく良い影響をもたらします。

 

胃腸を休めた後にすぐに普通の食事をしてしまうと、病み上がりにいきなりハードワークを言いつけられたサラリーマンの如く、胃腸に激しいストレスを与えてしまいます。

 

「頑張って消化作業をこなさなきゃ・・・」と必死で働いてくれます。そして、オーバーワークは寿命を縮めることになり、胃腸の健康が損なわれて行きます。

 

病み上がりは、自分の体の中の健康にもいたわりの気持ちを持つようにしましょう。

 

絶食の後は、「やわらかく炊いたおかゆ」や「くたくたに煮込んだうどん」、「煮込んだ野菜スープ」などのような「流動食~半固形物」からゆっくりと胃に入れるようにしてあげなくてはなりません。

 

ひとりで面倒な時はレトルトのおかゆをどんぶりに移し、さらにコップ1杯ほどの水を足してレンジで2~3分加熱するとおもゆのような回復食になります。

 

食べる速度や回数も大切です。女性用のお茶碗半分ほどの量を、一口づつ口の中ですべて溶けてしまってから飲みこむようにします。

急性胃腸炎 食事開始

これを1日に数回繰り返し、胃腸を慣らしていくようにしましょう。

 

早く体力を取り戻そうとして、肉や揚げ物、味や刺激の濃い食事をしてしまうと、長い目で見ると体力を失うことになっているのです。

 

急性胃腸炎の回復食中も経口補水液は飲み続けよう!

下痢や嘔吐、発熱症状がある場合に欠かせない経口補水液ですが、回復食の間もこまめに摂るようにしましょう。

 

胃腸炎の間は脱水を起こさないために必要でしたが、その後は消化を助けたり、体力の回復のために電解質が必要になります。

 

胃腸炎真っ只中の絶食中は、500mlのペットボトルだと2本程度を1日かけて飲む必要がありますが、回復食中は1本程度で大丈夫です。

 

まとめ

急性胃腸炎にかかった場合、自宅で療養できる範囲の症状であれば「絶食」が一番良いのです。

 

胃腸を休める事で早く回復に向かえます。その後の食事開始は、最長で24時間を目途に考えるようにしましょう。大切なのは、絶食後の回復食です。

 

今後の腸内環境にも影響するので、胃腸をいたわって大切にしてあげましょうね。