赤ちゃんや子供の便は、下痢とまではいかなくても柔らかいことが多いですよね。

 

大人とは違い柔らかい便が出てもさほど心配ない場合もありますが、食事をしている子供の便が柔らかすぎるのは異常と考えられます。

 

もちろん赤ちゃんの場合も病気が原因で、下痢になることもあります。赤ちゃんや子供の下痢の原因や対処法を知っておくと、焦らずに適切な対応ができるはずです。

 

 

 

赤ちゃんや子供の下痢って病気?何が原因なの?

02shit01_03_001
この記事では、赤ちゃんとは母乳やミルクを飲んでいる時期、子どもとは食事している時期ということで説明したいと思います。

 

赤ちゃんは母乳やミルクを飲んでおり、固形物を食べている私たちの便に比べて柔らかくなるのは想像がつくと思います。また消化機能が未熟なため、母乳やミルクを上手く分解できず下痢になる場合も少なくありません。この場合は病気ではなく、成長とともに便も形のあるものへと変わっていきます。

 

離乳食を食べている子供の場合も柔らかい便になることは珍しくありませんが、普通の食事になっているにも関わらず軟便や下痢が続く場合は病気を疑ってください。

 

赤ちゃんや子供の下痢も大人の下痢と同じように、「急性下痢」と「慢性下痢」に分けられます。 急性下痢の原因としては、最も多いのが細菌やウイルスなどに感染して起こる下痢です。感染が原因の下痢以外にもいくつかの原因があるのでお伝えしたいと思います。

 

感染性の下痢には「細菌性胃腸炎」と「ウイルス性胃腸炎」が考えられます。

 

  • 細菌性胃腸炎 

細菌が原因で起こる胃腸炎というのは食中毒のことです。夏場にかかりやすい胃腸炎で、下痢の他に吐き気や嘔吐、頭痛、発熱を伴います。O-157やサルモネラ菌、キャンピロバクター菌などが有名な原因菌です。

 

  • ウイルス性胃腸炎 

ウイルスが原因で起こる胃腸炎で、生後6か月を過ぎたころよりかかりやすくなり、冬季にかかりやすい胃腸炎です。下痢の他に嘔吐や発熱を伴います。ノロウイルスやロタウイルスなどが有名です。感染が原因ではない下痢には、急性胃腸炎があります。

 

  • 急性胃腸炎

感染が原因の場合もあるのですが、お腹の冷えや食べすぎなどでも引き起こされます。下痢と嘔吐が主な症状ですが、1度排便してもすぐにまたもよおすのが特徴です。

 

  • 慢性下痢

原因は赤ちゃんと子供では少し異なります。赤ちゃんの慢性下痢は母乳やミルクを上手く分解できない場合や心因性の原因があります。

 

  • 単一症候性下痢

母乳を飲んでいる赤ちゃんによく起こる下痢で、水のような黄色い便が1日のうちに何度も出るのが主な症状です。ストレスが主な原因で、消化不良を起こし発症します。

 

  • アレルギー性腸炎

母乳からミルクに変えた際や、離乳食がスタートしたことにより消化不良をおこし下痢になります。主な症状は下痢、腹痛、嘔吐です。

 

  • 乳糖不耐性下痢

母乳やミルクに含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素が不足することによって起こる下痢です。生後間もない赤ちゃんでも、生まれつきラクターゼが不足している場合は乳糖不耐性下痢を引き起こします。

 

  • 子供

体質や心因性の原因があります。

 

  • 体質による反復性軽症下痢

子供の体質による慢性的な下痢は、反復性軽症下痢と呼ばれており、大人になると過敏性腸症候群と診断されます。いわゆるお腹が弱い体質で、原因はまだはっきりと分かっていません。

 

  • 心因性の慢性反復性腹痛・下痢

食事前後や登園・登校前などにおへその周りの腹痛を訴え下痢を起こす症状が多いです。

 

赤ちゃんや子供が下痢の時、食事で気を付けることは?

images
赤ちゃんの場合は、母乳ならそのまませてあげて大丈夫ですが、1回の授乳時間を短くし(5分程度)授乳と授乳の間隔をいつもよりも開けるようにしましょう(3時間程度)。

 

ミルクを飲ませている場合も同じような対応をしますが、乳糖不耐性下痢の疑いがある場合は、乳糖の含まれていないミルクへ変更してください。

 

下痢をするからといって母乳やミルクの量を著しく減らしてしまうと、脱水になる恐れがあるので、水分補給の意味でも授乳やミルクは必要です。

 

子供の場合は、消化の良い物を食べさせてあげる必要があります。消化の良い食事というと代表的なのはお粥です。

スポンサーリンク

200901031405000
梅干し入りのお粥は効果的です。また柔らかく煮込んだうどんなども消化の良い食事として知られています。しかし、下痢の間ずっとお粥かうどんだけでは、栄養面が心配になりますよね。お粥以外のものを食べても構いませんが、下痢の時には少し注意が必要です。

 

例えば、野菜は生では食べず、茹でたり蒸したりして消化が良くなるように工夫してあげてください。またゴボウやタケノコのように食物繊維が豊富な野菜やキノコ類は火を通してもあまり消化が良くならないので、下痢の間は避けた方がよいです。

 

パンはそのままよりもトーストにした方が消化が良くなります。下痢のときは、基本的に乳製品は避けた方が良いのですが、ヨーグルトに関しては食べると下痢が早く治る場合もあります。

 

下痢の時には腸内環境を整えてくれる善玉菌がたくさん排出されてしまっているため、補う必要があります。ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌が豊富に含まれているため、腸内環境の正常化に効果が期待できるからです。

 

ただし、子供は大人よりもお腹が敏感なため、ヨーグルトに含まれる乳脂肪分などが刺激になる恐れがあります。

 

乳酸菌がたくさん入った赤ちゃん用のお菓子なども売られているので、ヨーグルトの代わりに使ってみてもよいかもしれません。 

 

食事以外に気を付けることはある?

食事以外にも、気を付けることはいくつかあります。

 

  • 水分を十分に補給すること 

suibun
下痢で水分を多量に失ってしまうため、脱水を予防するために水分補給は欠かせません。常温か温かいお茶やスポーツドリンク、経口補水液などを少しずつこまめに飲むことをオススメします。

 

  • お腹を冷やさないこと 

7074003
お腹が冷えると、自律神経が乱れて腸を異常収縮させてしまうため、下痢だけではなく腹痛も悪化させてしまう可能性があります。

 

腹巻きや湯たんぽ、カイロなどでお腹を温めてあげましょう。子供の皮膚は弱いため、湯たんぽやカイロを使う場合は低温やけどに十分注意してあげてください。

 

  • 必要に応じてオムツをつけてあげること 

ダウンロード
下痢の時は排便の回数も多くなり、便がゆるいためトイレに間に合わないこともあるかもしれません。パンツを汚してしまったということが自尊心を傷つけストレスとなってしまうこともあるので、オムツを卒業した子供でも、必要ならばオムツを使ってあげてください。

 

  • お尻のかぶれに注意してあげること 

おむつ2

子供の皮膚は敏感です。下痢はアルカリ性であり、皮膚は弱酸性のため下痢がお尻の皮膚に付着していると皮膚はかぶれて赤くなってしまいます。

 

ひどい時には皮膚がめくれてしまうこともあります。そうなると排便の度に激痛が起こってしまうので、お尻に便が残らないようにお尻ふきできれいに拭いてあげたり、必要に応じてはシャワーをしてあげましょう。

 

子供が腹痛と吐き気を訴える原因ってなに?対処法は?

 

便の状態を観察する機会にもなりますので、下痢が治まるまではお母さんやお父さんが拭いてあげた方がいいかもしれませんね。

 

まとめ

赤ちゃんや子供は、自分の症状を上手く伝えることができません。そのため大人がきちんと観察し、赤ちゃんや子供の状態を把握してあげなければいけません。

 

本当にただの一般的な下痢なのか、重大な病気が隠れていないかを見極めて、一般的な下痢であれば、お伝えしたような対処法で、辛い下痢症状から早くお子さんを解放してあげることができるかもしれません。

 

子供の腹痛の原因にはどんなものがあるの?腹痛に波があるのはなぜ?

 

判断が難しいときは、1人で考え込まず、病院を受診し診察を受けるようにしてくださいね。