普段はあまり下痢をすることはないのに、妊娠してからよく下痢をするようになったと感じる人は多いのではないでしょうか?

 

実は妊婦さんが下痢をしやすいのにはきちんと理由があるのです。妊娠と下痢の関係や下痢の時の食事について詳しくみていきましょう。

 

 

 

妊婦と下痢ってどんな関係があるの?

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妊婦と言っても妊娠期間は長く、どの時期の下痢かによっても主な原因や関連性は変わってきます。妊娠期間を初期・中期・後期に分けてお伝えしたいと思います。

 

1.「妊娠初期(妊娠~4カ月)」 

妊娠初期に起こる下痢は、妊娠によって分泌されるプロゲステロンというステロイドホルモンの一種が腸の運動を抑制し、腸内の水分を奪ってしまうことから引き起こされることが多いと言われています。

 

また妊娠すると、胃腸の機能が弱まるため、脂っこいものを食べすぎると消化不良を起こし下痢になることがあります。

 

他にも、妊娠初期で多くの人に見られるつわりの時期には、ついつい食べやすい冷たい物ばかりを食べてしまったり、吐き気などで姿勢が悪くなり血行不良が起こることでも下痢を引き起こしやすくなります。

 

ホルモンバランスの変化によって体温調節が上手くいかず体が冷えて下痢になってしまいやすいのも妊娠初期によくみられる原因です。

 

2.「妊娠中期(5カ月~7カ月)」 

妊娠中期にはいると、辛かったつわり症状が落ち着いてきます。そうすると急激に食事の量が増え下痢になってしまうことがあります。

 

また中期に多いのが便秘の後に下痢になるというケースです。赤ちゃんのサイズが徐々に大きくなり腸が圧迫されてせまくなり便秘になることが多くなります。

 

すると溜まった便を排出しようとする動きが強くなり、便秘で固くなった便とともに、まだ水分を含んだ状態の便(下痢)が排出されてしまうのです。

 

他には安定期に入ったということで、活動量も増え外へ出る機会も多くなります。しかし、妊娠期間は免疫力が低下しており細菌やウイルスに感染しやすい時期でもあるのです。感染性胃腸炎での下痢が起こっているかもしれません。 

 

3.「妊娠後期(8カ月~出産)」 

妊娠後期になると、赤ちゃんはだいぶ大きくなり、それに伴って子宮も大きくなっています。

 

すると周りの臓器(胃や腸など)が圧迫され、胃腸の活動が妨げられます。胃や小腸の活動が妨げられると、胃液や胆汁などの消化液の分泌が低下します。すると、十分に消化できていない状態で食べ物が大腸へと送られ、消化不良を起こして下痢や腹痛につながってしまいます。

 

また大腸の活動が妨げられることで、内容物の水分をきちんと吸収することができず、下痢になってしまうことも考えられます。

 

妊娠中の下痢の時、食事で気を付けることは?

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妊娠初期でつわりなどの症状が出ているときは、食べられるものを食べられる時に食べることで大丈夫です。しかし冷たい物ばかりにならないように気を付けましょう。また脂っぽい物や甘味料の多い物は、下痢症状を悪化させる原因になるので避けましょう

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妊婦は下痢や腹痛になりやすい?妊娠後期の下痢・腹痛の原因や対処法は?

 

また、妊娠期間を通して、生ものは避けてください。特に、生のお肉やお刺身などは避け、必ず火を通してから食べるようにします。また、下痢の時は生野菜も避けた方がよいです。

 

下痢のときは水分補給が重要ですが、牛乳を冷たいまま飲むことはやめてください。ノンカフェインのお茶を温めて飲んだり、お白湯などが胃腸にも負担がかからずよいです。

 

具体的なメニューが知りたい!

避けた方がよい食事を中心にお伝えしましたが、今度はどのような物を食べるのが良いのかを具体的にお伝えしていきたいと思います。

 

①プルーン入りヨーグルト 

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プルーンは鉄分が豊富で、葉酸や食物繊維も含まれており妊娠時期に必要な栄養が詰まっています。

 

またヨーグルトは腸内環境を整える働きが優れています。この組み合わせは美味しくさっぱりと食べられる上に、栄養も摂れるので妊娠中の下痢にオススメです。

 

②緑黄色野菜のおじや 

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緑黄色野菜には、鉄分・葉酸・カルシウム・マグネシウム・ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。

 

そして柔らかくて温かいおじやは、消化が良く体を温めてくれる効果もあります。野菜も生は良くないのでおじやと一緒に煮込むことで消化が良くなりますし、量もたくさん摂ることができます。

 

③温野菜サラダ 

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野菜を蒸して、栄養をそのまま閉じ込めて食べることができます。ポン酢などを付けて食べるとあっさりとして食べやすいです。

 

蒸すことで胃での消化がしやすく胃腸に負担の少ないメニューだと言えます。様々な野菜を使用することで、摂取する栄養価は幅広くなります。

 

まとめ

妊娠中の体の環境は下痢になりやすい要因がたくさんあり、妊娠中の下痢は珍しい症状ではありません。

 

妊婦さんはただでさえ食事には気を使うと思いますが、下痢の時も基本的には普段から気を付けておくことと似ています。

 

下痢症状を早く改善させるためにも、胃や腸に優しくて体の中から温かくなるような食材や献立を摂るように心がけてください。