ノロウイルスに感染すると、症状が辛いのはもちろんですが、発症期が2~3日なのに対し、回復期が長くかかる事が問題になります。

 

下痢や嘔吐の症状が治まっても、ウイルスの排出には時間がかかり、その間は他人への感染が考えられるためです。

 

では一体その判断はどこで決めれば良いのでしょうか?

 

 

 

ノロウイルスに感染した時の出勤停止はいつまで?

ノロウイルスによる、感染性胃腸炎を起こした場合の、感染経過を確認してしましょう。
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感染→潜伏期間(1日~2日)→発症期(2日~3日)→回復期(発症から1週間または数週間)

 

潜伏期間については、個人差があります。多いのは1日~2日ですが、早い人は半日で発症することもあります。発症期も個人差がありますが、ひどい症状が4日も5日も続くことはありません。ただ、人によっては、だらだらと下痢症が続くこともあります。

 

回復期については、個人差が激しく、人によっては数か月かかる場合もあります。症状が消えると、完治したと思ってしまいますが、ウイルスの排出は続いているため、不用意に外出してしまうと、自分が新たな感染源となってしまいます。

 

ただ、すべてのウイルスが排出するまで休んでしまうと社会生活に影響があるため、下痢、嘔吐の症状が止まった時点で、そこからは良識的な判断で行動するように切り替えましょう。

 

ノロウイルスは、国で定められた出勤停止期間はありません。そのため、自己判断かもしくは、会社や学校が定めた規則に従って、行動します。症状が治まったら、会社や学校に電話で状況の説明をし、指示を仰ぎましょう。

 

回復後、出勤した時に注意することとは?

下痢や嘔吐症状が治まれば、ウイルスの飛び散りや撒き散らしの心配はなくなります。

 

それでも、便からはウイルスの排出は続いているので、感染の可能性は十分にあります。少しでも可能性を少なくするために、トイレの後の手洗いは細心の注意を払いましょう。

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石鹸を使い、良く泡立たせて洗い、30秒以上は水で洗い流しましょう。トイレ内は、次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を吹き付けて、トイレットペーパーで拭き取り流してしまいます。

 

次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、この時期の会社には、置いてあっても良いものなので、みんなに使ってもらうと、感染の抑制につながります。

 

また、マスクは必須アイテムです。嘔吐症状がなくなれば、口からウイルスが飛び出すこともありませんので、このマスクは外部への心配ではなく、激しい下痢によって、体力や免疫力を使い果たした体に、新たな病原を入れないためにします。

 

ノロウィルスの症状に大人と子供の違いはある?便の色は?

 

社内の人も、感染した人はマスクをしていてくれた方が、安心できるのです。社内には、ご家族に高齢者がいたり、赤ちゃんがいることもあり、感染に十分気を付けている人もいます。 不用意に出勤し、ウイルスを撒き散らすようなことをしては、人格を疑われます。

 

ノロウイルスに感染した人の家族はどうしたら良い?

ノロウイルスに感染すると、かなりの確率で、家族全員が感染します。それだけ感染力が高いのです。子供は無防備なことが多く、幼稚園や学校で感染してくることが多いです。

 

子供が感染したら、外で働くお父さんには、なるべく移したくないですよね。そのため、出来る限りの消毒で防ぎましょう。まずは、消毒液ですが、ノロウイルスにはアルコール除菌は効果がありません。効果があるのは、次亜塩素酸ナトリウムです。でも、これはわざわざ買う必要はなく、どこのご家庭にもある、ハイターで十分です。

 

  • ハイター消毒液の作り方(次亜塩素酸ナトリウム消毒液)

<用意するもの >

キッチンハイター・2Lの空のペットボトル(良く洗ったもの)・ゴム手袋

<作り方>

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  1. すべての作業は、ゴム手袋をしておこなってください
  2. 2Lのペットボトルに水を半分入れます
  3. その中にキッチンハイターをハイターのキャップ2杯分いれます
  4. さらに、2Lのペットボトルの肩口くらいまで水を入れます
  5. よく振って出来上がりです

 

この消毒液で、トイレのドアノブ、蛇口を拭きます。ゴム手袋をしてから、キッチンペーパーにハイター消毒液を浸みこませ、ドアノブを十分な消毒液で浸します。使い終わったキッチンペーパーはビニール袋に入れて、すぐに捨てましょう。そのままにすると、乾燥し、チリや埃と一緒に室内に舞飛びます。

 

また、吐しゃ物や汚れてしまった下着については、捨てられるものは捨ててしまった方が良いです。その際も、袋は二重にし、消毒液をかけてから捨てましょう。

 

カーペットなどについてしまった時は、ハイター消毒液を十分にかけ、拭き取ります。また、捨てられない衣類はハイター消毒液に30分ほどつけ置きします。

 

色落ちの心配がある場合は、ワイドハイターを濃い目(通常の倍)に作った水に、40分ほどつけ置きしても効果があります。

 

お風呂はどうするのか?

次は、お風呂の問題です。感染者が入った湯船に他の人が入った場合、感染の恐れは十分にあります。感染者の肛門付近に、ウイルスがいるためです。お風呂の温度では、ノロウイルスは死滅しません。

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下痢症状を激しく起こしている間は、入浴は避けましょう。また、落ち着いてきた時は、最後に入るようにしましょう。お腹を温めることは、回復するために効果があるので、入れるなら入った方が良いです。入浴後のお風呂は、塩素系の洗剤で洗い流しましょう。

 

食器類はどうするのか?

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あらかじめ、洗い桶や大き目のボールにハイター液を用意し、感染者がしようした食器類は、すべて浸け込み消毒します。

 

テーブルや椅子なども拭き、拭いたタオルやふきんも一緒に消毒してしまいましょう。

 

感染者が気を付けること

感染者がもっとも気を付けなくてはならないのは、排便後の手洗いです。この手洗いが不十分だと、容易に家族全員が感染します。30秒以上かけて、ウイルスを洗い流しましょう。ノロウイルスは、石鹸や水道水の塩素では死なないので、洗い流す必要があります。

 

嘔吐がある場合は、手元に容器を準備し、吐しゃ物を撒き散らさないように気を付けます。しかし、幼い子供は間に合わないことが多いので、布団の上にレジャーシートをひき、その上にタオルや捨てても良いシーツなどをひいて寝かせると、後から布団の処理に困りません。

 

また、回復期に入っても、なるべくキッチンなど食材のある所へは行かないようにしましょう。感染者の休む部屋は十分な加湿をして、ウイルスの飛び散りを防ぎましょう。

 

感染者の家族が気を付けることは?

家にいる間、食事以外はマスクをつけましょう。ノロウイルスは、経口感染です。

 

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下痢と嘔吐から飛び散ったものや、トイレのドアノブに付いたものが口に入るか、飛沫しチリやホコリと一緒に舞飛んでいるものが口に入るなどによる感染です。手洗いやうがいを徹底しましょう。

 

まとめ

残念ながら、ここまで徹底しても、家族が感染してしまう確率は高いです。そして、こどもが先に感染した場合などは、辛くて泣いてしがみつくなどし、お母さん、お父さんは感染を余儀なくされることが多いです。

 

あまりビクビクせず、うつってしまったら仕方がない!くらいの気持ちで構えてしまう方が楽かもしれません。2~3日は辛いかもしれませんが、ノロウイルスはだんだん悪くなるような事がないので、発症したら、徐々に良くなって行きます。

 

赤ちゃん、妊婦さん、高齢者など、免疫力の弱い人のいないご家庭なら、出来る限りの予防をして、それでも家族の誰かが感染してしまった時は、みんなで感染して乗り越えるのも考え方のひとつかもしれませんよ。