ノロウィルスは、感染性胃腸炎やウィルス性胃腸炎と呼ばれる症状を引き起こします。

 

大変感染力が強く、気を付けていても感染してしまうことがあります。特に妊婦は免疫力が低下しているため、症状が長引くことがあります。

 

お腹の中にこれから生まれてくる赤ちゃんもいるし、こういう時はどうすればいいんでしょうか?

 

 

 

どうしてノロウィルスに感染してしまうの?

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ノロウィルスは、大変感染力が強いため、近くに感染者がいると、瞬く間に広がってしまいます。

 

あの大流行を起こす「インフルエンザウィルス」でさえ、感染に必要なウィルスが1000~3000個に対して、ノロウィルスは、10~100個で感染してしまうのです。

 

感染源としては、二枚貝からの感染。もともと、ノロウィルスは、生牡蠣などの、二枚貝に入り込んでいるウィルスです。そのため、その二枚貝を生や加熱不足の状態で食べると、食中毒として発症します。

 

また、その二枚貝を調理した人が、ウィルスをつけた手で触った食材、水、などによっても感染します。

 

日常での感染の場合に考えられるのは、感染者が嘔吐を起こしたときに口を抑えた手などにウィルスが付着し、そのまま触る可能性が多い、ドアノブ、つり革を経て口に入ることで感染します。

 

その他にも感染者に付着した、便や吐しゃ物が空気の乾燥により、チリやホコリとなって、口に入る事で感染を起こします。家族内で感染者が出た場合などは、嘔吐したものを片付けるさいなどに、体についたものが口から入り感染します。

 

ノロウィルスは、基本的に経口感染です。そのため、妊婦さんはこの時期は、常時マスクを着用していることをおすすめします。ノロウィルスには、アルコール消毒は効果がなく、ドラッグストアなどでスプレータイプで販売されている、次亜塩素酸ナトリウムの消毒液が効果的です。

自宅で簡単に作る場合は、キッチンハイターを薄めて作る「ハイター消毒液」を使うと、カーテン、カーペット、ドアノブ、トイレ、を消毒する事は可能です。

 

ただし、あまり神経質になると、息をするのも怖くなってしまいます。特に、普段から不安を抱える妊婦さんは、より一層不安になり、ノロウイルス以外の病気にもなりかねません。

 

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ノロウイルスは、人を死なせてしまうことはありませんので、どっしりと構えて、出来る限りの手洗いとうがいをし、考えすぎないようにしましょう。

 

ノロウイルスに妊婦さんが感染したらどうしたらいい?

ノロウイルスには、特効薬はありません。感染してしまったら、体内からウイルスが排出されるまで、耐えるしかありません。ノロウイルスは、感染から1~2日の潜伏期間を経て発症します。

 

その症状は、激しい下痢と嘔吐です。風邪ていどの発熱がある人もいますが、個人差があります。

 

下痢と嘔吐が一度に襲ってくる場合もあり、大変つらいですが、これは、体がウイルスを早く追い出そうとして起こる「防衛反応」ですので、強い下痢止めなどを飲んではいけません。

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下痢止めを飲むと、ウイルスの排出が遅れ、腸のダメージが大きくなってしまいます。そのため、病院でノロウイルスと診断されても、腸に対しては「整腸剤」が出るだけなのです。

 

そのため、下痢や嘔吐があるのに、無理に病院に行くのではなく、自宅で安静にしていることも治療のひとつと言えます。

 

とくに、ウイルス感染した妊婦さんが、産婦人科に行ってしまうと、他の妊婦さんや赤ちゃんを巻き込んでしまう可能性がありますので、良識的な判断が必要です。どうしても不安で仕方がない時や、症状が重い時は、まず病院に電話をして、指示を仰ぎましょう。

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看護師さんや助産婦さんと話す事で、気持ちが楽になり、症状が緩和されることもあります。下痢や嘔吐は、徐々に回数を減らしながら、通常2~3日で治まります。

 

ただし、妊婦さんの場合、妊娠した時点で、胎児を異物として追い出さないように、体が免疫力を下げて対応しているため、ウイルスの排出に時間がかかることがあり、4~5日くらいグズグズと下痢が続く場合があります。

 

感染中は、トイレに行きやすいことろに、横になり、慌てて立ち上がって、転んだりお腹をぶつけたりしないように、気を付けましょう。ノロウイルスは、お母さんが感染しても、お腹の赤ちゃんに影響はありません。

 

お腹の赤ちゃんへの感染の心配はゼロです!!

 

OS-1やスポーツドリンクを常温のまま少しづつでも飲み、脱水を起こさないようにしなくてはなりません。基本的に、下痢の間は、絶食していた方が良いです。何か食べても、腸が消化できる状態ではないので、栄養分もそのままウイルスとともに、排出されてしまいますし、下痢がひどくなります。

 

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下痢の症状がそんなにひどくない場合でも、お粥やスープなど、消化の良いものを食べましょう。

 

ノロウイルスに感染した妊婦さんが注意することとは?

ノロウイルスに限らず、妊婦さんの体調管理は重要です。できる限りの手洗いやうがい、消毒などで対処するしかありません。そして、これは自分だけではなく、家族全員が同じ気持ちで防ぐことが必要です。

 

妊婦さんがいる家庭は、家族中が体調管理に注意する必要があるのです。とくに感染性のものは、みんなで防がなくてはなりません。十分に気を付けていても、ノロウイルスなどは、感染力が強いため、防ぎきれないことは大いに考えられます。

 

ノロウイルスは、激しい下痢を起こすため、妊娠初期の人などは、流産してしまうのではないかと過剰に心配してしまいます。下痢によって起こる流産は、可能性はゼロではありませんが、自然流産よりかなり確率の低いものです。

 

下痢は、第二の脳と言われる大腸が起こしています。そのため精神状態の影響を受けやすく、不安が大きくなりすぎると治りが悪くなってしまいます。

 

赤ちゃんのことを考えるのなら、ほんの小さな恐怖におびえるより、早く治すことです。体を楽にし、ウイルスが排出されるのを待ちましょう。

 

水分をとり、脱水症状を起こさないようにし、なるべく動かず、体力を温存しましょう。下痢や嘔吐は、とても疲れてしまいますので、家事はできるだけお休みさせてもらいましょうね。

 

早産についても、同じことが言えます。中毒症、喫煙、生活環境、ストレス、体質などから早産は起こりますが、それと比較したら、ノロウイルスの下痢によって、早産を引き起こす可能性はゼロではありませんが、かなり確率は低いです。

 

いらない心配をし、ストレスがたまると、お腹の赤ちゃんが不安になります。お母さんの気持ちは以心伝心なのです。「ママ頑張るよ」「ママすぐに元気になるよ」と前向きな気持ちに切り替えましょう。

 

ただし、病院で「流産、早産」の可能性を指摘されていて、治療をしている人や、出血が起こった場合は、病院に電話で指示を仰ぎましょう。

 

まとめ

ノロウイルスによって、体力が落ちてしまうので、感染を防ぐことは大切です。その場合、妊婦さんだけが努力しても防ぎきれません。家族全員で気を付けましょう。

 

もし感染してしまった時は、安静にして、ウイルスが排出されるまで耐えるしかありません。その場合、必要なのは水分補給です。脱水を起こさないように、少しづつでも飲むように心がけましょう。

 

妊婦さんはもうひとつ必要なことがあります。それは、過剰な心配をしないことです。あまりに不安が大きいと、治るものも治らないのです。安静にし、家族の理解を得て、家事もお休みさせてもらいましょう。