便秘だと言うと、水分をたくさん摂った方が良いといわれますね。

 

その水分とは、どんなものなのでしょうか。お茶やお水ならどれでも良いのでしょうか。また、便秘解消対策に販売されているお茶は、大変多く、いったいどれが良いのかわからないですよね。

 

今回は、便秘とお茶やお水の関係や、口コミで上がっている、評判の水分について調べてみました。

 

 

 

便秘に良い水分はどれくらい飲めば良いの?

便秘に良いお茶,水分
便秘症の人は、水分が足りないために便が硬くなり、出にくくなると言われています。実際に、お腹の中では、どうやって水分が移動し、便が作られているのでしょうか。

 

水分の移動

  • 胃…まずは、食べ物が口から入り、食道を経て、胃に落ちます。食べ物は、胃酸でドロドロに溶かされ、小腸の最初の器官の十二指腸へと移動します。

 

  • 小腸(十二指腸)…ドロドロが十二指腸に入ると、胆のうから胆汁が分泌されます。この胆汁は、強いアルカリ性で胃酸を中和させて、消化を助けます。また、同時に膵臓から膵液が入ってきます。この膵液は、消化酵素で、ドロドロの内容物を、ブドウ糖やアミノ酸に分解していきます。

 

この時点で、ドロドロの内容物は、9Lの液体となっています。どうして9Lにもなるのでしょう。これは、胃液、胆汁、膵液などの消化液だけで、一日に6Lにもなる水分が分泌されているためです。

 

それに、飲食したもの、またそれとともに入ってくる唾液を合計すると、9Lにおよぶのです。そのため、ドロドロだったものは、膵液によってより細かく分解され、9Lの液体となって小腸の2つ目の器官である、空腸へ入って行きます。

 

  • 小腸(空腸→回腸)…空腸とその先の回腸では、「分節運動」、「振り子運動」、「ぜんどう運動」によって、膵液などで分解された9Lの液体を、アルカリ性の腸液でさらに細かくしながら栄養分と水分を吸収していきます。

 

空腸と回腸を合わせると、その長さは、約6mにもなり、9Lの液体の中にある、7L分の栄養分と水分を、移動させながら吸収していきます。残りの2Lは、消化されない食物繊維や吸収され損なった栄養分が混ざった消化液となって、大腸へと進みます。

 

  • 大腸…大腸では、100兆個もの腸内細菌が待ち受けています。腸内細菌は入って来た消化液をさらに分解し、大腸はその中から、水分と電解質を吸収します。

 

小腸より緩やかな、ぜんどう運動によって、1.5m~2mを移動しながら吸収されていくものと残留物とに分かれていき、最終的に、そこで残ったものが便となります。

 

大腸での水分量

大腸に到達したときに、水分量が少ないと、すぐに水分が吸収されてしまい、早く残留物だけの便になってしまいます。大腸は腸壁が粘膜質のため、水分があると滑りやすいですが、固形物は滑りにくいのです。

 

早く便になってしまうと、なかなか動けずに、大腸の中にいる時間が長くなってしまいます。たいへんゆっくりと進む間に、水分はどんどんなくなり、コロコロの乾いた石のようになってしまいます。

 

そして、もたもたしている間に、次の残留物がやってきてしまい、積み重なっていきます。何日もかけて、やっと大腸の出口である、直腸までくると、「便が出るよ」と信号が送られて、体は肛門の筋肉を緩めて、排便体制をとります。この時、便意を感じます。

 

便秘を改善するためには運動が必要?効果的な食べ物は?

 

ところが、進みの悪い便は、そこから先へ中々移動できないのです。あまりにも出てこないと、肛門の筋肉は「何かの間違い?」と排便体制を取りやめてしまい、便意を喪失してしまいます。

 

便秘を解消するには、お茶やお水で水分が増えれば良いの?

553aa9d8ae33836d9e84691d86a5b4c8_s
便秘を解消するためには、ただお茶やお水をがぶ飲みすれば良いわけではないのです。

 

水分の過剰摂取は、体を冷やしたり、体内の塩分濃度が薄くなるなどの害があります。水やお茶を飲む時は、1日を通して、飲む回数を増やします。今日は、午前中に1L飲んだから、午後は飲まなくてもいいと考えるのは、間違いです。1日を通して、1Lを分けて飲みましょう。

 

また、効果的なのは、便秘のためだけに、専用の水分を用意して無理に飲むのではなく、お茶の時間など、飲みやすい物を気持ち良く飲む時間をつくる、と言うことです。便秘の原因は、精神的なことも大きく作用しています。

 

上記のように、水分が足りなくて、早く便になってしまった時など、本来のぜんどう運動が働いていれば、便の移動はもう少し早くなります。

 

ぜんどう運動が働かなくなっているのは、腸自体が元気ではないということ、さらに元気を失う原因として考えられるのは、精神的な影響が大きいと言うわけです。これは、腸を動かしているのは、脳ではなく、自律神経のためです。

 

便秘を発症している原因は、いくつもの要因が重なって起こっているため、ただ水分を摂っただけでは、解決しないことが多いのです。

 

10時のお茶、15時のおやつの時間、お風呂上りのゆっくりした時間などを、水分を取りながら楽しむようにすると、腸の水分も補充でき、気分もリラックスでき、便秘を起こしている問題点の2つは、解消できそうです。

 

お茶やお水を飲む時に、これだけはやってはいけない事!

注意が必要な事は、2つあります。

 

  • お茶や水に依存しないこと 便秘は本当につらいものです。早く治したい気持ちは良くわかります。そのため、「これを飲んでスッキリ出そう!!」などと書かれていたら、飛びついてしまいますね。ただし、便秘はさまざまな要因が重なって起こっていることを忘れてはいけません。

 

これを、飲めば出るはずだ!と思い込み過ぎると、水分は摂れても、リラックスしていないので、腸の働きは良くなりません。さらには、「せっかく買ったのにどうして出ないの!」とガッカリしたり、イライラすると、腸はどんどん動きが悪くなってしまい、逆効果なのです。

 

  • お茶の成分を確認すること 「便秘に効く!」とうたっているお茶は大変多く販売されています。気を付けなくてはいけないのは、下剤成分を入れてあるから、出て当たり前のお茶があると言うことです。

 

これは、便秘の改善ではなく、詰まりを取っただけです。目的が1度だけの詰まりを取ることなら、仕方がありませんが、便秘の改善のために、これを毎日飲み続けていたら、便秘を改善するどころか、腸が死んでしまいます。

 

毎日、下剤が入ってくるため、腸は動かなくなり、善玉菌は繁殖しなくなってしまい、体に悪いものを食べて繁殖する、悪玉菌ばかりが異常繁殖し、腸の大病を起こす可能性が高くなります。

 

便秘に良いと評判のお茶やお水の口コミ情報は?

お茶の危険性については、多くのサイトで叫ばれています。これは、すでに弊害が出ているためです。下剤成分が入っている物を飲み続けても便秘は改善しないことを忘れないでください。

 

漢方薬とハーブは呼び名が違っても、同じものがあります。

 

  • 漢方薬(大黄)とハーブ(ルバーブ )
  • 漢方薬(センナシド・キャンドルブッシュ)とハーブ(センナ )

 

これらは、下剤の効果が高いものです。詰まりを取るために飲むには効果がありますが、本質的に便秘を治すことにはなりません。口コミで、人気があったのは、「ゴボウ茶」「タンポポ茶」「黒ゴマ茶」と言った、妊婦さんでも安心して飲めるようなお茶でした。

これらは、「便秘改善」として販売されていますが、特別なお茶、水ではなくても、毎日続けることで、改善できます。

 

  • マグネシウムの入っているお茶 (プアール茶・ マテ茶 )マグネシウムは大腸の動きを良くするので、便が大腸にいる時間を短くできます。
  • ミネラルウオーター 必ず、常温で飲みましょう。冷たい水で腸を刺激する必要はありません。

 

まとめ

お茶やお水を使って、便秘を改善しようと思ったら、まずは、どうやって腸に水分が届いているか、どうして水分が必要なのかを考えてみることです。

 

すると、「詰まりを解消すること」と「便秘を改善すること」は違うとわかりますね。なにも、高いお金をだして、便秘改善茶を買う必要はなく、生活の習慣の中に、楽しい気持ちで、水分を取り入れていけば良いのです。

 

便秘にヨーグルトは効果ある?逆効果も?効果のある食べる時間はいつ?

 

そして、便を作るには、ある程度の食べ物が入っていなければなりません。極度な食事制限や、無理なダイエットをしていると、そもそも便になるものがないため、腸はどんどん働かなくなってしまいますよ。