便秘と腰痛は、とても関係しています。便秘から腰痛を起こすこともあるし、腰痛から便秘を起こす事もあります。

 

腸で右側にあるものの病気と言えば、盲腸と呼ばれることの多い「虫垂炎」ですね。

 

この虫垂が炎症する原因に便秘があるんですよ。しかも虫垂炎の初期症状には腰痛もあるのです。便秘が直接の原因ではなくても、病気を挟んで、症状となってしまうのです。

 

そこで、今回は便秘と右側の腰痛症状をつなぐ病気、その解消法について、調べてみました。はたして、便秘と右側の腰痛をつなぐ病気は虫垂炎だけでしょうか?

 

 

 

便秘と右側の腰痛をつなぐ病気は虫垂炎?

cyou出典:http://allabout.co.jp/gm/gc/444670/

虫垂は、小腸の終わりの回腸と大腸の始まりの盲腸が接続した、回盲部と呼ばれる部分の大腸側の一番下に、虫のようにぶら下がっているものです。

虫垂は、なんのためにあるのか、ずいぶん長い間解明されませんでした。急性虫垂炎などは、破裂したら死んじゃうよ!と恐怖は植え付けられましたが、そんなに怖いものが、どうして腸にぶら下がっているのか、誰もわからなかったのです。

 

実際に、虫垂炎は、頻繁に耳にする、身近な外科手術を要する病気ですが、重篤化することも多く、穿孔性腹膜炎を起こしたり、敗血症を起こし、手遅れとなることもあるのです。

 

身近で怖いと言うのは、大変やっかいですよね。いつ起きるかわからないのに、起きたらすぐに対処しないと、死んでしまうかもしれないよ!と言うのです。

 

最近になって、虫垂は腸の免疫機能に影響があると言われています。また、腸内細菌のバランスをとってくれているのではないか・・・と言われてもいますが、まだわからないことが多いようです。

 

以前よりは、「切っちゃえ」「取っちゃえ」と言う、虫垂炎=切除と言う傾向は少なくなってきたようで、抗生物質などで、抑えられるものなら、出来る限り残すようになってきました。

 

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虫垂は、はっきりとした良さは、まだわからないけど、炎症さえしなければ、無害なのです。では、そもそも虫垂を炎症させてしまうものは、何なのでしょう。それにはいくつかの原因が考えられます。

 

虫垂炎は、腸内環境が悪いと起こる?

昭和の時代には、「スイカの種を食べると盲腸になる」などと言われましたが、これってあながち間違ってはいなかったようですよ。

 

これは、教えのようなもので、頭を柔らかくして考える必要がありますが、要は消化の悪いものを食べないように!と言うことです。スイカの種を食べた場合、硬い殻で覆われていて、消化できずに、便と一緒にでてきます。

 

戦後の日本は、食べ物が充実していないため、便秘になったり、腸炎で下痢を起こしたり、排便障害が悪化することで命を落とす子供が大勢いたのです。

 

便秘や下痢がちな子供が、消化できないスイカの種をたくさん食べた場合、もともと腸内環境の悪い中、腸の負担はさらに増え、ただれたり、炎症を起こします。それが虫垂に感染すれば、容易に虫垂炎になってしまいます。

 

また、もし虫垂炎になってしまったら、今のように救急車で総合病院へ連れていってもらって、即手術というわけには行かず、そこでも命を落としてしまう可能性があったのです。

 

なので、「スイカの種を食べると盲腸になるよ」とは、時代が生んだ親心の言葉ではないでしょうか。スイカの種を殻ごと大量に食べる人は、今の時代にはいないと思いますが、腸にとっては、同じ負担となっているものがあります。

 

それは、脂質です。時代は移り変わり、飽食の現代ですが、腸の負担はさらに大きくなっているようです。脂質を摂りすぎると、善玉菌は分解しきれず悪玉菌のエサとなり、腸内環境は悪化してしまいます。

 

また、ダイエットによる小食や偏食も腸内細菌のバランスを崩します。そして、今1番腸内環境を悪くしているのは、ストレスと言われています。

 

腸は第二の脳と言われるほど、精神的な影響を受けるのです。精神状態がバランスを失うと、腸もバランスを失います。そのため、自律神経失調症やうつ病になると、便秘を併発しやすいのです。

 

便秘が原因で虫垂炎に!そして虫垂炎の症状に右側の腰痛が!

便秘を起こして、腸内に毒素や毒ガスが充満すると腸が膨らみ、他の臓器や腸壁の血管を圧迫します。そのため、腸の粘膜が剥がれたり、出血を起こし、炎症を起こしてしまいます。それが、虫垂に感染すると、炎症を起こし、虫垂炎となると考えられます。

 

また、菌そのものが、虫垂に付着して感染することもあります。そして、虫垂の位置は右側にあるため、すぐ近くにある腰の筋肉は影響を受けやすく、右側の腰痛を引き起こしてしまうのです。

 

虫垂炎の初期症状は、右側の下腹部が激しく痛みますが、同時に腰も痛くなることがあります。中には、腰が先に痛くなることもありますが、これは人によって、虫垂の場所が前後していたり、膨満している腸の具合にもよるためです。

 

便秘と右側の腰痛を症状に持つ病気は上行結腸憩室炎も!

虫垂の上を真っすぐに伸びるのが、大腸の上行結腸です。そこに、憩室と言われる、風船状のくぼみができることを、上行結腸憩室症と言います。

 

この憩室症は、10人に1人くらいの割合で、見られる症状なのですが、便秘によって、腸内環境が悪化すると、毒素やガスが憩室に溜まり、炎症を起こしてしまいます。

 

また、虫垂と同じように、そこに直接菌が入ったり、液状の便が入り込んでしまうことでも炎症を起こします。腸がガスで膨らんでいる上、炎症を起こして腫れるので、右側の腰の筋肉を圧迫し、腰痛を引き起こしてしまうのです。

 

  • 大腸憩室

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出典:http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/doctor/ask/post_85.shtml 

 

便秘による右側の腰痛の解消法とは?

虫垂炎も、上行結腸憩室炎も病院での治療が必要になります。両方とも、放置すると、穿孔性の腹膜炎を起こす可能性があるためです。穿孔性の腹膜炎とは、突起部の炎症がひどくなり、穴が空いてしまうことです。

 

虫垂炎の場合は、「破裂」と言う言葉が使われますね。そうなると、腸内の菌が外部に流れだし、臓器不全や、感染菌が血管に入り、敗血症を起こし、死に至る可能性があります。39度以上の発熱がある場合は、穿孔を考えます。

 

虫垂炎の治療で、切除せずに抗生物質で散らす治療がありますが、この場合再発が考えられます。再発すると、ほとんどの場合切除することになりますが、再発を避けるためには、ストレスをためないことだと言われます。

 

これは、ストレスから便秘を起こす可能性が高いためです。まだ起こっていないことで、気をもんでも仕方ありません。ここは、気持ちを切り替えて、便秘にならないことを考えるようにしましょう。

 

また、上行結腸憩室炎も同じく、繰り返します。憩室症と言われた人や、一度憩室炎になった人は、便秘にならないように、十分に注意しなければなりません。

 

腸にくぼみがあれば、どうしても、そこに物は溜まりやすいため、炎症を起こすような悪い菌を作らないようにし、ぜんどう運動によって、便が滞らないようにしましょう。

 

そのためには、腸内環境を改善する必要があります。食べ物の嗜好を再確認し、腸に溜まりやすいものはなるべく摂らないようにします。

 

また、良質な睡眠をとり、免疫力を上げていきましょう。そして、十分な水分と食物繊維で、腸が栄養を吸収しやすいように、また良い便が形成されるようにします。

 

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ストレスを軽減させるためにも、運動不足は大敵です。座りっぱなしのデスクワークの人は、休日のウォーキングや、日ごろの簡単なストレッチなどで、体を動かすようにしていきましょう。

 

まとめ

便秘と腰痛は、お互いに影響してしまう部位です。距離が近いこともありますが、ストレスが原因の場合は、同時に悪化する場合もあるのです。

 

また、腸内細菌は100兆個と言われ、その重さは1kgもあるのです。

 

便秘を起こすと、さらに要らないものを抱え込んでいるので、腰は、それを常に支えていなければならず、いつ痛くなってもおかしくないのです。腸内環境を良くして、腸と腰を大切にしていきましょう。