強い感染力を持つロタウイルスは、主に乳幼児や幼稚園児などに多く発症します。

 

子供が発症すると大人にも二次感染しますが、大人はそれほどひどい症状は起こさないようですよ。でも人に感染させてしまう可能性はあるので要注意!

 

赤ちゃんの白色便にも大量のウイルスが入っていますよ。オムツの処理の仕方などにも注意が必要です!一体何に注意すれば良いのでしょうか?

 

 

 

ロタウイルスに大人が感染したときの症状は?

大人が発症するのは、家庭で子供が発症したさいの、二次感染がほとんどです。ロタウイルスもノロウイルスとともに、大変強い感染力を持っています。

 

ところが、ノロウイルスと違うところは、ほとんどの大人は、すでにロタウイルスに感染したことがあるという点です。そのため、抗体があり、症状は軽度なことが多く、寝込むようなことは少ないでしょう。

 

実際の、ロタウイルスの感染症状は、激しい下痢、嘔吐、発熱ですが、大人は、「ダルイかな・・・」「胸やけかな・・・」程度の症状の人がほとんどです。ただ、そのような症状でも、感染しているので、便からウイルスは排出されます。また、体力を落としていたり、疲れがたまっていると、子供と同じような症状になることもあります。

 

ロタウイルスの感染で下痢を起こすと、白い便が出るため、驚いてしまいます。これは、ロタウイルス胃腸炎は白色便性下痢症と言われていて、胆汁の分泌が悪くなることで便が茶色くならず、白っぽい便が出ます。この白い便がロタウイルスの特徴です。

 

ロタウイルスの潜伏期間はどれくらい?感染から完治までの日数は?

 

下痢や嘔吐、発熱が起こり、「ノロかな?」と思ったら、白い下痢が出たので「あっロタか」と言う感じです。ロタウイルスに、特効薬はなく、常温の水分をとり、安静にするしかありません。

 

大人がロタウイルスに感染した時に気を付けること!

ロタウイルスに感染したら、排便後の手洗いを十分に気を付けなくてはなりません。感染力はノロウィルスと一緒です。

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排便のたびに、石鹸で泡立てた後、30秒以上の洗い流しが必要
です。ロタウイルスは、エンベロープを持たないウイルスのため、アルコール消毒や石鹸での死滅はありません。

 

そのため、手洗いはウイルスを洗い流すことが目的です。石鹸をつけるのは、手に付いた菌がロタウイルスだけではないためです。このロタウイルスは、生まれたての乳児のいる家庭以外では、さほど除菌を徹底する必要はありませんが、一時家族中が下痢を起こす状態になる可能性がありますね。

 

小学生以上の子供なら、疲れた大人より、症状が軽いかもしれません。ただ、厄介なのは、便からウイルスが排出していると言う点です。大人も子供も、嘔吐症状がある時は、出勤や出席を控えた方が良いです。万が一外で嘔吐した場合は、その場にいる人に感染させてしまいます。

 

会社の同僚や、同級生の兄弟に、赤ちゃんがいる場合、感染させてしまうと、大変なことになります。赤ちゃんがロタウイルスに感染してしまうと、激しい下痢と嘔吐を起こし、かなりの確率で脱水症状を起こします。

 

脱水症状は大変怖く、手遅れになることもあるのです。そんな事態を、招かないように、自粛することも必要なのです。

 

また、自分が症状が軽いからと言って、最初のお風呂に入ってしまうと、家族全員が感染してしまいます。ウイルスを排出しているおしりには、ロタウイルスが存在していて、お風呂の温度では、死滅しないためです。みんなそれぞれに社会生活や学校生活があるので、感染させないように尊重し合わなければいけません。

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  • 感染→潜伏期間(1〜2日)→発症(嘔吐1〜2日)(下痢1週間)→回復

 

大人がロタウイルスに感染した場合に、気を付けるのは、徐々に治まってくる症状などではなく、感染を広げないようにすることなのです。

 

赤ちゃんがロタウイルスに感染したら!

家族に赤ちゃんがいる場合、ロタウイルスには十分に注意が必要です。免疫のない赤ちゃんは6か月〜2歳くらいまでに、ほぼ100%と言っていいほど経験する病気です。

 

そのため、感染を抑止するより、感染した際の、脱水症状に気を付けます。赤ちゃんに起こるロタウイルスの下痢は、安易に脱水症状を起こすほどひどくなる傾向です。

 

<赤ちゃんの脱水症状>

 

  • 唇が乾燥してガサガサしている
  • 不機嫌になる

 

この辺りは、中度の脱水症状ですが、胃腸炎を起こしていると、不機嫌なのは当たり前なので、唇の乾燥具合を注意深く観察しましょう。また、激しい下痢であっという間に重度になってしまいます。早めに病院に行った方が良いです。

 

  • 皮膚に弾力がなくなる
  • 目が落ちくぼんでくる
  • 泣いても涙が出ない

 

このような状態になったら、重度の脱水症状です。ただちに病院へ行かなくてはダメです。救急車を呼びましょう。脱水症状が現れる前に、赤ちゃんがグッタリしてしまうこともあります。また、ロタウイルスは痙攣や意識障害を起こすことがあるので、常に様子をみていましょう。少しでもおかしな症状が見られたら、深夜でも病院に行きましょう。元気がなくなった時は救急車を呼びます。

 

家庭なら、ここで大人が感染しても仕方がないとあきらめた方が良いです。また、下痢が続くと、おしりがただれて痛くなります。36度くらいのぬるま湯で優しく洗ってあげるとサッパリします。

 

赤ちゃんがロタウイルスに感染した時に気を付けること

赤ちゃんの様子はもちろんですが、外部にウイルスを撒き散らしてはいけません。そのため、おむつや、嘔吐物を処理したゴミはむやみに捨てないようにしましょう。ビニール袋を二重にし、ハイターを薄めたものをかけて、消毒してから口をしっかり縛って捨てます。

 

2Lのペットボトルの水にキッチンハイターをキャップ2杯分入れて、ハイター液を作っておくと、いちいち作らなくて済み楽です。

 

下痢症状は、徐々に良くなり、1週間ほどで、白から茶色に戻ってきます。ノロウイルスと違い、ロタウイルスは、脳炎を起こす可能性があります。決して高い数字ではありませんが、可能性はゼロではありません。

 

痙攣や意識障害も起こす事を考え、予防接種を考える親御さんも増えつつあります。ただし、初回の接種が、生後14週6日までと厳格に決められています。これは、副反応を少しでも減らすためです。

 

ロタウイルスのワクチンは効果ある?いつまで受けられる?

 

初回の接種が遅いと、腸重積を起こす実例が多々あり、ワクチン接種時期は慎重に決められていて、1日も変わることはありません。また、任意の予防接種のため、費用は自費となりますが、市町村により補助金が出ます。

 

まとめ

ロタウイルスは、およそ6歳以降の人は、だれでも1度は感染したことのあるウイルスです。そのため、大人は抗体をもっているため、感染してもさほどひどい症状にはならずに済みます。

 

ところが、弱っていたり、疲れていると、免疫力が低下し、子供と同じような症状を起こします。ロタウイルスは、特効薬がないため、水分をとって、脱水に気をつけ、安静にするしかありません。

 

症状が出なくても、感染していると、便からウイルスを排出しているため、排便後の手洗いは徹底させなくてはなりません。感染を広げない配慮が必要です!

 

免疫のない赤ちゃんが感染すると、その下痢、嘔吐の症状は激しく、白い水様便が、お米のとぎ汁のように出ます。

 

脱水症状には十分に気を付けましょう。赤ちゃんは、急に重症化することがあります。常に様子を見るようにしましょう。排泄物などの処理は、十分に気をつけ、他の人に迷惑のかからないように配慮しましょう。