ロタウイルスのワクチン接種は、あまり多くの人に普及していません。

 

まだ、発売されて間もない点や費用が高いこともその理由です。また、このワクチンの副反応には、腸重積を起こす可能性があると言うので、二の足を踏んでしまいます。

 

また、少しでも腸重積のリスクを下げる為に、ワクチン接種時期は、厳守されているのです。

 

そんな副反応で起こる腸重積と言う病気や厳しく決められている接種時期などを詳しくお伝えします。

 

 

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ロタウイルスのワクチンはどんなもの?

ロタウイルスに感染すると、激しい下痢と嘔吐を伴い、ノロウイルスとともに冬の感染症として怖がられるものです。

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主に、乳幼児から幼児の感染が多く、激しい下痢症状のため、脱水症状を起こしやすく、入院する乳幼児も多くいます。 ロタウイルスの下痢は、白い便が特徴で、以前は「白色便性下痢症」と呼ばれていました。

 

この白い便は、通常なら便に色を付けている胆汁の分泌が間に合わないことで起こります。それほど激しい下痢だと言う事です。さらに、ロタウイルスに感染すると、ロタウイルス脳炎を発症する可能性があります。

 

この脳炎を起こすと、繰り返す痙攣や、意識障害の症状が出て、そのうちの38%に麻痺の後遺症が残る統計がでています。 ロタウイルスはありふれたウイルスのため、大変かかりやすく、また重症化しやすいことから、ワクチン接種で予防したいと考えるご両親も多いのではないでしょうか。

 

ウイルス接種は、注射ではなく、経口ワクチンです。ワクチンは2種類あり

 

  • ロタリックス→グラクン・スミスクライン株式会社
  • ロタテック→MSD株式会社(旧万有製薬)

 

と、まだ発売されて数年のワクチンです。

 

そのため、まだ周知性が乏しく、また病院の先生から勧められることも少ないようで、知らない人もたくさんいるようです。ワクチンを接種することで、完全に予防することは出来ず、感染することもありますが、症状は軽く済みます。

 

また、ワクチンを体内に取り入れることで、ロタウイルスに感染した状態になり、副反応として軽い下痢、発熱の症状が起こることがあります。

 

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副反応で一番怖いのは、腸が重なっておこる、「腸重積症」です。これは、ワクチンを接種するさい、医師から必ず詳しい説明がありますので、初期症状に注意を払うことが必要です。ワクチン接種後に、不機嫌が続く、嘔吐などの症状があった場合は、すぐに病院に連絡しましょう。

 

ロタウイルスのワクチン接種で起こる腸重積症ってどんな病気?

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ロタウイルスのワクチン接種で怖いのが、副反応で起こる腸重積症です。

 

これは、ロタリックス、ロタテック両方のワクチンでも起こる確率は一緒です。 ただし、起こりにくい条件があり、両方とも、初回のワクチン接種を【生後14週6日】までと決めていて、1日でも遅れたら、接種できなくなっています。これは、少しでも腸重積症を起こす確率を下げるためです。

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腸重積症→腸重積とは、腸が腸の中に入り込むことで、起こります。主に、小腸と大腸の接合部(回盲部)が大腸に入り込むことが多いです。そして、それは大腸に巻き込まれながら、腸重部が深く入り込んでいき、重なった部分が血行不良を起こし、壊死していく病気です。

 

原因腸重積を引き起こす原因は判明していませんが、主に生後4か月から2歳までの乳幼児に多く発症します。ウイルス感染後や風邪のあとに起こると言われています。

 

男女比率は、2:1で男児に多く発症します。また、傾向として、比較的体格の良い男児に多く発症します。ウイルスや風邪に感染したさい、腸内のリンパ組織を刺激て大きく膨らみ、その部分から入り込んでいくと考えられています。

 

症状乳児の場合は、グズグズと機嫌が悪くなり、激しく泣いたり、嘔吐することもあります。症状の特徴は、上記の症状がいったん治まり、15分くらいすると、再び同じ症状を繰り返す点です。そして、だんだんグッタリしてきます。このような症状がある時は、大至急病院へ行かなくてはなりません。

 

放置すると、重なった腸の内部に未消化物などが溜まったり、締め付けられることで血流が届かなくなり、腸が腐ったり壊死を起こしていきます。症状のひとつに血便もあります。

 

ただ、初期では便の周りに粘液状の血が付く程度なので、血便がないから腸重積ではないと判断してはいけません。進行するにつれて、血便はドロッとした塊になって出てきます。

 

治療この腸重積は、発症から24時間以内の治療で、ほとんどが手術をせずに回復できます。また、72時間以内でしたら、まだ回復が見込まれます。バリウムを高い位置から流し、肛門に入れたチューブを通して注入し、圧をかけて腸を元に戻します。バリウムの移動を見ながら処置するので、小腸にバリウムが通ったことが、見て確認できます。

 

病院によっては、空気や生食(生理食塩水)を注入して回復をはかります。圧をかけて回復しないときは、手術になります。腸を直接押し出すことで、元に戻します。すでに腸が痛んだり、壊死を起こしているような時は、その部分を切除します。

 

経過腸が元に戻っても、10%の乳幼児に再発が見られます。最初の症状を良く覚えておき、同じような症状が見られた時は、すぐに病院に連れて行きましょう。再発は、2度3度と繰り返すことがありますが、2歳を過ぎるとだんだん再発しなくなってきます。

 

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腸重積は、初期の治療で元に戻すことが可能ですので、早めに気づくことが大切です。開腹手術になると、辛い思いをさせてしまいますので、様子がおかしいと思ったら、早めに病院へ行きましょう。

 

ワクチンを接種するための費用や時期は?

ロタウイルスのワクチン接種は、腸重積を起こすリスクを少しでも下げるために、早い時期に服用することが推奨されています。そのため、時期は細かく決められていて、ほとんどの病院で、1日でも遅れたら接種できなくなっています。ワクチンごとに見てみましょう。

 

ロタリックス<2回接種>1回12000円〜13000円×2回

1回目=生後6週以降、20週までに

2回目=生後10週以降、24週までに

 

ロタテック<3回接種>1回8000円〜10000円×3回

1回目=生後6週以降、24週までに

2回目=生後10週以降、28週までに

3回目=生後14週以降、32週までに

 

驚くほど高いです。お住いの市町村で、補助金制度が適用されていますので、確認してみてください。およそ6000円〜10000円の補助があると思われます。また、大人のワクチン接種はありません。それは、ほとんどの人が免疫を持っていて、症状の重症化が見られないためです。

 

まとめ

ロタウイルスは乳幼児に発症、さらに重症化するおそれのある胃腸炎です。以前は「白色便性下痢症」と呼ばれていて、下痢のさい、白い便が出るのが特徴です。

 

ロタウイルスに感染して起こる下痢症状は、たいへん激しいため、乳幼児は安易に脱水症状を起こします。また、痙攣、意識障害、脳炎を起こす可能性があり、予防のためにワクチンの接種があります。

 

しかし、そのワクチンで腸重積を起こす可能性が生まれるため、この判断は難しいものです。

 

かかりつけの医師と良く相談し、決める必要性があります。ワクチン接種をしても、100%感染しなくなるわけではなく、感染する場合もありますが、ほとんどの場合軽度で済みます。

 

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