急性胃腸炎には感染性の場合もあります。そのため ・何日くらいで治るのか(目安) ・何日くらいから周りに移さなくなるのか ということが大事なので、仕事はどれくらい休むべきなのか考えてしまいますよね。 あまり早・・・
「急性胃腸炎」の記事一覧
医療者が使用する「急性胃腸炎」という言葉は、大きく2種類の意味を持っています。
一つ目の意味は、ウイルスや細菌などによる「感染による胃腸炎」を指す場合で、特に、自然に改善するウイルス性の腸炎を指す場合が多いです。
もう一つは、「原因がはっきりしないが、急を要さない胃腸症状」を指す場合です。
・原因がはっきりしない胃腸症状(軽い腹痛や下痢や嘔吐)
・おそらく緊急性は低いと考えられる状態
の2つの条件を満たしているときに、しばしば医療者から、おそらく胃腸炎のたぐいだと思いますが・・というような形で使用される言葉です。
そのため、下痢が主体で、おなかの痛みがそれほど強くなく、悪化傾向でなければ経過を見てよいことがありますが、必ずしも感染による胃腸炎と診断しきれているわけではないことに注意していください。
このページでは、急性胃腸炎の原因になる感染による腸炎について解説します。
上から順に
・急性胃腸炎の原因となるウイルスや菌の特徴(診断された場合に見てみてください)
・症状がどのようになっていくか
・対処方法(食事や飲み薬)
・家族への感染対策
・仕事をどうするか
という内容を解説します。
ウイルスが原因で起こる急性胃腸炎
ウイルスによる急性胃腸炎では、ノロウイルスとロタウイルスが最も多いです。
ロタウイルス
ロタウイルスは3-5月ごろをピークに1月~5月ごろにおこる下痢のウイルスです。検査キットがあり保険適応なので調べることができます。
・ロタウイルスに感染するとどんな症状が出るか子供と大人の場合。
ノロウイルス
冬に流行する急性胃腸炎の原因です。
・ノロウィルスなどの感染性胃腸炎では下痢や嘔吐はいつまで続くか
・ノロウィルスの下痢は酸っぱい臭いや腐敗臭や回数など。個人差は?
・ノロウィルスの症状が出た!妊婦が感染したらどうしたら良いか?
・ノロウィルスで激しい下痢・嘔吐を伴う食中毒!その特徴とは?変異についても
・ノロウィルスに感染したら出勤停止はいつまで?その期間と家族の対処は?
そのほかのウイルス
・アデノウイルス
・エンテロウイルス
細菌が原因で起こる急性胃腸炎
細菌が原因で起こる下痢は、食中毒などの集団感染の原因となったり、海外旅行から帰ってきた後の下痢として発症することが多いです。こちらは、症状がごく軽い場合は急性胃腸炎と診断されることもあります。
重症になるケースもあるため、医師から「急性胃腸炎ですね」と言われても、血便や高い熱や腹痛の悪化などがあれば、早めにもう一度見てもらうとよいでしょう。
O157
・O157にかかったと思った時の対処法!普段からの予防策は?
・O157が迫っている!潜伏期間は子供だとどのくらいあるの?
今後掲載予定
ピロリ菌
時期で考える急性胃腸炎
感染性胃腸炎の原因は季節によって違う?夏に起きやすいものはどれ?
急性胃腸炎の症状
感染性胃腸炎で発熱!40度の高熱はいつまで続く?発症期間をさぐる!
対処方法
食事
感染性胃腸炎と食事の関係って?感染後の食事は子供と大人では対処が違う?
感染性胃腸炎の食事のタイミングは?いつからヨーグルトは食べるべき?
子供への対処方法
対処方法-薬など
感染性胃腸炎は飲める薬と飲めない薬がある?市販薬でも大丈夫?
家族への感染拡大対策
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