「腹痛の性質から原因を探る!キリキリ・ギュルギュル・突き刺すような痛み毎」の記事一覧

お腹が痛い、とお悩みの方のために…

 

しばらくして治ったけど、この痛みって大丈夫なのかな?
腹痛がなんとなく治ったけど、病院へは行かなくても大丈夫なのか…?

 

などといった腹痛は日常生活で時々見られます。もともとお腹の弱い方というのも、たくさんいらっしゃいます。このページでは、気になるお腹の痛みについて、

 

「こういう痛みなんだけどどんなことを考えたらいいの?」

 

を中心に解説していきます。

 

 腹痛のパターン

お腹の痛みといっても、いろいろな性状があります。だいたいのイメージですが…

①キリキリとみぞおちのあたりが痛む

②お腹全体がギュウと締め付けられるように痛む

③ズキズキと痛む。どこが痛いのか指でココ!と指し示すことができる

④下腹部がずーんと重く痛む

 

だいたい主な痛み方は、上の4つのパターンですね。もちろん、これ以外の痛み方もありますので、このパターンに無理矢理分類分けする必要はありません。①②③は胃腸の痛み、④は婦人科の痛みです。

 

キリキリとした痛み

キリキリと刺し込むような痛みは、だいたいみぞおちに感じることが多いです。みぞおちはちょうど胃がある部分。このような痛みは、胃に問題がある場合です。食べ過ぎで胃が膨らみ過ぎた場合や、急性胃炎・慢性胃炎が考えられます。

 

急性胃炎は、その名の通り発症が急に起こる場合です。アルコールの飲みすぎ、タバコ、または空腹時にコーヒーなどのカフェインが多く含む飲み物をたくさん飲んだ場合などですね。またロキソニンなどのNSAIDsに分類される痛み止めを飲み続けた場合にも起こります。その他にも、風邪などのウイルスによって引き起こされる急性胃腸炎や、強いストレスを感じた時にも、胃に絶大な影響を及ぼすのでキリキリとした痛みになります。胃酸分泌が多くて胃潰瘍になってしまう場合も同じ痛みです。

 

慢性胃炎は、痛みとしてはキリキリと激しく痛むことは少ないです。胃のあたりの重くて嫌な感じ、消化不良な感じが多いです。そして、急性胃炎は慢性胃炎に移行する病気ではありません。慢性胃炎の原因としてはヘリコバクターピロリ菌が有名です。そのため、除菌することで劇的によくなる病気でもありますので、慢性的に胃の具合が悪い方は病院へ行くといいかと思います。

 

 

 ギュウと締め付けられる痛み

お腹全体がギュウ…と締め付けられるように痛むパターンです。どこが痛いのかよく分からないけれど全体的に痛い場合です。この場合は、良くなったり痛んだりを繰り返すことが多いです。さっきまで痛かったのに、しばらく我慢していたら良くなった…そしてまた痛くなった、と間隔をあけて痛みます。

 

このような場合は内臓痛と言って、胃腸が過度に収縮することで起きる痛みです。胃腸は蠕動運動といって、定期的に収縮したり緩んだりして消化した食べ物を先に送り込む働きをしています。この蠕動運動がなんらかの原因で強烈に強くなってしまうために起きる痛みです。

 

例えば、便秘で腸がなんとかして便を外に出そうとして、過度に収縮してしまうとこのような痛みになります。また、お腹が冷えて自律神経が乱れたり、過敏性腸症候群というストレスにより引き起こされる病気でも見られます。食中毒や下痢の場合も、腸が強く収縮するためにこのような痛みになります。

 

この場合は、胃の動きを少し緩めるような「ブスコパン」というお薬が効果的です。この痛みは比較的強く、しばらくして治るようなら家で様子を見てても大丈夫ですが、長く続いたり痛みに我慢できない場合は病院へ受診するようにしてくださいね。

 

 ズキズキ痛み、どこが痛いのか指で指し示せる

上記の内臓痛とは違って、ここが痛い…!と分かる場合です。この痛みではぎゅう…と痛むことよりも、ずっとズキズキと痛みます。これを体性痛と呼びます。

 

例えば、急性虫垂炎で右下にある虫垂に炎症が起こり、その炎症が腹膜にまで及ぶとこのようなズキズキした痛みになります。最初は痛みの程度が弱く、あまり気になりませんがだんだん強くなってきたら病院へ行った方が良いでしょう。虫垂炎ばかりでなく、憩室炎や十二指腸潰瘍が重症化したりして、炎症が腹膜まで達する痛みは病院での治療が必要な場合が多いからです。

 

 

 下腹部のずーんと重い痛み

これは産婦人科疾患であることが多いですね。子宮の収縮する痛みや、卵巣や子宮の炎症が広がった痛みなどが上げられます。

 

一番多いのが生理痛で、子宮が収縮することで痛みます。ロキソニンといったNSAIDsが効果的です。ただ、痛みが強くて我慢できない場合は、下腹部を温めて様子を見て、治らないなら一度病院を受診すると良いでしょう。子宮内膜症や、もしかしたら子宮外妊娠といった重症な病気が隠れている可能性もあります。

 

 

総括

日常生活でよく遭遇するお腹の痛み。ストレスなどの心因性から、虫垂炎といった手術が必要になる痛み、胃腸ではなくて産婦人科系の痛みまで幅広い原因があります。

 

一番多い腹痛は、軽い胃炎など生活習慣を改善するだけで良くなるものですが、やはり心配なのは事実。気になる痛みがあれば、病院やクリニックを受診して医師に相談するようにしてください。

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