「腹痛の部位(場所)ごとに考える病気」の記事一覧

腹痛を起こす病気について

お腹が痛いと一口にいっても様々な症状があります。このページでは、「痛い場所」に注目して、どのような病気が考えられるのか解説しますね!

 

 

腹痛と腰痛(腰の痛み)を伴う場合

腹痛だけでなく腰痛も同時に起きることがあります。実は内臓の神経と腰の神経系が非常に近くにあるため同じ原因で同時に二つの場所に症状が出ることがあります(これを関連痛と呼びます)。

 

腹痛と腰痛を同時に伴う痛みの場合は胃潰瘍・十二指腸潰瘍 胆のう炎 胆石 肝炎 急性膵炎 心筋梗塞 尿管結石などが疑われます。特に心筋梗塞は胸の痛みと思いがちですが腰痛や腹痛が関連痛として強くでることがあります。腹痛と腰痛が同時に出た時は内臓疾患が原因の可能性がありますので早急に病院を受診するようにしましょう。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胆のう炎

急性膵炎

尿路結石

腸閉塞

腎盂腎炎

 

 

右下腹の痛み(右下腹部痛)の原因

右下腹部にある臓器は大腸や大腸の一部である虫垂、生殖器や泌尿器があります。右下腹部痛の原因はそれらの臓器の障害の可能性があります。右下腹部痛が出た場合は虫垂炎 大腸がん 大腸憩室炎 過敏性腸症候群 感染性腸炎 前立腺炎 卵管炎や卵管閉塞 子宮頸がん 子宮筋腫などが疑われます。

 

右下腹部痛が現れた時は痛みが持続する場合は特に要注意です。安静にしていても同じ場所が痛んだり、痛みが強くなってくるようならば病院を受診するようにしましょう。

虫垂炎

大腸憩室炎

大腸がん

過敏性腸症候群

感染性腸炎

前立腺炎

卵管炎

子宮頸がん

子宮筋腫

腸閉塞

子宮付属器炎

卵巣出血

子宮外妊娠

 

 

下腹部痛の原因

下腹部(下腹)には大腸や生殖器・泌尿器があります。下腹部の痛みといってもその部位が部分的なのかそれともお腹全体なのか?痛みは鈍いのか?下痢や嘔吐があるか?などによって様々な原因が考えられます。

 

下腹部痛で考えられる主な病気は、過敏性腸症候群 子宮筋腫 子宮内膜症 卵巣膿瘍 腸閉塞 尿管結石 膀胱炎 感染性腸炎などが疑われます。

安静にしていても痛みが強くなってきたり、吐き気や下痢などの症状が現れるようならば病院を受診するようにしましょう。これまでの1か月を振り返って妊娠の可能性がある人で特に強い痛みのある場合は、すぐに病院に行く必要があります(子宮外妊娠の可能性があるため)。

過敏性腸症候群

子宮筋腫

子宮内膜症

卵巣膿瘍

腸閉塞

尿管結石

膀胱炎

感染性腸炎

子宮付属器炎

卵巣出血

子宮外妊娠

骨盤内炎症性疾患(PID)

 

みぞおちの痛みの原因

みぞおちの痛みは食べ過ぎたり飲みすぎたあとは胃酸がですぎることでみぞおちの辺りが痛くなることがあります。このように思い当たることがあるようでかつ自然に改善するならいいのですが、思い当たることがなければ病気の可能性があります。

 

みぞおちの痛みが現れる主な病気は、胆石 胆管炎 肋間神経痛 心筋梗塞 急性胃炎 胃潰瘍 が考えられます。みぞおちの痛みが徐々に強くなってきたり、激しい痛み、吐き気や発熱、下痢がある場合は病院を受診しましょう。

胆石

胆管炎

肋間神経痛

心筋梗塞

急性胃炎

胃潰瘍

 

 

へそ周りの痛みの原因

へその周りは中腹部と言われ大腸や泌尿器・腎臓などがあります。軟便やごろごろとした痛みがある場合はウィルスなどの感染性腸炎が疑われます。

 

急にへその周りが痛み出し、特に痛みが強いような場合には腸閉塞 腹部大動脈瘤 虫垂炎 尿管結石・腎結石の病気の可能性があります。痛みが持続したり、発熱、吐き気などの症状をあわせて起こすようならば病院を受診しましょう。高血圧やコレステロールが高い方、糖尿病などのある場合では特に早めに受診しましょう。

腸閉塞

腹部大動脈瘤

虫垂炎初期

尿管結石

 

左上腹部の痛みの原因

左上腹部の下には膵臓、肝臓、大腸 腎臓があります。左上腹部の痛みはこれらの臓器の異常から痛みを感じることが多いです。

 

左上腹部に痛みを感じる主な病気は、急性膵炎 膵臓がん 尿管結石 などが考えられます。膵臓は沈黙の臓器とも呼ばれています。痛みが出るときは病状が進行している可能性もありますので痛みが継続しているときは一度病院を受診するといいでしょう。

急性膵炎

膵臓がん

尿管結石

憩室炎

胃腸炎

腎盂腎炎

 

右上腹部の痛みの原因

右上腹部の下には肝臓、胆のう、腎臓があります。右上腹部の痛みはほかの部位の痛みと同様にこれらの臓器の異常から痛みを感じることが多いです。

 

右上腹部に痛みを感じる主な病気は、急性肝炎 肝膿瘍 胆石 胆のう炎 尿管結石 腎盂腎炎 などが考えられます。

 

急性肝炎

肝膿瘍

胆石

胆のう炎

尿管結石

腎盂腎炎

骨盤内炎症性疾患(PID)(Fitz-Hugh-Curtis 症候群)

 

さらに心不全が起きると肝臓に水が溜まり肝臓が腫れることで痛みがでることがあります。右上腹部は横行結腸と上行結腸の折れ曲がり部分となっているのでガスが溜まりそのガスによって痛みがでることがあります。いずれにしろ痛みが続くようならやはり病院を受診するようにしましょう。

 

 

いずれの部位の腹痛でも、痛みが継続して続いたり痛みの場所が動いたり、痛みが和らぐタイミングがなく続いている場合や、さらに吐き気やおう吐、発熱、冷や汗などの症状をあわせて起こすようならば一度病院を受診するようにしましょう。

 

ページの先頭へ